外壁塗装における一般的な懸念は、塗料による臭いです。これは以前は避けられなかったものの、科学技術の発展により、臭いの少ない環境に優しい塗料が増えてきています。しかし、塗料の匂いを完全に消すことは今もできません。
外壁塗装を希望するが臭いが気になる方、近隣に迷惑をかけたくないと考える方へ、塗装時の嫌な臭いを軽減するための対策をご案内します。
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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塗装工事を行う際の塗料の嫌な臭いが気になる方へ
外壁や屋根、あるいはそれ以外の部分でも塗装を行えば嫌な臭いが発生するのは塗装工事を行う上でどうしても避けては通れません。近年の塗装工事で使用される塗料は昔に比べれば臭いも減りましたがそれでも気になる方は多くいらっしゃいます。
外壁と屋根の塗装工事どちらでも塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3工程で行われるのですが、実はこの工程によって塗料の臭いの強さが異なることはご存知でしょうか。
塗装の最初の段階として行われるのが下塗りという作業です。その際にプライマーやシーラー、サーフェイサーといった種類の下塗り塗料を使用し、中塗りと上塗りの工程で使用する塗料の密着性を高めます。下塗りで使用するプライマーやシーラー、サーフェイサーは臭いが気になるということはほぼありません。
私たちが実際にお客様のお住まいで塗装工事をさせていただく際にも「塗り替えの臭いが気になるかもしれないと聞いていたけど、思ったほどではないね」というようなお声をいただくこともあります。もちろん外壁材、屋根材の種類と使用する塗料の組み合わせによる違い等もあります。しかし外壁塗装にせよ屋根塗装にせよ下塗りよりも臭いが気になるのは仕上げ用の塗料を塗る中塗りと上塗りの工程なのです。
一般的な塗装工事では塗料を使うのは3日間です
一般的な面積の戸建住宅の塗装工事の場合、下塗り・中塗り・上塗りの工程はそれぞれ1日で完了する予定で工程は組まれます。つまり基本的な塗装工事の場合は3日間で施工が完了し、その中でも臭いが特に気になるのは中塗りと上塗りを行う2日間だけなのです。さらに中塗りと上塗りを行う際も、科学技術の進歩により臭いの心配が軽減されました。
塗装完了後の乾燥時も臭いはほぼ気にならないレベルです
昔の塗装工事のイメージだと「外壁や屋根塗装工事をすると完了後もしばらく嫌な臭いが残るんじゃないか」と思われるかもしれませんがご安心ください。
現在、塗装工事で使用される塗料は先ほど記載した通り、塗装中の臭いも少なく乾燥時の臭いがほぼ気になりません。それでも臭いに敏感という方は使用する塗料に臭いが少ないタイプを選択していただければ1日程度で臭いも気にならないというレベルに落ち着きます。つまり「臭いが気になる期間」というよりも「臭いが気になるかもしれない期間」は中塗りと上塗りの工程とその後の乾燥の1日の計4日間だけです。もちろん塗料の乾燥するスピードや気温などの環境、塗料の種類により多少前後することもありますが長期間にわたって気にしなければいけないということはありません。
この約4日間という日数は「わずか4日」と感じる方もいらっしゃれば「4日間も」と感じる方もおられます。臭いの感じ方は個人差によるものが大きいものです。この臭いを感じるかもしれない期間については当然、ご近所の方にも事前にお知らせしておかねばいけません。事前にお知らせされることなく嫌な臭いを感じたら少し嫌な気分になってしまいますよね。
塗料の臭いは住宅密集地ではない限りは近隣のお住まいへ届く前に空気中に散っていきます。しかし私たち街の外壁塗装やさんでは万が一臭いが気になるかもしれないということも考えて、どんな場合でも事前にお客様のご近隣の方にご挨拶に伺い具体的な塗装工事の工程と日数などの詳細についてご説明をしております。どのような立地でも安心して塗装工事をおまかせください。
