自宅の屋根は、私たちの生活を守る大切な役割を果たしています。
特に屋根塗装は、屋根を長持ちさせるために欠かせないメンテナンスの1つです。
しかし、屋根塗装を行った後、意外に見落とされがちなのが「縁切り」の作業です。
この縁切りがなぜ重要なのか、その必要性と正しい実施方法について、見ていきましょう。
□屋根塗装で縁切りが必須な理由
屋根塗装を行うと、見た目の美しさだけでなく、屋根の防水性や耐久性を高められます。
しかし、この塗装が原因で水の排水路が塞がれてしまうことがあります。
1:排水の問題
塗装によってスレート同士の重なり部分が塞がれると、雨水が正しく排水されずに屋根に溜まります。
この状態が続くと、水はけの悪化が原因で屋根材が腐食しやすくなり、最悪の場合、雨漏りを引き起こす可能性があります。
2:雨漏りのリスク
雨水が屋根に溜まり続けると、屋根材の劣化を早め、内部に水が浸入することで雨漏りが発生します。
雨漏りは、家の内部構造に大きなダメージを与え、修繕費用がかさむ原因になります。
□正しい縁切り方法とその費用
縁切りは、塗装工事後に排水の流れを確保するために行う重要な作業です。
この作業は、専門的な知識と特殊な道具が必要であり、一般の人が自分で行うには難易度が高いため、専門の会社に依頼することが一般的とされています。
1:縁切りのタイミング
縁切り作業は、塗装が完全に乾いた後に実施するのが最適です。
なぜなら、塗料が乾燥していない状態で縁切りをすると、切り開いた排水路が再び塗料でふさがれてしまう恐れがあるからです。
専門家の間では、塗装完了後数日経過し、塗料が十分に乾燥した状態で作業を行うことが推奨されています。
これにより、効果的に排水機能を回復させられます。
2:費用について
縁切りの費用は、作業を行う屋根の面積や状態、選ぶ会社によって大きく異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度が相場となっています。
たとえば、30坪程度の家の場合、5~6万円前後が相場であるとされています。
この費用には、専用の道具を使った手作業での塗膜のカットや、職人が1日かけて行う作業費などが含まれています。
□まとめ
屋根塗装後の縁切りは、雨水の適切な排水を確保し、雨漏りを防ぐために非常に重要な作業です。
屋根のメンテナンスを行う際は、塗装だけでなく縁切りの必要性も念頭に置き、適切なタイミングでプロの会社に依頼することが大切です。
安心して長く住める家を維持するためにも、この縁切り作業の重要性を忘れずにいましょう。
記事内に記載されている金額は2024年04月04日時点での費用となります。
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