屋根塗装や外壁塗装では「塗膜は厚い方がいい」なんて話がありますが、これは真実なのでしょうか。「ウチは4回塗りだから他の業者よりも長持ちしますよ」、「ローラーで塗るから塗膜が厚くなり、耐用年数が延びるんです」なんて業者もいます。もっともらしく聞こえますが、これが正しいとは限りません。
街の外壁塗装やさんは下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。これで塗料メーカーの想定する耐用年数を実現できます。下地の傷みが激しい場合は下塗り2回、中塗り・上塗りの4回塗りも行いますが、重ね塗りといってもせいぜいここまでです。これ以上の塗り重ねはデメリットはあっても、メリットはないのです。
皆様は塗料が完全に乾燥する時間をご存知でしょうか。メーカーの仕様書などでは外気温23℃の場合、24時間で養生を剥がすことができるとなっていることがほとんどです。これだと1日で完全乾燥してしまうと勘違いしてしまいますが、実はそうではありません。塗料によっても違いますが、塗料が完全に乾燥するためには6ヶ月程度の時間が必要なのです。
規定量の塗料を塗って6ヶ月程度ですから、これ以上に塗って厚みが増すとさらに時間がかかることになります。塗料は完全に乾いてしまうと薬品などに対しても強くなりますが、未完走の場合はかなり脆弱なのです。塩害ある場所、酸性雨が降る場所で塗膜が乾かないままだと寿命を極端に落とすことになります。いたずらに厚く塗っても塗料代が嵩むだけで、逆に耐用年数を短くしてしまっているケースもあります。
記事内に記載されている金額は2017年08月21日時点での費用となります。
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