塗り替えは臭いの発生期間を短く
臭いが気になるのが最短で4日と言ってもできるだけ気になる期間は短い方がいいはずです。また臭いの感じ方も少ない方が良いでしょう。
私たち街の外壁塗装やさんに塗装工事をご依頼いただくお客様の中にも臭いを気にされる方は多く、その際に「臭いの少ない塗料にできますか?」とご質問・ご要望をいただくこともあります。現在は科学技術の進歩により以前ほど塗料の臭いが強くはなくなってきたのですが、外壁塗装は何度もご経験されることではありませんから実際に臭いがどの程度のものなのか、ご不安ですよね。
そのように塗装時に発生する嫌な臭いが気になるという方はお打ち合わせの際に担当者にお伝えください。お客様のご要望に適した塗料を選択し、お客様とご家族、近隣にお住まいの方々のご負担が少ない方法での塗装工事を塗料や工程を含めてご提案させて頂きます。
ここからはそんな塗料の嫌な臭い問題を解決する対策の1つ目として臭いの少ない塗料の選び方をご紹介させていただきますので、よろしければ塗料選びの参考にご活用ください。
「F☆☆☆☆」の表示がある塗料は臭いが少ない塗料
日本のあらゆる製品の規格について定めている日本工業規格(JIS)や日本農林規格(JAS)では臭いの元となる物質の1つである「ホルムアルデヒド」の発散量によって目安となる等級を定めています。ホルムアルデヒドの発散量が最も少ない等級は「F☆☆☆☆」と表記され、この表記がある塗料は他の塗料と比べて臭いが少ないです。
最も臭いが少ない製品に表記される「F☆☆☆☆」はフォースターと呼ばれますが、このフォースターより例えば☆が2つ少ない製品は「F☆☆」ツースターと呼ばれて、☆が少ない製品はそれだけ臭いが強い製品となります。「臭いが少ない塗料で塗装してほしい」と担当者にお伝えくだされば「F☆☆☆☆」の塗料をお薦めしてくれるはずです。
ホルムアルデヒド放散等級表
F☆☆☆☆の塗料
塗料に含まれる揮発物の危険性を示す「F☆☆~F☆☆☆☆」
塗装工事に使用される塗料だけではなく、住宅の建築に使用される資材には様々な化学物質が含まれています。壁紙(クロス)や家具の接着剤にもシンナーとほぼ同じ有機溶剤の成分が含まれており、これがシックハウス症候群の原因の1つとされているのです。接着剤の臭いを嗅いでシンナーのようだと思ったことがある方もいらっしゃるでしょう。
このシックハウス症候群の原因となる物質が先ほども記載した「ホルムアルデヒド」です。学校や博物館で見る標本はこのホルムアルデヒドの水溶液であるホルマリンに浸すことで作られています。そんなホルムアルデヒドは人体に有害ですがクロスや家具の接着剤、塗料の粘度を保つために使われるシンナーに含まれており、ご住宅の建築には欠かせない物質なのです。
そんな住宅建築に必要不可欠なホルムアルデヒドですが、近年は健康被害との関連性も確認されているため発散量によって使用できる面積に制限が設けられています。
外壁や屋根塗装工事に使用される塗料は屋外使用専用というわけではありません。塗料の種類によっては内装工事に使用されることもあります。そのためホルムアルデヒドの発散量で使用可能な面積に制限が設けられているのです。
先ほども記載しましたがホルムアルデヒドはその発散量によって等級が分けられています。等級は☆が1つの「F☆」から☆が4つの「F☆☆☆☆」まで分けられ、☆が少ないほどホルムアルデヒドの発散量も多くなります。
塗装の際の嫌な臭いを減らすためにはホルムアルデヒドの発散が少ない「F☆☆☆☆」の表記のある塗料を選択することが塗装工事の際の臭いを減らす有効な手段と言えるでしょう。
外壁塗装用の塗料を室内で使用する際の面積制限は以下の通りです
臭いが少ない種類の塗料を選びましょう
