素地と下地の違い知っていますか?
あまり気にしてなくて気が付かない方も居るかと思いますが、
外壁の塗装を考えた時に出された見積書に書かれていた!という方も多いと思います
「下地調整」と「素地調整」という言葉。
パッと見たら同じ意味では?と思う方もいらっしゃると思いますが、実は違いがあるのです。
素地と下地の違い
◆素地とは?
何も塗られていないこれから塗装する面
鉄・コンクリート・木、様々な材料がありますが
それらになにも塗布されていない状態の面の事を
ここでは素地とお伝えしています。
◆では下地は?
これから塗装する面に以前塗装されている面。
基本下塗り→中塗り→上塗りの3工程で行われる
塗装工程でわかりやすく説明するならば、
・中塗り時の下地は下塗りした面
・上塗り時の下地は中塗りした面
ということになります。
良く聞くケレンとは?
※写真はケレン前の状態
ケレンとは主に鉄部(トタン・屋根・鉄階段)の汚れや錆を
塗装する前に落として塗装に適した状態にする作業です。
錆などを落とすだけでなく、
細かい傷を沢山つけることによって、これから塗布する
塗料の密着性を高める目的も兼ね備えています。
※ケレン後の写真。ケレン前より色んな箇所が剥がれています。
特に鉄部の塗装を行う際にはこのケレンが出来上がりに
とても重要な影響を及ぼしてきます。
きちんと下地処理がされていないと、錆止めや鉄部用塗料を
いくら塗布したところで耐久性に欠け、最悪の場合は
数ヶ月で塗装が剥げたり錆が発生したりしてしまいます。
ケレンの種類
ケレンには1種ケレン~4種ケレンまであります。
しかし一般戸建で1種ケレンを行うことはほぼありません。
基本的には3種~4種ケレンがメインになってきます。
ディスクサンダーなどの電動工具とケレン棒などの
手工具と併用しながら状態に合わせて必要なレベルの
ケレンを施し塗装に適した状態にしていきます。
ケレンは錆や汚れを落とすだけでなく、紙やすりなどで
細かい傷をつけて塗料の密着性を高める為にも行われます。
そしてケレンが終わったら錆止めを塗布していきます。
見た目に剥がれていない箇所も実はギリギリ
剥がれていないだけの事も多いのでケレンで
そうした劣化した塗膜も除去していきます。
ケレンで完成度は変わる。
錆止めが乾いたら上塗りしていきます。
写真はケレン前と後で紹介した写真のドアの塗装後の状態です。
同じドアとは思えないくらいキレイに仕上がっています。
この仕上がりにも大きく影響するケレン作業を今回は説明させていただきました。
ケレンと同じく重要な高圧洗浄についてはこちらをご覧ください。
https://gaihekishinwa-suita.com/column/koatusenjo.html
ある程度の知識を持って業者に依頼する事も大切。
外壁塗装をする場合色や値段ばかりに気が向きがちです。
それにプロが言ってるんだから素人の私達がとやかく言っても・・・
と少し疑問や不安があっても口に出せない人も多いと思います。
ですが中には悪質な業者も存在します。
なのである程度の知識を持ち、疑問は何でも聞きましょう!
お金のかかる大切な家の塗替えや工事です。
不安になって何が悪いんだ!位で良いと私は思います。
見積書の中にきちんと下地調整や素地調整などの項目が
入っているかも確認しましょう。
素地調整や下地調整は丁寧な作業が求められ、
尚且つ細かい作業も多く手間がかかります。
その為この作業をきちんとやらない業者も悲しい事に中には存在します。
きちんと処理されていない上にどんなに良い塗料を塗っても
耐久性が低くなったり、塗料の持つ効果がきちんと発揮されなかったり
パっと見ただけでは気が付かないトラブルが起きてしまう事に
繋がりかねないのでとても大切な工程の一つです。
記事内に記載されている金額は2018年05月21日時点での費用となります。
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