2016年3月頃にお問い合わせいただきました袖ケ浦市のお客様邸です。1月ごろから住宅ローンの変動金利は前年より引き下がり、更には日銀がマイナス金利政策を発表したことは近い出来事ですね!住宅ローンで塗装工事をする方も増加している現在、なるべく安くメンテナンスが出来るというのは大変ありがたいことです! 弊社では住宅ローンによるリフォームにも対応していますのでお気軽にご相談ください!
こちらのお客様も住宅ローンの借り換えをきっかけに屋根外壁塗装工事を検討していらっしゃいました。住宅ローンでのリフォームでは審査等で通常よりも施工が遅くなりがちですのでお早めにご相談して頂きますとスムーズに施工できるかと思います! 塗り替えは一般的に築10年を目安にと言われています。10年程経ってから気になる箇所は出てくるかと思います。
スレート屋根は6寸ともなれば角度によって状態が確認できます。苔が発生していれば色が大きく変わって見えますよね。苔自体に問題があるわけではありません。但し、スレート屋根が経年劣化により水分を含みやすくなる為に苔が発生します。 苔の発生は更に水分を滞留させる原因になり、屋根材自体の耐久性を著しく低下させます。まだ雨漏り等はないから…と安心していたとしてもメンテナンスが遅くなればなるほどに、屋根材、下地の破損があれば補修費用は跳ね上がってしまいます。 築14年、まさにメンテナンスにはピッタリだったのかもしれません。
軒先に苔がびっしり発生してしまっています。水分を含んだ屋根材に太陽光が当たり続けると屋根材が反り始めます。作業時に踏んでみると割れた、ひび割れが多い。と破損の大きな原因に繋がってしまいます。幸いにも今回は反り・ひび・割れは全くない状態でした。 屋根は屋根材だけで出来ているわけでなく、一番高い所に棟板金が取り付けられています。見てわかると思いますが棟板金が浮いてしまっています。板金を固定している釘が浮き始めていたり、下地の貫板が腐食してしまう事が原因です。 放置しますと突風で煽られ板金が飛散する事故が起こります。早め早めに対処していきましょう!今回は施工時にステンレスビスで強く固定し直します。ビスがきかない場合は貫板が腐食しているので棟板金の補修を優先的に提案させて頂きます。
外壁の点検です。モルタル、サイディングの塗膜劣化の確認方法は触ってみることです。手が白くなる外壁は既に塗膜が粉状になり消耗している状態です。チョーキング(白亜化)現象・白亜化現象とも言いますが、塗り替えのサインであり塗膜の限界を指しています。外壁は雨風紫外線で常にダメージを受け続けている状態です。 チョーキング現象が見られにくい外壁もありますが、築年数を目安に塗り替えをご検討ください。
黄色い外壁から青い物が見えています。サイディング外壁はパネルを張り付けている構造です。継ぎ目は目地と言われコーキングという防水材で保護しています。青く見えるのはコーキングの下地のバックアップ材です。ここまで見えてしまっているという事はコーキングが経年劣化でひび割れ肉痩せしてしまっています。塗り替えに伴いコーキングの打替・増し打ちを行い住宅の耐久性を回復させることが必要です。
サッシ廻り、玄関近くの柱は白く塗られていますが、何かがぶつかったり、雨、紫外線により剥がれが見られます。せっかく塗り替えをするなら当然全て綺麗にしたいですよね!外壁と同じグレードで塗り替えを行います!
やはり雨が当たりにくい部分は苔の発生と汚れが目立ちます。北側では特に陽が当たりにくく湿気が多かったりとカビの発生に当てはまる条件が溢れています。定期的に清掃をすることは大変ですし、根付いたカビはなかなか落ちません。今回は低汚染性塗料を提案させて頂きます。 玄関周りはブリックタイルを使用しています。どうせなら外壁と一緒にメンテナンスをしたいということで施工時に紹介いたします!