ここまで塗装工事の際に発生する嫌な臭いの原因はホルムアルデヒドにあるとご紹介してきました。塗装工事で使用される塗料にはホルムアルデヒドを含むシンナーを溶剤として使用する油性塗料と水性塗料があります。油性塗料はシンナーを溶剤として使用するため臭いがキツくなりますが、水性塗料は水を溶剤としておりシンナーはわずかに含まれるだけなので油性塗料ほど強い臭いはありません。
さて、度々「溶剤」という言葉が登場しましたがこの溶剤というのは塗料に混ぜることで発色のための色素や塗膜の成分である樹脂を溶かすことができる媒体です。水性塗料は文字通り水を溶剤として使うため臭いが少ないのですが油性塗料は使用する溶剤に強弱があるため溶剤の成分によって臭いの強弱も異なります。
外壁や屋根塗装で使用される塗料を臭いの少ない順番で並べると以下の順になります。塗装時の臭いが気になるという場合には、より臭いが少ない塗料をお選びいただくことでお悩みの解決に繋がるかもしれません。
こちらの図で記載した塗料の中で、一般的な戸建住宅の外壁や屋根塗装で使用されるのは2液型弱溶剤塗料までのケースがほとんどです。強溶剤塗料が使われるのは錆が酷い鉄部への塗装か錆止め塗料としての使用、あるいは防水塗装程度で、一般住宅で鉄部を塗装する機会は少ないため強溶剤塗料を目にすることは少ないでしょう。そんな一般住宅の塗装に使用される弱溶剤塗料は油性塗料の中でも臭いが少ない方です。
それではなぜシンナーのようにきつい臭いの塗料を使用するのでしょうか。それは臭いが強いほど塗料の密着力も強いためです。
以前の塗料は強溶剤でなければ確かな密着力を得られなかったのですが、科学技術の進歩により弱溶剤でも充分な密着力を発揮できるようになりました。そのため塗料が密着しにくく定着もしづらい鉄や水に浸り続けるような箇所以外では強溶剤塗料を使用しなくなりました。これにより、外壁や屋根塗装工事で臭いが気になるというケースが減少したのです。
これまで記載してきた理由により外壁や屋根塗装工事の際に発生する臭いというのはそれほど気にしなくてよくなりました。
普段塗料に触れる機会の少ない方でも気にならないような、臭いの少ない塗料を選ぶことで塗装工事中も快適に過ごすことが可能になります。臭いの少ない塗料を選ぶためにもどういった種類があるのか、それぞれにどういった特色があるのかを抑えておくことで最適な塗料を選択することができるでしょう。
昔と違い、現在では塗装工事の際に発生する臭いもかなり少なくなり塗装工事も安全に行えるようになりました。塗装する業者も塗装を依頼する方も臭いについて以前ほど気に病む必要もなく気軽に塗装工事を行える時代になったのです。
しかしそれでも発生する臭いが心配という方に向けてここからは様々な対策と解決方法をご紹介していきます。
臭いが少ない水性塗料でなおかつF☆☆☆☆のものを選ぶ
環境や人体への影響についての関心の高まった現在、多くの塗料がF☆☆☆☆の等級を獲得しています。しかし等級という目安があっても臭いが不安という方もいらっしゃいます。 そういった方には臭いが最も少ない水性塗料の中でもF☆☆☆☆の等級を獲得している塗料をおすすめします。
臭いの少ない水性塗料とF☆☆☆☆等級の組み合わせであれば臭いが少なく安全性も高いためご安心いただけるでしょう。
しかし臭いの感じ方というのは個人差によるところが非常に大きく、「油性塗料は平気だけどF☆☆☆☆の水性塗料の臭いは苦手」という方も中にはいらっしゃいます。
塗料の臭いにも好き嫌いが存在し、人によって感じ方はそれぞれですので、使用予定の塗料がどういった臭いなのかをあらかじめ塗装業者に確認しておいた方が良いでしょう。
「F☆☆☆☆」の塗料は溶剤で判別可能です
先ほど臭いが少ない順番に塗料の種類を並べましたが、その種類は水性から2液型強溶剤までさまざまです。水性か油性か、1液型か2液型かの組み合わせでF☆☆☆☆かそれ以外の等級なのかを判別することもある程度は可能です。
