トップライトの種類
上空に向けての開口であるトップライトからの採光は貴重なものである。近隣が迫っている都市部の住宅においても、隣地建物への影響が少なく、採光性に優れているため、有効な採光手段である。
昼間のほとんどの時間に採光を得る事が出来るため採光性に優れている。壁面に比べて人の目線にとまりにくく、明るくプライバシーの保たれた室内空間を計画できるところが良い点です。
冬場は問題がないが夏は日射熱を取り込みやすいので、日射対策が必要になります。メンテナンスや雨漏りに対しての対策もしっかり計画しておく必要があります。
1、屋根形状により使い分ける
トップライトには、木造などの勾配屋根に適したものと、陸屋根に適したものがある。
勾配屋根
サッシメーカーから製品化されています。アルミ製のものや、アルミ外装とした木製のものもある。トップライトに防水用の立ち上がりとなる枠があらかじめ取り付けられているため、防水処理がしやすい。
屋根勾配は2寸程度から対応している。開閉形式は、フィックス型、押し出し開閉型、中軸回転型などがあり、手動式と電動式がある。
陸屋根
現場でつくられる防水の上に被せる形で取り付けられる。形状は水平なガラス面のフラット型、勾配の付いた切妻型、アクリルなどのドーム型がある。
開閉形式はフィックス型、片側開閉式、垂直開閉式などがある。採光目的だけでなく屋上への点検口として使用する場合もある。
窓の3倍の採光量。
夏の日射対策が必要。
トップライトは昼間のほとんどの時間帯で自然光を得る事が出来る為、壁面の窓に比べて採光効果が高いと言える。〔建築基準法では採光に有効な窓として、トップライトは壁面の窓の3倍の採光量が有るとされている)
隣地が密集している住宅地でも、障害を受けにくく、長期間室内に光を取り入れる事が可能です。しかし、これは同時に、夏の太陽の日射熱も取り込むことになります。
設置する位置によっては、十分な日射対策を検討する事が必要になります。
近年の住宅の勾配屋根用の製品では、遮熱性の高いアルゴン入り遮熱高断熱低放射複層ガラスや低放射トリプルコーテイング複層ガラスなど高断熱のガラスが標準装備されているものが多いが、電動ブラインドや電動ロールスクリーン、天井の室内側にルーバーなどを取り付ける事も効果的です。
風のとうり道を考える。
掃除がしにくいのが難点。
開閉式のトップライトは、上下の温度差から生まれる上昇気流を利用した煙突効果や屋根面を通る風の圧力差で、室内の空気の流れを作り、通風・換気量を高める効果がある。
通風、換気経路を検討し、計画的に設置を検討する事が望ましい。また、設置する場所の選定も大事な要素になるので、方角なども考えながら慎重に決定することが大事です。
トップライトのガラスは常に風雨に曝されているので、非常に汚れやすいうえに掃除が困難です。防汚対策として、アクアコートや光触媒コーテイングなど、セルフクリーニング効果を持つガラスの検討も必要です。
ガラスを透視性の低い型ガラスにするだけでも室内側からは汚れが目立ちにくくなります。ガラスは飛来物による破損も考えられるのでワイアー入りにすることです。
記事内に記載されている金額は2018年06月16日時点での費用となります。
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