外壁塗装には、春や秋冬が特に適しています。この中でも4月は、温度、湿度、日照のバランスが取れており、塗装作業には理想的な月です。逆に、梅雨や熱い夏季は通常、塗装作業には不向きですが、これが必ずしも不可能ではないということです。
すべての塗装工事が事前計画通りに進むわけではありません。気候条件に加え、作業品質を大きく左右するのは、業者選びです。
お住まいの塗り替えを考える際は、季節との関係を理解しましょう。このガイドが、適切なタイミングの選択に役立つでしょう。
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外壁塗装・屋根塗装に関する季節や時期のお問い合わせは多いです
多くのお客様が塗装をする前に、天候について気になることが多いようです。
屋外で行われる塗装工事は、暑さや寒さ、雨風、乾燥などの気象の変化と大きく関わりがありそうですよね。
日本は東西南北に伸びた形をしています。そのため、最北端と最南端とでは気候もだいぶ異なります。今回の記事では、一般的な気候である温暖湿潤気候をもとに塗装との関係を詳しく見ていきます。
●塗装中にエアコンは使ってもOKです
塗装する場合はエアコンを使っても問題ないような養生も可能です。エアコンを使っている時期の塗装でも養生に工夫をしますから、問題なくエアコンを使うことはできます。ただ、塗装業者に念のため、事前に確認しておくと安心です。
エアコンの室外機のほか、窓も養生します。「窓を開けられないと困る」というケースもあるかもしれません。養生をすると窓の開閉が難しくなりますが、事前に「ここの窓を開けたい」「この時間帯だけ開けたい」などのご要望をお伝えください。できるかぎり、お客様のご要望に沿って、お打ち合わせをしながら進めていければと思います。
専用カバーを使うのでエアコンの使用も可能
玄関を養生した場合でも出入りは可能です。鍵を入れられるように鍵穴は覆いません。お客様の普段の生活に支障がないように養生をしてまいります。
●「寒い」「暑い」「湿気」は塗装に影響するの?
上記の条件の場合、塗った塗料は硬化にかなりの時間を要し、塗装作業が進みません。
高い気温の場合はどうでしょうか。塗料メーカーでは温度が高いときの条件は特に明記されていません。ただ、「40℃超えの気温では乾燥が早過ぎて作業しづらい」という現場の声もあります。また、太陽の熱を直接的に受ける屋根塗装では「表面が60℃を超えるとすぐに乾燥してローラーが引っ掛かる」とも言われています。
次は、冬場の塗装についてです。先ほどお伝えしたように、冬は気温が下がり塗装はしづらい気象条件です。結露が起これば塗れませんし、そもそも太陽が出る天気の良い日であっても日照時間は短く、他の季節と比べると暗くなるのが早いです。1日における作業内容の進み具合は遅くなってしまうでしょう。
これらを総合的に考えると、気温は暑過ぎず寒過ぎず10〜30℃ほど、そして湿度は75%以下が塗装できる気象条件と言えます。
ただし、この条件は絶対的ではないため、豊富な経験や現場の状況などを見極めながら対応できる塗装業者もいます。経験豊富な業者に頼むことが理想的です。
●雨の日の塗装は難しい?