水性塗料であれば1液型でも2液型でもほぼF☆☆☆☆等級で、油性は1液型弱溶剤であればほぼF☆☆☆☆になります。油性の弱溶剤でも2液型はF☆☆☆☆以外の等級の塗料が増えてきます。このように1液型と2液型、水性と油性で大まかにその塗料の臭いが多いか少ないかを判別できるのです。
気になる臭いをバラの香りにしてみましょう
比較的臭いの少ない水性塗料でも臭いが気になるという方もいらっしゃいます。そういった方には塗料特有の臭いを抑え、バラの香りを楽しめる塗料をおすすめします。
日本有数の塗料メーカーである日本ペイント株式会社が販売している「パーフェクトトップローズ」という製品は、水性塗料でF☆☆☆☆等級のため塗料特有の臭いが少ないのはもちろん、バラの香りがプラスされているため外壁塗装中はバラの香りを楽しむことができるのです。環境条件によっても異なりますが塗装開始からおよそ1~2週間バラの香りを楽しむことができます。
外壁塗装工事の間、臭いに悩むどころかバラの香りに包まれ、塗装工事が終わった後も美しくなった外観のお住まいでバラの香りを楽しめると考えると塗装工事も素敵に思えてくるのではないでしょうか。
日本ペイント株式会社のパーフェクトトップシリーズは高い耐久性で知られており、その中でも「ファインパーフェクトトップ」はF☆☆☆☆等級の油性塗料のため臭いが少なく、安心して塗装をご依頼いただけます。こちらにはバラの香りはありませんが、耐久性が高く臭いが少ないため広く塗装工事で使用されている塗料です。
外壁と屋根の同時施工で臭いの発生機会を減らしましょう
外壁と屋根、どちらも塗り替えが必要なタイミングに差し掛かっているようであれば1度の工事でまとめて塗装を行ってはいかがでしょうか。塗装工事を1回にまとめれば足場の仮設も1回で済むため費用の節約に繋がります。
外壁塗装と屋根塗装の工程は基本的には全く同じためそれぞれの塗装工事を別々のタイミングで行うと数年ごとに足場を組んで塗装をしてその都度塗料の臭いが気になることになります。しかし外壁塗装と屋根塗装をまとめて行ってしまえば10年に1度程度に工事回数が減らせるため臭いに悩まされる機会も減らすことができるのです。
さらに外壁塗装、屋根塗装それぞれに無機塗料のような耐用年数の高い塗料を使用すれば塗装工事を15年から20年に1度まで減らすこともできるため、その分臭いに悩むこともなくなります。昔は考えられなかった20年という長期の耐用年数も科学技術の進歩によりF☆☆☆☆等級の塗料でも実現できるようになったのです。
換気のために養生をしてもらい臭い対策をしましょう
普段、生活する中で窓を開け閉めして空気を入れ替えるという方も多いです。そんな方にとって塗装工事で窓を開け閉めできない期間があるとそれだけで不便でご不快に思われることでしょう。しかしそういった方々のために工事中も窓を開け閉めして換気ができるように養生をすることも可能です。
窓を開けて換気をしたい方は遠慮せずにその旨を塗装業者に伝えましょう。もちろん常に開け閉めできるわけではありませんが全く開け閉めできないという状態は解消されるため普段の生活とそう変わらなくなります。
窓の開け閉めができるよう養生してもらう際、作業する塗装業者に窓の開け閉めをしても問題ないタイミングを確認しておきましょう。天気によって工期がずれてしまい「開けられるはずの窓が開けられない」「開けられないはずの窓だけど開けられる」ということもあるからです。塗装工事の期間中は作業前と作業終了後に挨拶と報告が必ずあるためその際に窓の開閉をしても良い箇所やタイミングなどを確認すれば作業の邪魔にもならず窓の開け閉めが可能になります。
お客様自身で対策をとることもできます
臭いの少ない塗料を選択する以外にもお客様自身で臭いの対策をとることは可能です。換気をしたりマスクを使ったり消臭するなど手軽な方法で塗装作業時の臭いを軽減できますので塗料の臭いが心配な方はぜひ試してみてください。
