市原市にある大きなお庭がある2階建ての住宅です。しっかり手入れされていて綺麗ですね!
陽当たりが良く、サイディング外壁に苔の付着が少ないように思います。しかし、紫外線が当たる分、塗膜の退色(色褪せ)は早く目立ち始めます。左写真で見てみると、外壁に筋の様に線が見えます。雨の通り道で水分を含んだところに紫外線が当たることで塗膜の劣化が少し早くなってしまっています。少しの色の違いですので陽に当たると目立ちますが、1階部分の日陰では変化が見当たりません。しかし、色が変わるという事は塗膜はチョーキング(白亜化)現象を起こし、少しずつ雨水に流されている状態ですので塗装でしっかりメンテナンスを行いましょう!
工事の前には必ず住宅全体の点検を行いますが、見るポイントはたくさんあります。サッシ廻りから錆のようなものが流れているようですが、サッシに異常があるようなら塗装前に直さなければなりません。仮に塗装を先に行い綺麗に仕上がったとしても錆が再度出てきてしまえば美観を損ねるだけです。特にグラグラ建付けが悪い場合は漏水の可能性が高くなりますので注意しましょう! 1階から2階の丁度中間あたりのサイディングが浮いているように見えます。
他の箇所でも見受けられましたが、サイディングを止めている釘が浮いています。新築時に釘の打ち込みが甘かったのか、建物が揺れる度に浮いてきたのか、様々な可能性がありますが、釘が浮くことによってサイディングの固定当然甘くなります。するとサイディングと下地の間に隙間ができ、雨水の侵入、酷い場合は内部の腐食、パネルの落下にも繋がります。今はそれほどひどくありませんのでしっかり打ち直してもとに戻してあげます。ちなみに強く打ち付けすぎると右写真のようにサイディングに大きなヒビが発生してしまいます。大きく割れると張替が必要ですので、ご自分で補修される場合にも十分気を付けてください。
サイディングに必ずと言っていいほど施工されているのは目地のコーキングです。そもそもなぜサイディングの住宅にコーキングがされているのかはご存知ですか? ボードやパネルは外壁を守るためにも堅くなければなりませんが、硬いもの同士がぶつかると割れてしまいます。そこでぶつからないようにゴムの資質を持つコーキングを充填し、パネルの破損を防いでいるのです。更には地震の揺れでパネルが力を受け割れないように、コーキングの部分で力を受けています。そのおかげでサイディングパネルに大きなヒビが発生することがないのです。 そんな優れもののコーキングの耐用年数は5年程です。外壁の塗膜よりも遥かに早く寿命が訪れヒビ・割れ、穴が開いたりしてしまいます。コーキングの劣化によって雨水は簡単に住宅内部を侵食しますので必ず定期的な点検と適切な処置が重要です。 K様邸は屋根が瓦の為、屋根塗装を必要としません。その代わりに外壁塗料をグレードを上げて耐用年数を長くすることも可能です。今回シリコン塗料の中でも外壁に汚れが付着しにくく耐久性にも優れている水谷ペイントの「ナノコンポジットW」で塗装を行います。更に目地のコーキングは塗料に合わせ耐用年数30年といわれるオート化学工業の「オートンイクシード15+」で目地の打替えとサッシ廻りの増し打ち施工を行います。耐久性が高いコーキングを使う事によって、塗装と目地補修のメンテナンスサイクルを合わせられ、次回の塗装の状況によっては目地補修が不必要な場合もあります。
使用する塗料が決まった時点で、お客様のご希望仕上がり色を決めていきます。弊社では実際のお客様の住宅の写真でカラーシュミレーションを作成し、仕上がりをそのままイメージして頂いております。普段無難な色しか選べないという方も、見てみると「この色もいいかもしれない」と想像が広がるかと思います。当然お客様の何色にしたいとご希望を伺い作成いたしますので何なりとお申し付けください!左上が塗装前の色ですが、最近の住宅に多いグレーが気になるようです。ここから濃色・淡色で比較して見本板で壁にあわせてみて最終的な色を決めていきます。 今回は右下のナノコンポジットWの少し濃い目のNC-21でスタイリッシュに仕上げていきます! 施工前には、工事の日程・注意すること等をお客様と打ち合わせを行い、工事の段取りが決まり次第、近隣の方へご挨拶に伺います。塗装工事にはもちろん足場架設が必要で騒音が発生しますし、高圧洗浄では水や汚れの飛散がありますので洗濯物を外に干すことが出来なくなります。しっかり日にちを決めご説明の上施工を行っていきますので宜しくお願い致します!