多くの方が「雨の日の塗料は難しそう」と考えているかと思いますが、やはり雨が降れば塗装は湿度の条件的にも好ましくないのです。現場では、朝に雨が降っていなくても天気予報で「雨」なら作業をしないこともあります。基本的に雨の日の施工はできません。工期は後ろに伸びてしまうでしょう。
塗装期間中は、何かと慌ただしい気持ちになりますから、「できるだけ早い期間で塗装工事が終わればいい」と思うかもしれません。とは言え、雨降りには仕上がりの観点からも無理に作業できませんからご了承ください。高圧洗浄の工程は雨が降っても行うことは可能です。お客様のスケジュールなども考慮しながら、雨が続く時期の塗装の際にはゆとりのあるスケジュールでご案内しています。
ここまでお伝えしたように、天気や気候が塗装に影響を及ぼすのは事実です。ただ、塗り方や希釈率などに気を使いながら作業ができるケースもあります。積雪が多い雪国、気温が極端に寒い日、雨が降っている日は、塗装は基本的に難しいですが、それ以外であれば基本的に年間を通して塗装をすることは可能です。
スケジュールに余裕を持ち、無理のない工程を進めていけるような塗装業者に依頼することが大事です。
それでは、できるだけスケジュールを崩さずに外壁塗装工事が進む季節はあるのでしょうか。
次に、気象庁が発表した東京の過去30年分の平均値データ(1991〜2020年)をもとに、季節ごとにチェックしてみましょう。
東京は比較的穏やかな気候で、日本の平均的な気候と言われています。ただ、近年はヒートアイランド現象が見られるようになり、夏は日中だけでなく夜間も暑く“熱帯夜”も増えています。冬は比較的温暖で、寒さの厳しい冬日が少なくなっている傾向にあります。
※出典: 気象庁
塗装に最適な季節 月別早見表
3月(弥生)
平均最低気温
5.0℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
10.3日
平均最高気温
14.2℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪)
0日
日平均気温
9.4℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
10.3日
平均降水量
116.0mm
湿度
57%
平均降雪量
0cm
平均月間日照時間
175.3時間
3月の外壁塗装・屋根塗装は?
最低気温の平均値は5.0℃ですが、日中はもっと暖かくなります。作業するのは、最低気温よりも高くなった時間帯ですから、作業にほとんど影響しません。
春の季節は、穏やかで塗り替えも行いやすい時期と言えるでしょう。
4月(卯月)
平均最低気温
9.8℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
10.9日
平均最高気温
19.4℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪)
0日
日平均気温
14.3℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
10.9日
平均降水量
133.7mm
湿度
62%
平均降雪量
0cm
平均月間日照時間
178.8時間
4月の外壁塗装・屋根塗装は?
3月と比べると、4月は降水量がやや増えます。日照時間が増えるので、塗り替え作業がしやすい時期です。4月に入って新年度になると、引っ越しされる人も増えます。新しい生活のスタートとして、お住まいのリフォームを考える方も多いです。4月になると塗装業界でも繁忙期に突入します。塗装を検討する方は、早めに塗装業者に見積もりや点検を依頼しましょう。
5月(皐月)
平均最低気温
14.6℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
11.1日
平均最高気温
23.6℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪)
0日
日平均気温
18.8℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
11.1日
平均降水量
139.7mm
湿度
68%
平均降雪量
0cm
平均月間日照時間
179.6時間
5月の外壁塗装・屋根塗装は?
4月に引き続き、塗装にはぴったりな季節です。ただ、5月になると大型連休を挟むため、業者によっては連休が続くでしょう。中にはゴールデンウィークでも対応が可能という塗装業者もいるため、探してみるのもお勧めです。後半になると雨が降る日も増えますから、5月に塗装をしたいときは早めに問い合わせをすることをおすすめします。
春の総評
春は塗装をするにはぴったりな季節です。「まだまだ冬の余韻が残っている3月」、「雨が降り出す5月下旬」、「連休が続く4月下旬から5月上旬」と考えると、4月上旬~中旬ごろが塗り替え時期の理想と言えるでしょう。ただし、多くの方々が塗装を考える時期でもあります。混み合う前に早めの計画をすることをおすすめします。
6月(水無月)
平均最低気温
18.5℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
12.8日
平均最高気温
26.1℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪)
0日
日平均気温
21.9℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
12.8日
平均降水量
167.8mm
湿度
75%
平均降雪量
0cm
平均月間日照時間
124.2時間
6月の外壁塗装・屋根塗装は?
6月と言えば、梅雨の季節ですよね。これまでの過去の気象データを見ると、関東地方では6月8日頃に梅雨入りするのが平均的です。雨が降る日が続くため、「日照時間の減少」と「湿度が高い日」が見られるようになります。ただ、一般的に梅雨時期でも「空梅雨」であることがあり、外壁塗装ができないほどの影響はではありません。そのため、塗り替えを考えても良い時期と言えます。
最近の塗料は進化しています。事前に「雨が降る可能性」を考えてゆとりのあるスケジュールを組めば、問題なく塗装を行うことが可能です。
また、「梅雨」に関してですが、一般的に北海道は梅雨がないと言われています。ただ、北海道の南側では梅雨のように長い雨が続く「蝦夷梅雨」と呼ばれる気候も見られます。雨量は極端に多くはありませんが、6月中旬から2週間ほど雨が長く続きます。この影響を受ける北海道の南側は、外壁塗装には向かない時期となります。
本州以南においては梅雨であっても快適な気候ですので、問題なく塗り替えを行うことが可能です。
7月(文月)
平均最低気温
22.4℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
12.0日
平均最高気温
29.9℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪)
0日
日平均気温
25.7℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
12.0日
平均降水量
156.2mm
湿度
76%
平均降雪量
0cm
平均月間日照時間
151.4時間
7月の外壁塗装・屋根塗装は?
