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軒天の出が短い建物のメリット
軒天の出が短い建物のメリットは、建築面積の制限を受けずに設計できることです。
建築基準法では、軒が外壁または柱の中心線から1mを超える場合、その先端から1m後退した部分は建築面積に含まれてしまいます。
そのため、土地の狭い都心部では1m以下の小さな軒を付けたり、軒のない建物を建てることが多いです。
また、軒の出がない建物はデザイン的にも好まれることがあります。
ただし、軒の出がない建物では降雨や風の影響が大きい地域では耐用年数が短くなる可能性があるため、環境によっては軒の出があった方が良いとされています。
軒天の出が短い建物のデメリット
軒天の出が短い建物にはいくつかのデメリットがあります。
まず、軒の出が短いと雨や雪が建物に直接当たりやすくなります。
これによって建物の外壁や窓、玄関などが劣化しやすくなり、修理や塗装の頻度が増える可能性があります。
また、軒の出が短いと日差しや紫外線から建物を保護する効果も低くなります。
これによって建物内部の温度上昇や色あせが進み、快適性や美観の面で問題が生じることがあります。
雨漏りのリスク
軒天の出が短い住宅は、雨漏りのリスクが非常に高いことが分かっています。
日本住宅保証検査機構による調査では、軒の出が短い住宅は軒の出が長い住宅に比べて約5倍も雨漏りしやすいという結果が出ています。
また、雨水の浸入箇所の7割以上が軒の出がほぼない箇所であることも判明しています。
軒の出が短い住宅は「軒ゼロ住宅」と呼ばれることもあり、外壁や窓に雨がかかるため、雨漏りの心配があります。
まとめ
メリット
・建築面積の制限を受けない。
・都心の狭い土地での建築が容易。
・デザイン的に好まれる場合がある。
・一部地域での耐用年数が短いことを除き、自由な設計が可能。
デメリット
・雨や雪が直接建物に当たりやすく、雨漏りリスク有り。
・外壁、窓、玄関等の劣化リスクが増大。
・日差し・紫外線保護効果が低下。
・建物内の温度上昇や色あせのリスクが増大。
記事内に記載されている金額は2023年09月15日時点での費用となります。
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