

地震などによる塀の転倒、倒壊の事故がよく聞かれます。これを未然に防ぐために、安全性の確認をします。
年に1度は塀に沿って歩き、全ての外観をチエックします。また、周囲に人がいないことを確認して、実際に塀を押して、ぐらつきが無いかをチエックします。
比較的大きな地震があった後は、変化がないか、その都度チエックしましょう。外観チエックでは塀が波打っていないか、傾いていないかを確認します。


コンクリートやブロック塀にひび割れている所は無いか、局所的に鉄さびのようなものが出ている所は無いかをチエックします。
金属系、木系の塀の場合は塗装が剥がれているところの確認、木部の腐蝕が無いかの確認をしましょう。塀にぐらつきが有る場合は、地震などで倒壊の危険性があるので早めの対策が必要です。
一般的にはブロック塀が多く使われていますが、ブロック本体や目地部分にヒビ割れが入る事がよくあります。
原因は、下部の擁壁や間知石に異常があって連続するブロックが沈下する事が挙げられます。また、地震によって、割れ目ができる場合も多く発生しています。
ブロック塀は簡単な基礎の上にいきなり組積していきます。基本的に組積造は地震に対して強いとは言えません。
使用される鉄筋も9mm筋以上が800mm間隔以内という基準ですから、弱いものです。異常が発生したら、その部分だけ補修すればいいという考えのもと施工されています。
大きな地震が発生したら、まず先にブロック塀が倒壊する可能性が高いので、地震の際にはブロック塀には近づかないことです。


ブロック塀の場合現在の基準通りに施工されていて、地震などの影響で、倒壊してもあまり保証を求められることも無いので、業者も施主もコストを掛けない方向で進んでいきます。地震大国としてはもう少し基準を厳しくしてもいいかなとも思います。
ただし、ブロックが土留めを兼ねる場合は、土圧で倒れてくる可能性があるので、経過観察が必要です。土留めは本来なら鉄筋コンクリートで施工するべきものですが、2~3段と低い場合、コストの問題で、ブロックの幅が150mm以上という条件で、ブロックで施工されるする場合もあります。
外構工事は建物が完成し検査が終わってから施工する場合が多くあります。特別な検査もないので、コスト優先で業者を選ぶ場合もあり、結果失敗することも有りますので注意が必要です。
記事内に記載されている金額は2018年04月26日時点での費用となります。
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