関東地方は、データから見ると7月19日頃が平均的な梅雨明け日と言われています。7月中旬までは天候が思わしくない日が続きます。
最も湿度が高くなる時期のため、そもそも塗装に関するお問い合わせも減ってくる傾向にあります。ただ、雨が降っても高圧洗浄はできますし、天候の回復する日があれば塗装をすることもできます。スケジュールに余裕を持っておけば、この時期でも塗装工事には問題ありません。
そもそも依頼が少ないため、塗装業者側でも点検や見積の日程調整をスムーズに対応してくれる可能性があります。工期に余裕を持てるのであれば、むしろお勧めの時期でもあります。
8月(葉月)
平均最低気温
23.5℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
9.4日
平均最高気温
31.3℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪)
0日
日平均気温
26.9℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
9.4日
平均降水量
154.7mm
湿度
74%
平均降雪量
0cm
平均月間日照時間
174.2時間
8月の外壁塗装・屋根塗装は?
「降水量は多い」「日照時間が多い」「雨の日はあまりない」というデータから、1回の雨量が集中することが読み取れます。
梅雨があけると雨もあまり降らないので、塗装をするには理想的と言えます。ただ、春と比べると高温になりがちです。気温が暑すぎると「乾燥し過ぎて塗りづらい」だけでなく、作業をしている人の熱中症も心配となります。極端に高温になる前を避け、梅雨明けと同時に塗装をスタートできるようにスケジュールを考えておくことをおすすめします。「台風が来る前にメンテナンスを終えておきたい」という場合には、業者となるべく早めに予定を立てておくことが重要です。
夏の総評
夏は梅雨入りから梅雨明けまでが長くはありますが、梅雨と言っても毎日のように必ず雨が降るともかぎりません。湿度が心配になるかもしれませんが、最近は湿度の高いときでも塗装が行いやすい塗料も売られています。
梅雨を避けて工事をしたいという人は多いです。「梅雨があけたら工事に取り掛かってほしい」「真夏の暑さがピークになる前に工事を終えてほしい」と考える人も多いため、梅雨明け後から8月上旬は混み合う時期となります。また、夏はゲリラ豪雨が突発的に起こる時期です。思いがけず作業が滞ることもあるため、それも事前に想定しておくといいでしょう。
「この頃まで塗装工事が終わって欲しい」という希望がある場合は、早めに塗装業者に相談することが大事です。
9月(長月)
平均最低気温
20.3℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
12.3日
平均最高気温
27.5℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪
0日
日平均気温
23.3℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
12.3日
平均降水量
224.9mm
湿度
75%
平均降雪量
0cm
平均月間日照時間
126.7時間
9月の外壁塗装・屋根塗装は?
9月になってくると暑さも落ち着く日が増えてきます。この時期は台風や秋雨前線の影響により、年間通して降水量が多いです。湿度は梅雨時期と同じくらいで、日照時間は梅雨よりも減ります。特に関東地方は台風の通り道となりやすく、雨や風の影響が大きいでしょう。雨が強まり、短時間に雨が集中するゲリラ豪雨の確率も高めです。
このように気候の影響を受けやすい時期ですから、「外壁塗装をする」というよりも、スケジュールを検討する時期にしてもいいかもしれませんね。
「北海道には台風がこない」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。台風の進路が北海道よりも東側にずれ込んだり、上陸する前に温帯低気圧に変わってしまったりすることが「上陸しない」と言われる理由です。近年はそんな北海道へも台風は大きな爪痕を残しています。また、統計上では全国で北海道に最も台風が上陸しています。特に、2016年には相次いで3つの台風が北海道に上陸するという事態が起こりました。
ただ、台風が多く直撃する地域と比べると、勢力は弱まっていると言えるでしょう。「北海道には台風がこない」というよりも、上陸する頃には勢力が弱まっていると言った方が正しいのかもしれませんね。
10月(神無月)
平均最低気温
14.8℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
11.8日
平均最高気温
22.0℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪)
0日
日平均気温
18.0℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
11.8日
平均降水量
234.8mm
湿度
71%
平均降雪量
0cm
平均月間日照時間
129.4時間
10月の外壁塗装・屋根塗装は?
