日本ペイントなどのパーフェクトトップを筆頭に最近人気のラジカル制御型塗料。この世に登場してからまだ5年程度の新参者ですから、よく分かっていない業者も多く、「シリコンとフッ素の中間くらいのグレード」と説明されることがよくあります。確かに耐用年数だけを見ると、13~15年超とシリコン塗料とフッ素塗料の間くらいに位置しています。分かりやすい表現なのですが、これは耐用年数をイメージしただけの説明であって、塗膜となる樹脂のことを説明しているものではないのです。
ラジカル制御型塗料はアクリル、シリコン、フッ素とさまざまなものがある
外壁塗装に使われる塗料は基本的にアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素に分けられます。これら、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素は塗膜の成分となる樹脂のことで、耐用年数の長さはこの樹脂製分に大きく依存しています。ご存知の通り、フッ素が一番耐用年数が長いのです。
ラジカル制御塗料にはメーカーによってさまざまな樹脂が使われています。
- パーフェクトトップ 特殊アクリル
- アレスダイナミックトップ シリコン
- アレスダイナミックMUKI フッ素
代表的な塗料を挙げてみました。アクリル、シリコン、フッ素とさまざまな樹脂のものが存在するのです。
そもそもラジカルとは塗膜を劣化させていく物質です。これを制御し、劣化を抑え、耐用年数を長くするから「ラジカル制御型塗料」なのです。略称なのかどうかは分かりませんが、『ラジカル塗料』と呼ぶ業者もいます。制御せずにラジカルを発生させる塗料なんて耐用年数がかなり短い塗料をイメージしてしまうのですが、どうなのでしょうか。そこまで気にする方も少ないでしょうが。
ちなみに光触媒塗料は外壁についた汚れを分解するためにラジカルを利用しています。光触媒塗料ならば汚れを分解するという意味でラジカル塗料と呼べるのではないでしょうか。
記事内に記載されている金額は2017年10月16日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。