外壁のタイルは耐久性の長い建材として広く使われています。しかし、大気汚染の影響などで、汚れも気になる所です。地震などの外的要因でひび割れしたり、経年劣化で目地のシールが剥離したり、問題点も有ります。
範囲が大きくなれば専門業者に依頼するしかありませんが、小規模の修理程度は自分で、点検し補修は可能です。自分で出来るタイルの診断と補修方法をご紹介します。
1、汚れが付いてきた。
車の排気ガスや空気中のちりと言った大気汚染によってタイルも汚れが気になってくるところです。タイルは耐久性の長い建材として、広く使われていますが、手入れがいらないという事はないので、定期的にタイルの点検をしてください。
一番汚れが付きやすいのは目地に使われているシール部分です。シール材の種類によっては汚れが付きやす物もあります。対処法は中性洗剤で水拭きを行ってください。注意する点はあまり固いブラシなどでごしごしこすらないことです。あまり力を入れるとシール材が剥がれる恐れがありますので、注意しながら行ってください。
タイル本体も中性洗剤でブラシなどで水洗いして下さい。セメント目地の部分も同じように水洗いして下さい。タイル本体、セメント目地部分を先行し、最後にシール部分の洗いを行ってください。
近接する植木による湿気が原因の、カビの汚れの場合は木の枝を切る事で風の通りがよくなって、汚れが付きにくくなります。その他の原因で汚れが付きやすい状況にある場合は、根本的に解決する必要があります。
最近ではタイル用汚れ防止のクリヤー剤も有りますので専門業者に相談するという選択肢も有ります。
タイルの浮きや剥離がある。
タイルの接着の悪い部分が年数の経過により浮いてくる場合があり、最悪剥離、落下することが有ります。小規模な補修の場合は自分で対処できるのでやってみましょう。
まずは必要な物はホームセンターで調達可能です。タイル用ボンド、打音ハンマー、タイル目地材を用意します。まず打音ハンマーでタイルを軽くたたいて音の違いでタイルが浮いている部分をさがし、印しを付けて下さい。音が高い部分が浮いているタイルになります。
浮いているタイルが特定できたらマイナスドライバーなどを差し込んで撤去します。次に新しいタイルをボンドを付けて貼ります。乾燥後、目地材を塗ってスポンジなどで綺麗にふき取って終了です。
タイルにヒビが入ってきた。
モルタル下地の暴れや、凍害、地震などの外的要因でタイルにヒビが入る場合が有ります。まずは貼り替え用のタイルを用意して下さい。サイズと色を選定しなるべく近い色のタイルを用意します。タイルは廃版になっている可能性が高いと思ってください。同じものはほとんどありません。
ヒビ割れ部分にマイナスドライバーなどを差し込みタイルを剥がして下さい。後はボンドで貼り、目地材を塗ってスポンジなどで綺麗にふき取って終了です。
タイルの補修は剥がしの作業が一番のネックになります。接着が強いタイルを剥がすのは、素人では難しいので剥がしにくい場合は、専門の業者に依頼する必要があります。
記事内に記載されている金額は2018年04月09日時点での費用となります。
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