しかし10月前半は降水日数も多めです。また、地球温暖化の影響が目立ってきた近年は、10月を過ぎても台風が起こります。通常は中旬を過ぎると晴れる天気も、秋雨が長引くことがあります。
それが終われば、気温も湿度もちょうど良い、まさに“塗装日和”が続きます。天気予報の読みもしやすく、塗装がスケジュール通りに進むことが多いでしょう。
11月(霜月)
平均最低気温
8.8℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
8.2日
平均最高気温
16.7℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪
0日
日平均気温
12.5℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
8.2日
平均降水量
96.3mm
湿度
64%
平均降雪量
0cm
平均月間日照時間
149.8時間
11月の外壁塗装・屋根塗装は?
11月は秋がだいぶ深まり、肌寒い日がやってきます。とは言え、最低気温が5℃未満になることもなく、雨もあまり降りません。塗装条件が揃っていて、秋の塗装シーズンと言えるでしょう。
実は、11月は塗装のご相談が多い時期でもあります。混み合う前に相談と依頼をしておければ、11月中にスムーズに外壁塗装を行うことができます。理想的なのは、10月に「11月中に外壁塗装を済ませたい」と業者に相談することです。何事も早め早めの行動で、慌てずに済みます。本格的な冬が来る前に外壁を塗装したいとお考えのときは、早めに問い合わせしましょう。
秋の総評
1年を通じて雨が降り、中でも雨量が最も多いのは9月です。特に台風や秋雨前線と、雨が降りやすい時期が続きます。ただ、10月中旬になると雨も落ち着き、秋晴れと言える天気が増えます。湿度も下がるので、塗料の仕上がりにも好条件です。街の外壁塗装やさんでも、この時期の外壁塗装はオススメ月間でもあります。ただ、秋の時期に外壁塗装をしたいとご検討されるお客様も多く、混み合う時期となります。11月後半を過ぎると低温になるばかりか、夜露で塗装がしづらい可能性もあるためご依頼のタイミングには注意が必要です。
12月(師走)
平均最低気温
3.8℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
5.8日
平均最高気温
12.0℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪)
0日
日平均気温
7.7℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
5.8日
平均降水量
57.9mm
湿度
56%
平均降雪量
0cm
平均月間日照時間
174.4時間
12月の外壁塗装・屋根塗装は?
12月になると日中の平均気温は7.7℃とだいぶ低くなりますが、上旬や中旬は極端に寒くもないので、まだまだ塗装は行えるでしょう。
ただ、12月も下旬になると塗装のできない5℃を下回ることが増えてきます。霜も降りてくることで塗り替えは難しくなります。また、下旬は天候上の理由だけでなく、世の中全体が年の瀬に向けて慌ただしくなるので塗装時期としては適していません。塗装業者も仕事納めに入りますから、年末に塗装を行うことができる業者を探す必要があります。また、11月中旬頃に塗装業者との打ち合わせをしておけば、12月上旬での塗装工事が可能か確認することができます。
1月(睦月)
平均最低気温
1.2℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
5.3日
平均最高気温
9.8℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪)
0.7日
日平均気温
5.4℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
6.0日
平均降水量
59.7mm
湿度
51%
平均降雪量
4.0cm
平均月間日照時間
192.6時間
1月の外壁塗装・屋根塗装は?