換気が最も手軽です
塗装の臭い対策で最も手軽にできるのが換気です。窓の開け閉めや、換気扇やサーキュレーター、扇風機による空気循環など方法は様々です。人が出入りする玄関ドアなどは塗装工事中であっても養生をしながら開閉は可能なはずですのでそういった部分を上手に利用して換気を行ってみてはいかがでしょうか。
外壁塗装中でも換気ができるように養生をしてもらえば換気の効果はかなり高くなります。ただ換気というのはいくら換気扇やサーキュレーターなどで屋内から屋外へ空気を送っても、屋外の風向きや風の強弱によってその効果はまちまちなこともあり、屋外の天気に左右されがちな面があるものです。換気の効果をあまり感じなかったり、逆に塗料の臭いが強く感じるようなことがあれば換気は直ちに中止してください。
外壁塗装の臭いは建物の高いところより低いところに溜まりやすいと言われていますので1階などを中心に行うことで効果が高まる可能性もあります。
●塗装後の残り香が気になる際はベーキングアウトを試しましょう
塗装工事は既に完了しているのに塗料の臭いが気になる場合はベーキングアウトを試してみましょう。ベーキングアウトとは暖房で室温をできるだけ上げた後、換気扇やサーキュレーターなどで強制的に換気を行うことです。ただし夏場に暖房を使用したり冬場に暖かい空気を過度に排出することは健康上の問題になることもありますので天候や季節を考慮した上で行いましょう。
ほこりやタバコ、食べ物など室内の臭いを消臭する強い味方の空気清浄機ですが、外壁塗装に使用される塗料にはあまり効果がありません。なぜなら空気清浄機には塗料に含まれる化学物質の分解が難しいためです。空気清浄機ではいたずらに空気を攪拌して臭いを拡散するだけになりかねませんので試してみて効果がないと感じたらすぐに止めてください。
活性炭、消臭スプレーを使いましょう
市販されているマスクの中には活性炭が入っていたり臭いを吸着する物質入りのマスクもあります。市販品のため価格も数百円とお手頃なので塗料の臭いが気になった場合はそういったものを使用してみても良いでしょう。極端なものでは有毒物質を吸収する防毒マスクのようなものもあります。
ただ、一般的な戸建住宅の塗装工事の工事期間中に防毒マスクが必要になるようなことはまずありません。しかしそういった製品があると安心感が増すため用意しておくだけでも気分が楽になることもあります。
●シンナー用消臭スプレーを使用する
近年の科学技術の進歩により様々な消臭スプレーが開発されています。その中にはシンナーの臭い用の消臭スプレーまであるのです。インターネット通販で2000円から3000円で販売されていますので気になる方は試してみてください。
塗装工事中に旅行はいかがですか
塗装面積が広く塗装に何日もかかるという場合は塗装工事の期間中どこかに出かけるというのも選択肢の1つです。目の届かなくなることで様々な不安があるかもしれませんがそういった場合は、工事の状況を毎日決まった時間に電話等で連絡してもらうなどを事前に取り決めておくことである程度不安は解消できます。
朝の作業開始前と夕方の作業終了時、トラブル発生時に連絡をもらうようにしておけばトラブルにも対応できるので連絡をもらうタイミングとしてはおすすめです。工事期間中出かけるといっても臭いが気になるのは中塗りと上塗りの2工程と乾燥期間のみなのでそこまで長期的にはなりません。
私たち街の外壁塗装やさんでは塗装期間中にお客様がお出かけされる場合はメールや電話等お客様が希望される方法でご連絡を差し上げます。お客様がご不在でもご負担をおかけすようなことはありません。
外壁塗装中の生活で気になるポイント
窓を塞ぐ形になる養生やお住まいをぐるっと囲む足場の設置、外壁を塗っていく職人など塗装工事の期間中は何かと生活が変化します。そんな塗装工事期間中の生活で気になるポイントをご紹介します。
洗濯物を屋外に干しても大丈夫?
