安過ぎる外壁塗装のお値段、それって本当!?
秋や春といった外壁塗装のシーズンになると、新聞にも外壁塗装の広告が掲載されることがあります。仕事柄、どうしても目がいってしまうのですが、中にはびっくりするような値段設定になっているものもあります。お家の状況によって外壁塗装のお値段は上下するものなので一概には言えないのですが、どう考えても経営がなりたたないような値段になっているものもあります。およそ弊社の3分の1~2分の1というお値段です。付き合いのある同業他社に聞きましても、「ウチの3分の1~2分の1の値段、どう考えてもありえない」と言います。その広告を見たお客様から「地元の業者に見積もりを頼んだら、新聞広告の倍近い値段になっていてびっくりした」という相談を受けることもあります。
外壁塗装に使う塗料は人気の塗料が記載されている
日本が未だにデフレ傾向から抜け出せないとしても、値段の下限には限界があるはずです。「安い塗料を使っているんだろう」と広告を見てみますと使用塗料はパーフェクトトップと書いてあります。人気のラジカル制御型塗料で、性能を考えるとお値段は安めということができるのですが、普通のシリコン塗料と同じくらいの価格です。雨樋などの付帯部の塗装も含まれるとの記述もあります。お家の広さも一般的です。本当にこの値段であるなら、赤字になるはずです。
どうして安いかの理由はなし
広告に「先着○○名様限定」とは書かれていますが、ここまで安くなる理由はどこにもありません。かなり怪しいと思うのですよね。そもそも、新聞広告なのに「○○名様限定」の人数が少ないのが気になります。広告費用のことを考えたら、それ以上のお申し込みがないと会社が傾いてしまうと思うのですが大丈夫なのでしょうか。それに「○○名様限定」なのに数週間おきに継続的に広告が出ているのは何故なのでしょうか。「好評のため、お申し込み枠を拡大しました」などの文が添えられていれば理解に苦しむことはないのですが…
外壁塗装をご契約する時は相場を知ってからにしましょう
価格が安くなる理由として考えられるのが手抜きですが、これだけ安いとなると大胆な手抜きをしない限り、採算が合わないような気もします。契約してお金をもらって工事をしないという方法もあるのですが、さすがに犯罪を犯すのはリスクが高過ぎます。
おそらくですが、低価格でお問い合わせをしてもらい、「ごめんなさい、既にお申し込み枠がいっぱいとなってしまいました。せっかくお問い合わせをいただいたのですから、そういった方のために違うキャンペーンをご用意してあります。こちらも広告に負けないくらいお得ですが、やはり限りがあります」というパターンなのではないでしょうか。塗料のグレードを上げて普通の価格設定となるはずです。
あまりにも相場とかけはなれたお値段は何か裏があるはすです。外壁塗装をご契約する時は相見積もりを取って、相場を確認してからにしましょう。
記事内に記載されている金額は2017年09月27日時点での費用となります。
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