意外に思えるかもしれませんが、1月の日照時間は長いです。ただし北風が吹き込むことでかなり冷え込みます。日中でも平均気温は5.4℃ほどとなり、塗装ができるかどうかのボーダーラインと言えるでしょう。
1日の最高気温は9.8℃で数値上は、塗装は可能です。しかし、霜が降りることもあれば、朝方や夕方はグッと冷え込むため、塗装には不向きな時期となります。大がかりな塗装は厳しいのですが、部分的な塗装は施工ができます。外壁塗装も何とか行うことができるかもしれません。しかしスレート屋根の場合では、「乾きづらい」「拭いた後も水が染み出る」ということが起こりやすく、塗装はかなり難しくなります。もし塗装を行っても、通常よりもかなりの日数がかかるでしょう。塗料の品質も、保ちにくい可能性があります。
2月(如月)
平均最低気温
2.1℃
平均降水日数
(0.5mm以上)
6.1日
平均最高気温
10.9℃
平均降雪日数
(0.5cm~の積雪)
0.5 日
日平均気温
6.1℃
平均降水日数と
平均降雪日数の合計日数
6.6日
平均降水量
56.5mm
湿度
52%
平均降雪量
4.0cm
平均月間日照時間
170.4時間
2月の外壁塗装・屋根塗装は?
1月と比べて少しばかり寒さが緩みますが、まだまだ冬の天候が続きます。最高気温は10℃程度と、1月とほとんど変わりません。東京は雪による影響は少なめですが、予期せぬ気象となることもあります。通常であればあまり雪が降らない東京であっても、大雪が降るケースもあります。すぐに溶けないほどの雪が積もれば、もちろん作業を進めることはできません。
冬の総評
春や夏、秋にかけては温暖と思える気候でも、冬になると多くの地域で低温や霜の影響を受けます。雪国では例年のように雪が積もります。降雪量が多ければ足場もかけられず、屋根の上も滑るうえ、積もった雪で屋根の表面は見えません。
雪が降らない地域でも、気温や日照時間の観点から、塗装時期としては向いていないと言えるでしょう。冬には、「春の塗装」に向けて計画をしていく時期にするのもいいでしょう。また、外壁塗装や屋根塗装は3月に行い、屋内のリフォームを依頼するのもいいかもしれませんね。
積雪地域の冬の外壁塗装事情は
雪が積もっている間は、外壁塗装はほぼ行われることはないでしょう。ただ3月に入ると新年度に向けた引っ越しも増えてきますので、その前の冬の時期に外壁塗装を行うこともあるようです。その場合は建物全体にシートを被せてヒーターで温めながら塗装をするなど、積雪地域ならではの独特な塗装工程が存在します。
次に、過去のデータなどを参考に年間気象をランキング形式でお伝えしていきます。外壁塗装や屋根塗装の計画を立てるときのご参考にしてください。
年間平均気温月別ランキング 1年で最も平均気温の高い月は?
年間降水日数月別ランキング 1年で最も降雨日数の少ない月は?
年間湿度月別ランキング 1年で最も湿度の少ない月は?
年間日照時間月別ランキング 1年で最も日照時間の長い月は?
1. 最もお勧めの塗り替え時期は春です
特に4月は気温や湿度、日照時間の全てにおいて塗装にぴったりの時期と言えます
2. 安定した天候が続く10月中旬~12月中旬もお勧めです
3. 梅雨の時期でも湿潤した面に施工可能な塗料を使えば塗装ができます
大切なのは季節よりも業者選び?
