我が家の診断と対処法
1.基礎のヒビ割れ
建物全体を確認し、どこにどの程度のヒビが入っているのか確認してください。その際、普通の物差しでは、分かりにくいので、詳しく測るために、ホームセンターなどで「クラックスケール」を購入すると良いでしょう。細かいヒビと、大きく口を開いたヒビでは、原因が違うので、まずはきちんと把握することです。
一般的には、基礎はコンクリートで出来ています。打った直後から水分の蒸発で収縮が起こり、これが原因でひび割れが発生します。この場合表面だけのヒビと考えられますが、その他の原因として、コンクリートの強度不足、ずさんな基礎工事、軟弱地盤の影響、地震による影響などが挙げられます。
基礎部分はコンクリートと上に化粧塗りが施されている場合が多いと思いますが、上塗り部分のみのヒビ割れか、内部まで割れているかによっても対処の仕方が変わって来るので、よく確認する必要があります。
対処の仕方
基礎のところどころに細かいヒビがはいっている場合は上塗りのモルタルのヒビか、コンクリートの収縮によるものと見られます。化粧のモルタルで仕上げられている場合は、ヒビの部分を壊して、基礎自体にもヒビが入っているかを確認してください。タガネとかなづちを使って、軽く壊して下さい。
基礎自体には影響がなく化粧モルタルだけのヒビであれば、壊した部分のごみやかすを取り除き、モルタルで補修して完了です。ホームセンターなどで、補修用のモルタルは手に入ります。
基礎自体にもヒビが入っている場合、ヒビを詳しく見る必要があります。基礎の内外を確認するために、床下からの判断も有効です。内側から見て、外側のヒビと同じ場所にヒビが入っていないか確認しましょう。
外側だけにヒビが有る場合は構造的に問題はありませんが、細かいヒビといっても、放置すればそこから雨水が浸入し、基礎内の鉄筋を錆びさせることがありますので、補修の必要があります。
内外にヒビ割れが有る場合は本格的に補修をする必要が有ります。一般的にはヒビ割れ部分にそって、サンダーなどの工具を使ってV字にカットし、ある程度の幅をつくりそこへ補修材を充填します。そしてモルタルで最終仕上げをします。
材料はホームセンターでも調達可能ですが、ある程度の技術は必要になるので、専門の業者に依頼する方が無難かもしれません。
対処の仕方(大きく割れている場合)
軟弱地盤による不同沈下、基礎自体の強度不足、基礎の施工不良、地震による外からの力で起こる基礎のヒビ割れは大きく口を開いているような状態になります。
ヒビの位置を確認します。建物を半分に折るような位置に入っている場合、は地盤からの影響が考えられます。建物の重さに耐えられないようなヒビの入り方の場合は、施工不良や強度不足が考えられます。
コンクリートが破裂し内部の鉄筋が見えている場合は、基礎工事の施工不良が考えられます。このような状態の場合は自分で補修するのは困難なため、構造や地盤の専門家に相談し適切な処置をしなくてはなりません。
基礎のヒビと外壁のヒビが続いている場合は、構造的な問題がある事がありますので、専門家に調査してもらう必要があります。
記事内に記載されている金額は2018年04月02日時点での費用となります。
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