人間の眼は赤・緑・青の3原色を見分けることができますが、他の動物はそうではありません。類人猿を除く、大部分の哺乳類は赤・青しか見えていないようです。最も視力に優れている動物は鳥で、人間には見えない紫外線も見ることができるようです。余談ですが、百舌のはやにえ(蛙などの獲物を枝に刺し、そのまま放置してしまう行為)は色の識別能力と風景に対して凄まじい記憶力を持っているから起こるという説もあります。一度記憶した風景はその色彩の細部までしっかりと覚えているがために、紅葉や落葉などで少しでも変化すると違う場所と認識してしまうそうです。
赤・緑・青を見分ける人間の眼ですが、特性として明暗によって色合いが大きく変わって見えるものとあまり変わらないものがあります。地名やそこまでの距離が記載されている道路標識が青いのは昼夜を問わず、見えやすいからです。赤は暗くなるとくすんで見えるため、夜は闇に溶け込みやすいと言われています。
ハッキリとした統計があるわけではないのですが、最も事故率が低い車の色は白、逆に高い色は赤なんてことも言われています。人間の眼の特性と関係しているだけに全くの嘘とは言い切れません。
店舗などの外壁塗装や外壁リフォームを考えた場合、メインの営業時間から外壁の色を決めても面白いと思います。赤をメインやテーマとするなら、その色が一番綺麗に見える昼間がメインの営業時間。青とするなら昼夜を問わずの営業時間、特に夜がメインとなるでしょう。24時間、アピールできる色というところが魅力です。
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