塗装は、基本的には「雨が降っている」「かなり寒い地域」でなければ、年間を通じて塗装することはできます。ただし、気温が低ければ塗料が乾きづらい、湿気で塗りづらいなど、塗料の品質が保てない可能性もあります。塗装業者もプロですから、過去の経験で培った技術力を活かして季節に応じた塗装をすることは可能です。
しかし、すべての塗装業者が難易度の高い塗装ができるかと言えば、そうは言い切れません。技術力が低い塗装業者に、難易度の高い季節の塗装を依頼した結果、後からトラブルになるケースもあるでしょう。大事なのは、地元の気象を知り尽くしている塗装業者への依頼です。過去の経験も踏まえて、お客様にとって最適なプランとスケジュールを提示してくれるでしょう。
また、一般的に梅雨や台風シーズンは雨が多く、業者への依頼が減る時期です。そのため、雨期だからこそスムーズに対応してくれる可能性が高いです。混み合っている時期は、依頼してもすぐには工事ができません。ご自身で予定したいスケジュールよりも後になる可能性が考えられます。ただ、やはりお客様にとっては「急な天候変化が起こったらどうするの?」「どのくらい工事期間が延びるの?」など不安が大きいかと思います。事前に疑問や不安点に関して詳しい説明があるかどうかも、業者選定のチェックポイントとなります。塗装工事を進めていくなかで不安が増さないように、初めに確認できることは後悔のないようにきちんと聞いておきましょう。
そして、外壁塗装で注意したいのは「依頼したからとすぐに工事ができないことも多い」という点です。今回お伝えしたように、塗装シーズンにぴったりな時期は混み合います。「〇月〇日まで塗装を終えたい」と予定を立てていても、優良業者はお客様からの依頼が多く混み合います。「混んでいる」とかなり先の日程を提示されることが多いです。
あちこちに問い合わせをし、すぐに対応してくれる業者がいれば「やっと見つかった」という気持ちになりますよね。ただ、見積もり比較もせずにすぐに契約するのは、別の意味で心配が増えるでしょう。
それに、早く塗装を終えたいからと業者に無理難題をおしつけるのも塗装トラブルの原因になるので注意が必要です。
塗装にぴったりな季節でも、適切に工事をしてもらわなければ、意味のないものになってしまいます。業者選びもかなり重要なことです。
どの季節に塗装をするにしても、業者選びは大事なことです。
街の外壁塗装やさんは、お客様の気になる点は事前に丁寧にご説明しています。いろいろとお話を聞き、ご納得いただいたうえで塗装をしてもらうのが一番と考えています。分からない点や疑問に思う点は、小さなことでも結構ですのでお気軽にご相談ください。
最近の塗料は、進歩がめざましいです。季節を問わず、1年中使えるような塗料も出ており、85%以上の湿度でも塗れるという塗料もあります。
ただ、どの季節でも塗装はできるものの、やはり塗装に適した時期の方がしっかりとした塗装ができるのは事実です。街の外壁塗装やさんでも、「春」と「秋」の塗り替えをお勧めしています。春や秋は季節的にも穏やかな気温ですので、塗装を行っている期間におけるお客様のご負担も少ないからです。
塗装している間は、普段の生活と比べると制限されることが多くなります。夏の塗装では「湿気で蒸し暑いから窓を開けて換気したい」ということもあるでしょう。しかし、塗装のために養生すると窓を自由に開閉することが難しくなります。また、工事期間中は工事関係者が出入りします。たくさんの人が訪問して工事をするのは、なんとなくストレスを感じる方も多いでしょう。
そのため、塗装工事はできるだけスケジュール通りに進み、工事期間は短い方がお客様としてもご負担が少ないかと思います。
春や秋が塗装時期としてはお勧めですが、ご事情があれば、それ以外の季節でも工事は可能です。街の外壁塗装やさんでは、お客様のご都合やご要望に合わせて、ご連絡いただいた季節や気候に合わせた最適な工事プランをご提案いたします。雪が降る地域や寒冷地は塗装できない時期がありますが、それ以外であれば年中塗装は可能です。
なるべくお客様のご負担に感じないように、塗装を進められるように配慮いたします。塗装に関する疑問があれば、小さなことでも何なりとお申し付けください。街の外壁塗装やさんは、お客様のお住まいに合わせてご相談を受け付けております。
最適な季節や時期はいつ?まとめ
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外壁塗装中のエアコンの使用についてご不安に感じる方も多いです。エアコンを使用できるように養生いたしますのでご安心ください。窓の開閉をしたいときも、事前にお打ち合わせさせていただきますので、ぜひご相談ください
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塗料使用の条件として各メーカーでは「気温5℃以下」「湿度85〜90%以上」と公表しています。それ以外であれば、基本的には塗装が可能です。理想的なのは「気温10〜30℃、湿度75%以下」の気候と考えることができます
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雨が降っていれば、基本的に塗り替え工事はできません。雨の予報があれば、朝に降っていなくてもその日は工事を中止することがあります
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年間における季節ごとの平均気温・湿度から見ると、一年のうち外壁塗装に適しているのは「春」と「秋」です
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どの季節に塗装するにしても大事なのは「適切に塗り替え工事が行われること」です。気候や季節に合わせた柔軟な対応ができる経験豊富な業者選びをすることが重要です