足場架設の上、塗料や汚れが飛ばないようにメッシュシートを設置します。メッシュシートを付けることで塗料と汚れの飛散を最小限に抑えることが出来ます。近隣住宅との間隔が狭い場合はご迷惑にならないように必ずと言っていいほど必要でしょう。 外壁と雨樋等付帯部の塗装工事ですので14.7㎫(または150kgf/c㎡)以上の水圧で外壁を流すことによって既存の塗膜や汚れを一気に落とします。
シャッターボックスは項目にありますが、シャッター自体は塗らないんですか?という質問をたまに頂きます。もちろん塗装は可能です。シャッターは開閉をしますので、塗装後の塗膜が剥がれてしまう・もしくは内部で固まり動きが悪くなってしまうといった事が起きてしまいます。毎朝毎晩開け閉めをする方は塗膜が剥がれる可能性が高いのでお勧めはしません。見た目がどうしても気になる方はご相談ください。塗装後のメリット・デメリットをご説明させて頂きご了承の上で塗装致します。 外壁が綺麗になったのに、窓が汚い…なんてことにならないようにシャッターの他に窓や駐車場も一緒に洗い流していきます。洗浄中は外壁の汚れが流れ足元が汚くなってしまいますので最後にすべて洗い流します。洗浄後は一度しっかり乾燥させる必要がありますので当日の作業は一切行いません。
外壁乾燥後、まず目地のコーキングの打替・サッシ廻りの増し打ちを行います。コーキングの劣化があまりに進行しているようですと、高圧洗浄によって建物内部に水が入りますので洗浄前に補修する必要があります。また塗装の色や種類によってもコーキングの「後打ち・先打ち」がありますので、必ずしも毎回この工程順ではありません。 まず既存のコーキングを残さないようにカッターで隅まで削り取っていきます。その後マスキングテープでコーキングを打つ部分以外を保護、プライマーを塗ってコーキングを充填していきます。今回使用したコーキングは高耐候・高耐久のオート化学工業のオートンイクシード15+です。本来コーキングの寿命は5年程度と説明させて頂きましたが、それでは高グレードの塗料で塗装をするよりもコーキング補修を頻繁に行わなければなりません。その点、オートンイクシード15+は約20年相当の耐久性を持つ高品質製品です。これまでにありそうでなかった外壁塗料とコーキングのメンテナンスサイクル時期の同期化を図れます!
これは打替・増し打ち作業後の写真です。大きく違う色になっているのは塗り替えの仕上げ色に合わせているからです。オートンイクシード15+は特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」は可塑剤を一切配合せずに優れた耐久性を実現しています。可塑剤は経年により成分がにじみ出て外壁を黒く汚してしまうので、配合していないだけで外壁全体の美観を維持することが出来ます。
塗装工事はまず上部から行っていきます。まずは軒天を2回塗りです。軒天は屋根内部、垂木や野地板を隠すために取り付けられ、天井裏の結露やカビを防止する換気の役割を果たしています。また火事が起きた際には屋根裏の延焼を防ぐ為に多くが不燃材を使用しています。 通気性を確保するためにも有孔板の設置の上、通気を妨げない塗料の選定も大事になります。
続けて上部の破風板・軒樋の塗装です。外壁の塗料と同じシリコン系塗料でコーキングと同じくメンテナンスサイクルの同期化を行います。雨樋等表面がつるつるしている物に塗料を塗ることは意外と難しいものです。そのまま塗ってもすぐに剥がれてしまったりムラになってしまったりしてしまいます。そこであえて表面をペーパーで傷つけてから塗装をすることで塗料との接着する表面積が広がる為、剥がれにくくなります破風板にも接着力を高めるためにペーパー掛けを行ってから塗装を行います。 ちなみに破風板が木材のご家庭も多いと思いますが、腐食してしまうと取替が必要になってしまいます。メンテナンスをしたくないという方には板金で破風板を覆うような補修工事も可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
上部の塗装が終わり、外壁もコーキングも完全に乾いていることを確認していよいよ外壁塗装です。今回使用するのは水谷ペイントの低汚染塗料です。下塗りにはナノコンポジットWシーラーを塗布します。クリアー塗装ですので見栄えは全く変わりませんが、下塗りを行う事で、中塗り・上塗りの仕上がりは全く違います!下塗りと上塗り材の密着力を高め、長く美観を維持するために省略することは不可能です!
続いて中塗り・上塗りです。材料は2工程同じ材料・色になります。ナノコンポジットの濃いグレーNC-21は近年本当に皆さま気にされて選ばれます!またナノコンポジットWは塗り替え独特の艶が出るような仕上がりではなく、艶が無くマットな仕上がりですので新築のような風合いになります。塗り替えをしてイメージチェンジをしつつ、ナノレベルの細かい粒子が分散された塗料で、降雨によって汚れが洗い流させるセルフクリーニング機能を持つ外壁に生まれ変わらせることが出来ます。
外壁が終盤に差し掛かったところで竪樋も軒樋・破風板と同じようにケレン後塗装を行っていきます。新築時に綺麗な発色の雨樋だったと思いますが、紫外線による日焼けで陽の当たらない場所と当たる場所で大きく色が違いました。艶有の黒色で塗装をすることで新築並みに綺麗に仕上がります。
中塗りだけではご希望の色よりも若干薄い印象がありますし、塗り残しがまだまだある状態です。しっかりと上塗りを行う事でローラーの塗りムラも無く綺麗に塗り替えることが出来ます。 全て塗り終わってから細かい部分の塗り残しチェックです。1人で見ていると見落としがままありますのでスタッフ数人で回りながら確認し、発見した時点で分かりやすく目印を付けていきます。
刷毛で同色を塗り重ねて触らないように乾かします。乾いた後と使う塗料の色が若干違うように見えますが乾燥することで同じ色になりますのでご安心ください。
最後にベランダFRP防水のトップコートです。トップコートの剥離やFRP防水自体に影響がないような良い状態の場合、大掛かりな防水工事ではなく表面保護のトップコートで充分かと思います。材料によって違いますが、2回、もしくはプライマー等下塗り材含め3回塗りを行っていきます。こうすることで美観を取り戻すだけでなくFRP防水面の表面が紫外線に当たることなく防水効果を発揮することが出来ます!
記事内に記載されている金額は2021年06月24日時点での費用となります。
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