最終更新2024年2月14日
「シリコン塗料」とは、塗装現場でよく採用される塗料であり、耐久性とコストのバランスが優れています。
塗料は、成分によって特性や耐用年数、価格が異なります。 外壁塗装を検討している際には、「どの塗料が最適か」「業者が提案する塗料は本当に信頼できるのか」という疑問が浮かびます。
シリコン塗料の特徴や利点、欠点、おすすめの使用ケースや不向きなケース、注意点などを詳しく解説します。 外壁塗装をご検討中で、塗料の選択に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装で使われる塗料には、成分や仕様によってたくさんの種類があり、耐用年数や価格も違います。
「塗料の種類の違いが分からない」「どれで塗ればいいのだろう…」という場合、まずは塗料の種類について基礎的なところをおさえておきましょう。
主な塗料の種類
お住まいの外壁塗装でよく使われる塗料には、「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」などがあります。これは、塗料のなかに入っている樹脂を塗料名にしたもので、一般的に「塗料のグレード」と言われています。
また、これらの一般的な塗料に加えて、特殊成分が配合されたものや機能が付加された新しい塗料も増えてきました。
☑ 塗膜の劣化因子となる“ラジカル”をおさえる「ラジカル制御型塗料」
☑ 石油原料をカットした「ナノテクノロジー塗料」
☑ 100%アクリルの「ピュアアクリル塗料」
☑ 太陽熱を反射する塗膜を持つ「遮熱塗料」
☑ 建物内部への熱をおさえる「断熱塗料」
塗料の種類によって異なる「耐用年数と価格」
配合されている成分、そしてその成分の働きがそれぞれ違うため、塗料は種類によって耐用年数と価格が大きく異なります。
一般に価格が高いほど耐用年数が長いことが分かります。
一般に価格が高いほど耐用年数が長いことが分かります。
主な塗料の耐用年数と価格の目安
フッ素塗料 | 耐用年数 約13~15年 | 3,500円 ~ 5,000円/㎡ |
シリコン塗料 | 耐用年数 約10~13年 | 2,500円 ~ 3,500円/㎡ |
ウレタン塗料 | 耐用年数 約7~10年 | 1,800円 ~ 2,500円/㎡ |
アクリル塗料 | 耐用年数 約5~8年 | 1,000円 ~ 1,500円/㎡ |
シリコン塗料の特徴
さまざまな塗料があるなかで、特に人気があるのがシリコン塗料です。「塗料に迷ったらシリコンがいい」「シリコン塗料がおすすめ」と耳にすることもあるかと思います。
シリコン塗料は正式名称を「アクリルシリコン塗料」と言い、アクリル樹脂とシリコン樹脂が主な成分です。ただ、アクリル塗料という種類も存在しているため、「違いは何なのか?」と複雑に感じている人もいるかもしれません。
アクリル塗料はアクリル樹脂を成分としている塗料で、数ある塗料のなかでも低価格です。しかしながら、耐用年数が最も短く、現在では一般住宅の塗り替えで選ばれることは少ないグレードの塗料となりました。
塗装業界でシリコン塗料と言えば、正式名称「アクリルシリコン塗料」のことを指しています。つまり、アクリル塗料と、通称“シリコン塗料”のアクリルシリコン塗料とは別物なのです。
では、シリコン塗料が選ばれる理由は何なのでしょうか?
シリコン塗料の代表的なメリットは次のとおりです。
シリコン塗料の塗膜は硬いため、撥水効果があり汚れがつきにくい特徴を持ちます。雨や風によって運ばれる汚れもつきにくく、塗膜の綺麗な状態が長く続くでしょう。
7~10年の耐用年数と言われているウレタン塗料よりも寿命が長く、10~13年ほどの耐用年数です。
シリコン塗料は熱に強く、高温の太陽熱を受けても変化しづらい性質を持っています。また、光沢保持率も高いため、艶が長持ちします。塗装をしたばかりの綺麗な輝きが長く続くのもメリットです。
シリコン塗料は人気が高く、多くの新築現場・リフォーム現場で選ばれる塗料です。そのため、塗料メーカーでもラインナップが充実しています。
「さまざまなカラー」「性能の違い」「価格帯」など、ご自身の予算や好みの色合いに合わせた選択肢が見つかるでしょう。
どんな塗料にも同様に言えることですが、シリコン塗料にもデメリットはあります。
まず、安価なアクリル塗料やウレタン塗料と比べると価格が高く感じるでしょう。ただし、その分耐久性は高く長持ちしますから、コストパフォーマンスの面から見れば満足される方が多いです。
また、シリコン塗料は種類が豊富で選択肢が多いというメリットがありますが、反面、「種類が多過ぎてどれを選んだらいいのか…」という悩みにもつながるかもしれません。
単純に価格だけで選ぶと、せっかくのシリコン塗料のメリットが得られないこともあります。ご自身の状況に合った選び方のためには、さまざまな塗料の塗装に精通している塗装業者に依頼することが大事です。シリコン塗料の「塗膜が硬く耐久性がある」という特徴はメリットの反面、“硬さ”がひび割れを発生させやすいというデメリットでもあります。ただし、塗膜表面だけの細かいひび割れはそれほど大きな問題とはなりません。
シリコン塗料はほかの種類の塗料と比べるとどう?