今回は大きくイメージチェンジをしたいという事で既存の外灯等も色の変更が考えられます。屋根・外壁の仕上がりに合わせ塗装が出来ますので終盤で色をまとめられるのも楽しい時間ですね! ベランダは高圧洗浄で綺麗に洗い流し、状態によりウレタン防水やトップコートで保護と施工が変わりますので一度点検させて頂きます。
施工にあたりカラーシュミレーションで完成イメージを確認していきます。左写真は現在の色、右写真が現状に近く塗り替えたように作成しています。 色に悩んだ末に現状と同じ色を選ばれる方もいらっしゃいます。
ブルー系やブラウン系、更に屋根の色も様々ですのでイメージをうかがいながら何度も作成し提案いたします。何色か決まった時点で見本板を取り寄せ日向、日陰で確認しながら最終的に決めることもできます。 施工工程を確認して、工事に入ります。近隣の方へのご挨拶は弊社で行いますのでご安心ください!
工事1日目は足場の架設です。屋根の勾配にもよりますが6寸となると確実に足場がなくては施工は出来ません。高圧洗浄で水の飛散もありますのでメッシュシートを取り付けます。
高圧洗浄は塗料を密着させるため約70~100kg f/c ㎡に加圧した強力な水圧で汚れ、既存塗膜を根こそぎ洗い落としていきます。高圧洗浄という工程を抜くことで塗膜の浮きや剥がれの原因になり仕上がりが悪くなってしまいます。さらに今回は苔の根絶ちを十分に行うためにバイオ洗浄を行いました。 洗浄剤で苔をしっかり浮き上がらせて流していく事で苔・カビの再発生を防止役割を持ちます。
塗装も洗浄も上から行っていきます。屋根から落ちないよう慎重に洗浄を行います。その際の汚れが外壁にどんどん流れ黒くなっていきます。綺麗になっていると実感しますね! 屋根、外壁や窓を流し駐車場まで汚れを溜めずに流しますので車の移動をお願いすることもあります。
屋根の洗浄後の写真です。苔を洗い流して見えているのは屋根材の素地です。塗膜が全くなく元の色は存在していません。つまり苔の発生は塗膜がなくなりましたのサインです。 洗浄後、ここから急いで作業を行ったとしても塗膜が浮いてしまいますのでしっかり乾燥させます。洗浄翌日に作業として塗装をしない部分への養生や細かい下処理を行っていきます。自動車や近くの移動できない物にはカバーをかけていきます。
お客様の通る玄関周りは足場の単管にもしっかりカバーをし、怪我しないようしっかり確認を行います。塗装工事前に材料の搬入確認をしていきます。
屋根の塗装には日本ペイントのサーモアイSiを使用します。下塗りのサーモアイシーラーとのセット塗装によって大きな遮熱効果を発揮します。通常の下塗り剤は屋根材の吸い込み防止や中塗りの密着性を高めるために使用されていますが、サーモアイのシーラーにも遮熱効果を持たせています。対して中塗り・上塗り材には「赤外線透過混色」を採用し上塗り材で反射できない赤外線を吸収させずに透過させることで下塗りの遮熱効果を発揮します。 高い遮熱性は屋根の表面温度を最大30℃削減、室内温度を最大2.5℃削減させ、エアコン代等の電気代を最大27%削減させることに成功しています‼2階が暑くて…と悩んでいた方から前よりも快適に過ごしていると嬉しいお言葉も頂いています‼
下屋を含め下塗りが完了しました。塗装の際にスレート屋根はタスペーサーを設置しています。屋根の塗装を行う際に避けられないのは屋根材と屋根材の接着です。接着した状態ですと毛細管現象で吸い上げられた雨水が排出することが出来なくなり、下地材の腐食、最悪の場合雨漏りが起こってしまいます。 屋根の塗装で雨漏り…となってしまえばまさに本末転倒です。そしてこの原因を解決するには屋根材に排出口を作ることです。タスペーサーは屋根材に隙間を作り毛細管現象を防ぎます。 工具を使用して隙間を作る縁切りもありますが、再度接着する可能性と足跡が付いてしまうデメリットがありますのでタスペーサー工法を採用しています。
こちらはサーモアイの中塗り状況です。6寸勾配は一見してみると角度が無いようにも見えますが作業は大変困難です。ムラなく慎重に作業を行い塗装します。色はクールマルーンです。サーモアイは全40色ありますので悩まれる方が多いですが、紫外線を受け、色見本よりも明るく見えてしまうので良くご検討ください。
上塗り完了の状態です。塗膜が劣化してなくなってしまった屋根材もしっかり3回塗りを行う事で綺麗に蘇ります。外壁と合わせて完工が楽しみですね‼
軒天塗装は屋根塗装の前にしましたが少しずつ下がりながら紹介いたします。有孔板を使用するか換気口を取り付け通気性能を持つ軒天ですが雨に当たらないため、舞い上がった汚れが付着している可能性が高いです。また軒天を補修・塗装する際には高所の可能性が高いですので足場がある今!綺麗にするなら一緒に施工をした方がコストもかかりません。軒天用塗料の日本ペイント「ケンエース」を使用しています。
雨樋や付帯部も白い塗料で統一していきます。細かい部分ですが塗り替えることで印象は大きく変わります。
外壁に移ります。まずは肉痩せしてしまっていた目地のコーキング打替、サッシ廻りの増し打ちを行います。コーキングの種類も様々ですが、通常のコーキングの耐久性は3~5年と言われています。しかし、外壁塗料は日々進歩していて耐用年数が10年以上の物が増えてきています。そのためにシリコン塗料に負けない耐久性を持つオート化学工業のオートンイクシード15+を使用します!
