海の近くと内陸部では当然、外壁塗装の耐用年数も変わります。また、日当たりが良い場所と悪い場所でも塗装の寿命は変わります。塗料を製造する各メーカーは海の近くや自社ビルで屋外曝露実験をしたり、機械を用いて人工的に何年もの耐候試験を繰り返す促進耐候試験を繰り返し、塗料の耐用年数や寿命を割り出すという努力を繰り返してきました。
屋外曝露試験が行われている場所は沖縄の宮古などが有名ですが、大きな塗料メーカーでも国内にせいぜい数箇所でしか行っていません。前述のようにあるメーカーでは自社ビルの屋上や壁面などを利用しています。離島を含めると東西南北に長い日本、各製造メーカーを疑うわけではないのですが、どの地域でも同じだけの耐用年数が期待できるというのはちょっと無理があるのではないでしょうか。
この問題を解決したのが鹿島建設です。同社では2008年からこの研究と開発に取り組み始め、2017年8月に外壁塗装の耐用年数を推定する技術を確立させました。紫外線や熱などで塗膜が酸化劣化したときに生成されるカルボニル基を指標とすることで、劣化度合いを図るのです。鹿島建設が凄いのは約100種類の外装塗料を全国45の地域で使用した場合の耐用年数の推定が可能だということです。新規の塗料に関しても促進耐候性試験のデータを下に耐用年数の推定が可能だそうです。
適切な時期に、適切なメンテナンスを行えるのであれば、環境にも優しいですし、建物も長持ちします。また、公共施設などの場合、税金の無駄遣いも防げるでしょう。これって本当に凄い技術です。
記事内に記載されている金額は2017年09月11日時点での費用となります。
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