シリコン塗料よりも安価なウレタン塗料と比べると耐用年数は長く、一方、シリコン塗料より高価なフッ素・無機塗料などと比べると耐用年数は劣ります。つまり、数ある塗料のなかでも「コスト・耐用年数」がバランス良く全体的に中間的存在となりコストパフォーマンスがよいと選ばれることが多いのです。
シリコン塗料は外壁塗装で定番と言える塗料。特に以下のような方におすすめできます。
コスパを重視したい人
お伝えしたように、シリコン塗料は「費用」と「耐用年数」のバランスが良い塗料です。「安い塗料を使うと耐用年数が短そうで不安…」「予算の都合上、高額な塗料は選べない」などの場合、中間的な位置づけのシリコン塗料を選ぶとコストパフォーマンスが良く安心です。
次の塗り替えまでのスパンを長くしたい人
ほとんどの外壁材は、定期的な周期で塗装メンテナンスをしなければなりません。ただ、耐用年数の短い塗料で塗装をすると当然、塗膜の劣化が早いため、次の塗り替え時期も早くやってきます。
紫外線や雨風の影響など環境によっても異なりますが、アクリル塗料やウレタン塗料と比べると、シリコン塗料は塗り替えのスパンを長めにできる塗料です。
最低でも10年はその家に住む予定の人
シリコン塗料は10~13年の耐用年数があるので、これからも長く居住予定があればシリコン塗料はおすすめできる塗料です。最低でも10年未満の間に、引っ越しや売却の予定がなければ、シリコン塗料をおすすめできます。
好みの色で塗り替えしたい
外壁塗装で、自分好みの色を選んでイメージチェンジしたいという方もいらっしゃるかと思います。たくさんの色から選びたいときは、ラインナップが豊富なシリコン塗料がおすすめです。
逆に、シリコン塗料が向かないケースもあります。
10年以内に建て替え、売却する可能性がある方
数年後、もしくは7~8年程度で解体や売却の予定があるときは、耐用年数の短い塗料でも良い場合があります。
耐用年数に合わせた塗料を選んだ方が、コストをおさえることができます。
耐用年数に合わせた塗料を選んだ方が、コストをおさえることができます。
モルタル外壁の方
シリコン塗料は弾性が低めなので、ひび割れが起こりやすいモルタル素材の外壁の場合、塗膜ごと割れてしまう可能性があります。モルタル外壁には小さな亀裂を埋め、ひび割れに追従できる弾性塗料がよく使われます。現在の外壁の状態をよく確認してもらい決めましょう。しかしシリコン塗料が絶対にダメということもありません。
外壁の状態や選ぶシリコン塗料の種類、正しい塗り方などに気をつければ、モルタル外壁でもシリコン塗料を選んでいる方もたくさんいらっしゃいます。「シリコン塗料に弾性を持った成分を加える」「下塗り材を外壁に合ったものに変える」などの方法があります。モルタル外壁にシリコン塗料を使った施工事例を確認したり、見積もり前の点検時に気になる点は確認すると安心です。
街の外壁塗装やさんでは、お住まいの状態をきちんと確認したうえで最適なご提案をしています。ご不安な点はお気軽にお声がけくださいね。
重ね塗りをしたい方
シリコン塗料の良さとも言える“撥水性”ですが、重ね塗りには注意しなければなりません。既存の塗膜の撥水性が邪魔して、新たな塗膜が付きにくい可能性があります。ただ、選んだシリコン塗料に適した下塗り材を選ぶこと、丁寧に塗装することなどに配慮すれば問題なく塗装が可能です。
重ね塗りでシリコン塗料を選びたいときには、経験豊富で腕の良い塗装業者に依頼しましょう。
シリコン塗料を選ぶときは、メーカー名や価格帯、色などの他、チェックしたいポイントがいくつかあります。
シリコン含有率をしっかりとチェック
前述したように、シリコン塗料は「シリコン樹脂」と「アクリル樹脂」とを化合したものです。しかし、“どのくらいシリコンが入っているか”というシリコン含有率は商品によって異なります。
シリコンが「ほんのちょっと」「たくさん入っている」のどちらの場合でも、名称は“シリコン塗料”です。
しかし、このシリコンの量によって性能がだいぶ変わります。安価なものを選んだ結果、シリコンがほとんど入っておらず、「シリコンのメリットが得られなかった…」というケースもあるのです。
シリコン含有率が記載されていないメーカーHPやカタログも多いため、お客様にとっては不安点となるでしょう。なかには「シリコン塗料」と謳いつつ、耐用年数が10年にも満たない製品もあります。
大手メーカーのシリコン塗料であれば知名度も高く信頼性もじゅうぶんです。
注意したいのは、
