建物の目地(継ぎ目)や窓まわりにはシーリング材が使用されています。
シーリングの役割としては、建物の防水性や気密性を保持するという役割があります。
シーリングの劣化
一般的なシーリングの寿命は3〜5年で、10年以上経過するとクラック(ひび割れ)が発生します。
クラックを放置すると雨水が建物の中に浸入し、建物の内部が腐食する可能性が出てきます。
※シーリングの劣化進行度※
軽度・・・硬化【劣化の進行度は軽い。触ると弾力がなく硬くなっている。】
中度・・・クラック【劣化が中度まで進み、クラックが発生している。】
重度・・・剥がれ,隙間【シーリングが剥がれ、雨水が建物内に浸入する可能性がある。】
最終・・・完全な剥離【完全に剥離し、シーリングがなくなってしまう。】
シーリングの施工方法
シーリング施工の流れとしては、
まず既存の劣化したシーリングをカッターなどで切り取り、ラジオペンチなどを使って除去します。
次にプライマーを塗布し、シーリングを重填する部分に沿って養生テープを張ります。
シーリングを重填したらシーリング用のヘラで押さえながら仕上げます。
最後に養生テープを剥がしたら施工完了です。
シーリングには「打ち替え」と「増し打ち」があります。
「打ち替え」は既存のシーリングを撤去し施工し直す為、
しっかり密着して雨漏りを防ぐことにも繋がります。
「増し打ち」は既存の上に重ねて施工するので、手間がかからない分安価です。
基本的に外壁のシーリングは「打ち替え」、窓まわりのシーリングは「増し打ち」が良いとされています。
外壁の種類によっては「増し打ち」が良い場合もありますので、
専門の業者に判断してもらうことをお勧めします。
塗料の高性能化に合わせてシーリング材も進化しています。
塗料の耐久年数に合わせてシーリング材を選ぶことをお勧めします。
記事内に記載されている金額は2019年12月31日時点での費用となります。
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