外壁塗装をしている期間中「建物の外に洗濯物を干しても問題はないのか」という点は家事を預かる方にとっては大変気になることでしょう。「外に干せないなら屋内で乾燥させる」「コインランドリーで乾燥させなきゃダメかも」などと考えると頭の痛い問題です。
また仮に屋外に干すことができても塗料の臭いが洗濯物に付いてしまうのではないかと考えると外干しも躊躇してしまいます。こういったことが心配になるという方はあらかじめ塗装業者と打ち合わせを行い事前に対策を決めておきましょう。
ただし、基本的に塗装工事中はベランダやバルコニーでの外干しはできないものとお考え下さい。足場の外側に庭がある場合はそういった場所で洗濯物を干すことは可能ですがその際、そちらに塗料が飛散しないよう別途養生をした方が良いでしょう。
外干しした際の臭い移りについては風向きがよほど悪いか風通しが極端に悪いなどの条件でなければほぼないと言えます。それでも気になるという方は部屋干しにするなどの対策をとると間違いありません。
赤ちゃんや小さなお子さん、ペットへの影響は?
赤ちゃんや小さいお子さん、ペットが暮らしているお住まいでも塗装工事は可能ですので、一時的に家を離れる必要などはありません。ただし赤ちゃんや小さいお子さんは大人より体が小さいため気を付ける必要はあります。それはペットも同様です。何にでも興味を持つ赤ちゃんや小さいお子さんが塗料を口にするなどの可能性もゼロではありませんので塗装工事中はお子さんから目を離さないようしてください。
人間よりも鼻が良いワンちゃんなどは個体差が大きいため塗装の臭いを気にするワンちゃんと気にしないワンちゃんがいます。体調が悪そうな場合は一時的にペットホテルなどに預けるといった方法も検討しましょう。
親身になって相談に乗ってくれる塗装業者に依頼しましょう
ここまで外壁塗装の臭いについて原因と対策をご紹介してきました。しかし実際塗装工事を行うといつから臭いが発生するのか、どのくらいに渡って臭いが続くのか、どのくらいの臭いがするのかなど気になることは数多くいろいろなことを考えなければいけません。
そういった塗装に関する悩みについて良い業者であれば臭いが心配と伝えれば臭いの少ない塗料を提案し工程についても工夫してくれるでしょう。
そして塗装工事をすることが決定したら塗装業者が工事予定日などを詳しく教えてくれます。臭いや人体への影響などの不安があるからこそ相談に親身に対応してくれて工程や塗料などについてもしっかりと説明してくれる業者を選ばなくてはいけません。
私たち街の外壁塗装やさんはお客様のご不安や心配事をできるだけ取り除けるよう常に努力しています。相談、点検は無料ですので塗装工事をご検討中の方やご不安やご心配な点がありなかなか塗装に踏み切れずにいるという方は私たち街の外壁塗装やさんにご相談ください。
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塗装工事で気になる臭いは仕上げの中塗りと上塗りの工程で発生します
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一般的な戸建住宅の塗装工事の場合、中塗りと上塗りの工程はそれぞれ1日です
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塗装工事完了後、臭いが残る期間は塗料によって異なります
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塗装工事で発生する臭いを抑えるには臭いの少ない塗料を選ぶことが重要です
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臭いが少ない目安であるF☆☆☆☆等級を取得している塗料を選びましょう
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使用する溶剤の種類によっても発生する臭いの強さは異なります
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最も臭いが少ない塗料は水性塗料のF☆☆☆☆等級です
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塗料は溶剤の種類によりF☆☆☆☆等級のものとそれ以外に分かれます
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バラの香りがする塗料もあります
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外壁と屋根の塗装を一度に行うと臭いが発生する回数を減らせます
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窓の開け閉めが可能な養生をしてくれる業者もいます