☑ 「我が社オリジナルのシリコン塗料」とすすめてくるケース
☑インターネットで検索しても見つけられない知名度の低いシリコン塗料を使われるケース
☑見積書に塗料の製品名を記載せずに、「シリコン塗料」とだけ記載するケース
などです。
訪問業者などの場合、安いシリコン塗料を使って「シリコン塗料なら安心」と売り込んでくる場合もあるので注意しなければなりません。
「水性塗料」と「油性塗料」の違いを知っておく
塗料は、何かで薄めて使わなければなりません。同じシリコン塗料でも、何を使って希釈するか?の違いで、水性塗料・油性塗料が存在しています。
水で薄める「水性塗料」
水性塗料は水で薄めるので、「環境への配慮がある・臭いが少なめ」というメリットがあります。塗装中も周辺に臭いが漂いにくく、子どもやペットがいるご家庭でも安心感があります。外壁塗装では、水性塗料がよく使われています。
シンナーなどの溶剤で薄める「油性塗料」
シンナーなどで薄める油性塗料は、臭いが気になるとも言われます。そのかわり油性塗料は密着性が高く、金属部分などの材質にも適しています。紫外線を浴びやすい屋根や付帯部には、油性塗料が使われることが多いです。
シンナーが弱めの「弱溶剤」、シンナーが強めの「強溶剤」というように、同じ油性塗料のなかでも特徴によって分類され、よりシンナー臭が気になるのは「強溶剤」ですが住宅にはほとんどの場合「弱溶剤」が使用されます。
「1液型」と「2液型」という違いもある
塗料は、「水性塗料」「油性塗料」から、さらに「1液型」と「2液型」とに分けられます。・ 塗料が入っている1缶で構成されている「1液型」
1缶だけで構成され、水もしくは溶剤を加えればそのまま塗ることができます。価格もそれほど高くありません。
ただし、金属部分には適しておらず、サイディングやモルタル、コンクリートなどが塗装可能な範囲です。
・ 塗料缶、硬化剤の缶の2缶から構成されている「2液型」
2液型は、2つの缶で構成されています。
主剤となる塗料の缶に、「水、もしくは溶剤」+「付属の硬化剤が入った缶」の両方を混ぜて使います。1液と比べると「硬化剤を混ぜる手間」や「当日に使いきらなければならない」という注意点もあります。
ただ、硬化剤を直前に混ぜるため塗膜が強固になるのはメリットです。
また、1液型よりも塗装可能な範囲が広く、サイディングやモルタル、コンクリートに加え、金属素材などにも塗装ができます。
屋根塗装の場合
紫外線の影響を直接的に受ける屋根は、外壁よりも塗膜が早めに劣化することが多いです。同じシリコン塗料を使っても、外壁と同程度の耐用年数が見込めない可能性もあります。
最近は、足場の組み立てが1回で済むため、外壁塗装と屋根塗装を同じタイミングで行う方も増えてきます。そのため、「次回の塗装タイミングも、屋根・外壁と同じく合わせたい」というご希望があるときは、屋根塗装により高耐久のシリコン塗料や、もっと耐用年数の長いフッ素塗料などを使うといいでしょう。
シリコン塗料施工事例
施工例1 :築28年屋根と外壁塗装、艶のある綺麗なツートーンカラーに
屋根塗装・外壁塗装・ベランダ防水 | 約113万円 |
使用塗料 | 屋根「サーモアイSi」 外壁「シリコンREVO1000」 |
保 証 | 屋根5年、外壁7年 |
外壁と屋根の塗装をご希望でお問合せをいただきました。以前にも塗装工事をされたことがあるそうですが、特に北西側では塗膜がぼろぼろと剥がれているのが確認できました。また、外壁コーキング周りの塗料がはじいてしまっています。コーキング処理後に塗装したと思われますが、コーキング剤(シーリング剤)と馴染んでいません。
本来、上から塗装をする場合は変成シリコンタイプのコーキング剤を選ぶべきですが、間違ったものを使用したようです。
屋根も経年劣化により塗装が剥がれていました。スレートは塗膜を失うと防水性が落ち、カビ・苔なども発生し劣化が進んでしまいます。雨漏りなどのトラブルを起こす前に塗替えが必要です。
屋根塗装には「サーモアイSi」という屋根用のシリコン系遮熱塗料、クールブラックを使用しました。下塗りの「サーモアイシーラー」も遮熱塗料ですのでダブルの効果がありますね。
2回塗りでまぶしいほどの艶が生まれました。「サーモアイSi」なら耐久性・耐候性も高いので艶が長く保たれます。
外壁も補修・下塗り後、使用したのはアステックペイント「シリコンREVO1000」です。シリコン成分を通常の約3倍含有しながら、とてもコストパフォーマンスに優れた塗料です。
