そもそもタスペーサーとは?
上の写真のものがタスペーサーです!
結構薄いですよね(; ・`д・´)
これは屋根を塗装する前に、屋根材と屋根材の隙間に入れるものです!
大きさは横幅が9㎝ほどのものや6㎝ほどのものがあります!
2つの爪を屋根材に引っ掛けてしっかりと固定させます。
屋根材と屋根材の隙間が広い場合は爪が引っかかるように少し爪部分を曲げます。
効果は?
これを取り付けることによって塗装をしても屋根材と屋根材の間の隙間が埋まらなくなります!
(実は、塗り替え前のコロニアル屋根の重ね目ですが、若干ですが、隙間が空いています。
コロニアルは隙間を作るために表面に模様がついています。)
そのため毛細管現象を防ぎ屋根からの雨漏りを防止することが出来ます!
塗料で隙間を埋めてしまうと万が一屋根内に水が入った際の水の抜け道が塞がれてしまいますが、それを防ぐ効果もあります。
また、屋根内の湿気が外に出やすくなるため腐敗が起きづらくなり、屋根の長持ちにも繋がります!
毛細管現象って?
毛細管現象とは、表面張力などにより水が低い位置から高い位置に上がってくる現象の事です。
コップにストローを入れたときにコップよりストロー内の飲み物の高さが上になったり、万年筆をインクに近づけるとインクが万年筆に上ってくる現象がその例です。
結構身近にありますよね!
その現象がスレート屋根でも起きる場合が多くあります。ですが、タスペーサーで防ぐことができます!
毛細管現象が発生すると
毛細管現象が発生するとこのようになります。
明らかに雨水が排水できていないですよね…
屋根材にも大きなシミができていてかっこ悪いです…
では、この下はどうなっているのでしょう?
こちらが屋根材の下地の写真です。
衝撃写真ですねΣ(゚Д゚)
明らかに腐敗が進んでいる状態です。
これでは雨漏りが発生するのは当然ですよね…
雨漏りが発生すると緊急の対応になるためコストも多くかかってしまいます。
また、雨漏りが発生すると家の中にカビが生えてきます。ここまで腐敗すると多くのカビが出てきてしまうので大変ですよね。
タスペーサーを使うと
タスペーサーを取り付けることで、屋根の板と板の間に毛細管現象が起きないくらいの隙間を作る事ができるため、結果雨漏りの防止、湿気などによる屋根の腐敗の防止に繋がります!
よって先ほど紹介した写真のようになるのを防いでくれます!
スレート屋根の住宅には絶対につけておくべきものなのでぜひ一度ご自宅の屋根をご確認ください!
安心のダブル工法
タスペーサーの取り付け方法は大きく2つあります。
屋根の板の真ん中に1つ取り付けるシングル工法、板の両端に計2つ取り付けるダブル工法の2つです。
シングル工法は真ん中に1つしか取り付けないため板の両端が下がってしまい毛細管現象が起きる可能性があります。
ダブル工法は両端を支えるためしっかり隙間を作ることができます。そのため毛細管現象が起きにくいです!
弊社ではタスペーサーの取り付けの際は全てダブル工法で行っています!!
現場の様子
それでは実際の現場の様子を見てみましょう。
タスペーサーを取り付ける前にまずは下塗りを行います!
写真のような形でタスペーサーを取り付けます。
全て手作業行っていきます!
夏の暑い季節などは汗が止まりません(笑)
タスペーサーはホームセンターで買うと500個で大体1万円ほどです。
ひとつの現場で約1000~1500個使います。
そう考えると意外といいお値段ですよね…
この写真はタスペーサーを屋根材と屋根材の隙間に取り付ける前の様子です。
しっかり板1枚に対してタスペーサー2つのダブル工法で行ってますね!
ちなみに、タスペーサーはカーボンで作られているため人が乗っても壊れないほど丈夫です!
このように奥までしっかりタスペーサーを入れ込みます!
この後、この上に上塗りをかけていきます。
タスペーサーの上にも上塗りをかけることでしっかりとタスペーサーを固定させることが出来ます!
上塗り完了後もタスペーサーは抜き取りません。理由は屋根に傷ができてしまいせっかく上塗りまで完了させたのに仕上がりが悪くなってしまうためです。 安心してください!タスペーサーを抜かなくても悪影響はありません!
これで完了です!
先ほども少し触れましたが、雨漏りは発生した後に修理を行うと多くのコストがかかってしまいます。
タスペーサーを取り付けることでそれを未然に防ぐ事ができ、コストも大幅に削減できます!
少しでも雨漏りなどの心配がありましたら、タスペーサーを取り付けることを強く進めます!
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記事内に記載されている金額は2020年10月31日時点での費用となります。
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