伝統や歴史、文化、時代の流行など様々なものに由来する色名、このページではJIS(日本工業規格)の慣用色269色の中から珍しく、普段、目にしないようなものを紹介しています。
新橋色は明るい緑みの青で、明治の終わり頃から東京の新橋芸者の間で流行色だそうです。今の新橋からは思い浮かべることはできませんが、ゆりかもめ新橋駅ではテーマカラーとして新橋色を採用しています。写真の右奥の「のりば」が新橋色です。
瓶覗はやわらかい緑みの青で、別名は「のぞきいろ」です。染物の藍染が由来になっており、一入染(ひとしおそめ、藍染は染を重ねて色を濃くしていく)の色がそれにあたります。写真は藍染の布で、左側のレースの部分がそれに近い色になります。
納戸色は強い緑みの青で、由来は納戸の暗がりや城の納戸に掛けた垂れ幕の色など諸説あります。藍染の中ではポピュラーな色のようです。写真は暗い納戸の様子です。
縹色は強い青で、こちらも藍染の中ではポピュラーな色のようです。写真左側の藍染が縹色に近い色になります。
新橋色は化学染料、瓶覗、納戸色、縹色は藍染にちなんだ色でした。ケミカルとオーガニックの対比が面白いですね。藍染は伝統的ながらも現在でも人気がある染色法で、手芸で染物をする方も多くいます。着物や藍染に詳しい方は瓶覗、納戸色、縹色は常識でしょうが、その他の人には難読であり、本当に色名なのか判断に迷ってしまいます。
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