2階はニュートラルホワイト、1階はマウンテンブルーで塗分け、さらに幕板や雨戸なども塗装しました。
ベランダ防水トップコートも塗りなおし完工です。これまでとは違う色に塗り替えたことでイメージががらりと変わり、新築のようにぴかぴかな見た目に生まれ変わりました。
施工例2 : サイディング外壁をシリコン系ラジカル制御型塗料で塗装
外壁塗装 | 約120万円 |
使用塗料 | 屋根「サーモアイSi」 外壁「プレミアムシリコン」 |
保 証 | 10年 |
サイディング目地のコーキングがひび割れしているとのご相談でしたが、築20年ほど経つということで、外壁と屋根の塗装もご提案いたしました。
屋根には遮熱塗料の「サーモアイSi」を推奨、そして外壁にはエスケー化研「プレミアムシリコン」をご案内いたしました。「プレミアムシリコン」はラジカル制御型塗料です。
ラジカルとは塗膜を劣化させる原因のひとつで、そのラジカルの発生を抑えるのがラジカル制御型塗料です。
お客様が悩みに悩んだうえでお選びいただいたカラーでしたが、イメージ通りに仕上がったとのことで良かったです。
施工例3 : 3階建て中古物件がまるで新築のように
外壁塗装 | 約95万円 |
使用塗料 | 「オーデフレッシュSi100Ⅲ」 |
保 証 | 6年 |
購入された中古物件を入居前に綺麗にしたいとのご依頼をいただきました。白い外壁は全体的に色あせ、雨だれ汚れやシーリング周りの黒ずみ(ブリード現象)も目立ちます。古く暗い印象を受けるので明るい色に仕上げたいとのご希望です。
下塗りには微弾性フィラーを使用しました。クラック(ひび割れ)の保護、新規クラック発生の抑制、そして高い防水性が期待できます。
「オーデフレッシュSi100Ⅲ」は、水性塗料なので臭いが少なく安心です。日本ペイントによる信頼の耐久性も持っています。
古めかしかった住宅が落ち着いたイエローに仕上がり、お客さまにもお喜びいただけました。
住宅塗装に使われる塗料は、含まれる樹脂の成分によって特徴や耐用年数、価格も変わります。さまざまな塗料があるなかでも、価格や耐用年数のバランスが良く、人気があるのが「シリコン塗料」です。
しかしシリコン塗料を選ぶにしてもたくさんのメーカーから販売されていて、価格帯もバラバラ。安いシリコン塗料を選ぶとシリコン含有率が低く、せっかくのシリコン塗料のメリットも得られません。シリコン塗料の塗装を熟知している塗装業者を見極めることも大事です。
また、同じ「シリコン塗料」のなかでも“水性塗料・油性塗料”や“1液型・2液型”など細かく分かれると違いがよく分からなくなってくるかもしれません。価格の安い高いではなく、目的や用途に合った塗料を適切に選ぶことが大切です。
外壁塗装は住まいの寿命とも関わる大切な工事なのに、塗料について知識がないまま外壁塗装をしてしまうと、後悔することも多いです。
街の外壁塗装やさんでは、お住まいの状況を考慮して塗料を選択しご提案いたします。ご希望があれば数種類のお見積もりをお出ししご検討いただくこともできます。
ご不明な点等はなんでもお問合せください。
シリコン塗料を外壁塗装で選ぶなら?
こんな方におすすめのまとめ
こんな方におすすめのまとめ
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塗料は含まれる樹脂の成分によって特徴や耐用年数、そして価格が変わります
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主な塗料の耐用年数は以下です
・フッ素塗料 ⇒ 耐用年数およそ13~15年
・シリコン塗料 ⇒ 耐用年数およそ10~13年
・ウレタン塗料 ⇒ 耐用年数およそ7~10年
・アクリル塗料 ⇒ 耐用年数およそ5~8年 -
価格と耐用年数のコストバランスが良く、選ばれることが多いのがシリコン塗料です
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シリコン塗料のメリット
・撥水性が高く耐久性が高い
・熱にも強く艶が長持ち
・多く使われるのでバリエーションが豊富 -
10年はその家に住み続ける予定で、コストパフォーマンスの良い塗料をご希望ならシリコン塗料がおすすめです
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同じ「シリコン塗料」でもシリコンの含有量が低いと十分なメリットが得られません。注意して選びましょう