コーキングが綺麗に仕上がるようにマスキングテープで養生をしてからコーキングを充填します。外壁に濃い色のコーキングを使用し外壁塗料と馴染むようにしています。
コーキングが十分に乾いたところで外壁の塗装に入ります。水谷ペイントのナノコンポジットWは世界初!ナノレベルの技術が機能と環境対応の両立を可能にした低汚染塗料です。塗料中に緻密に分散したシリカ粒子が汚れの侵入をブロックし、塗膜の表面は付着した弱い汚れを雨水で洗い流す無機質的な特性を持っています。セルフクリーニング機能を持つナノコンポジットWは防カビ・防藻性を兼ね備えているため、綺麗な外壁を長期的に維持できる塗料です! 下塗り剤のナノコンポジットWシーラーはクリアー色ですので変わりないようにも見えますが…
既に強力な塗膜があるように見えます‼日が反射してツヤツヤな外壁になりました‼
ここに中塗り、上塗り材のナノコンポジットWを塗装していきます。今回の使用色は「G19-20B」と濃いブラウンです。イエロー系の外壁が大きくイメージチェンジを図っています!ここからお客様から緊張が伝わります!
中塗り完了の様子です。一日でここまで変わるのかと近隣の方も驚きです。艶消しとされていますが、1~2分艶に見えるナノコンポジットは滑らかな手触りです! 中塗りの状態ですとまだまだ下地の元色がうっすら見えている状態です。速乾性の塗料ですので他の塗料よりも乾くのが早いです‼
上塗りまでいきますと見本板と同じ色まで濃くムラなく仕上がります!ガラッと印象は変わりますが白い木枠、雨樋と色がはっきり出ていて格好いい住宅です‼
玄関周りに残されたブリックタイルはプラザ・オブ・レガシーの「ウォータープルーフ」を使用しています。一見水を吹き付けているだけにも見えますが、表情を一切変えずにタイル表面、目地の防水に効果発揮します。 ウォータープルーフ-Cは文化財保護にも使われ重宝されている表面保護材ですね!屋根外壁塗装と同じようにメンテナンスをすることで次回の塗り替えまで快適に生活できます!
擁壁もこの際塗装しよう!ということで外壁と同じブラウンで統一しています。上段のブロックにはマスキングテープなどのテープが付かないのでここは塗料を付けないよう慎重に塗装していきます。
残すメンテナンスはベランダです。防水に浮きや剥がれも無いためトップコートで美観を取り戻します。隅はハケで、床面はローラーで綺麗に仕上げていきます。防水性能に異常が無ければトップコートで充分ですが、漏水の危険性が考えられる場合は防水工事になることも考えられます。またシート防水は洗浄のみの施工になります。
工事が完了次第お客様と立ち合いで確認を行っていきます。今回は足場に階段を設置したため屋根も見て確認いただきました。付帯部を白で統一しているため、濃いブラウンでも重すぎない印象ですね!
外灯やポストはグリーン系統でしたが、屋根の色と合わせレッド系に仕上げ少し可愛らしさがあります!
確認が完了したところで足場の解体を行います。この際に足場を外壁にぶつけたりしないよう上から少しずつ解体を進めていきます。 駐車場、周辺の清掃を済ませ完工報告書を頂き工事完了です!
記事内に記載されている金額は2021年06月24日時点での費用となります。
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