【点検時の様子】 バルコニーを含め、お住まい全体の点検を行います。
まずは外壁から点検を行います。全体的に色褪せが目立ちます(左写真)。T様のお住まいはモルタル造りのリシン壁です。ざらつきがあるので汚れが付着しやすいため、T様のお住まいはにも例外なく汚れが確認できました。 | |
北側の外壁には苔の発生が見られました(左写真)。日当たりが悪い箇所には苔が生えやすいです。苔が生えた箇所は水捌けが悪くなるので外壁にもあまり良くありません。窓枠付近にも苔が発生していました(右写真)。 | |
バルコニーの様子です。経年による汚れが目立ちます(左写真)。更に近くで床部分を見てみると、ひび割れが随所にありました(右写真)。幸いにも雨漏りはしておりませんが、この状態ではいつ雨漏りしてもおかしくありません。 | |
コーナー部や排水溝付近に苔が発生しています(左写真)。この様な箇所は日光が届きにくいので苔が生えやすいのです。サッシ付近の目地にも傷みが見られました(右写真)。 | |
続いて屋根の点検を行います。左写真をご覧下さい。南側と北側で屋根の色に違いがあるのがお分かりいただけるでしょう。北側は全体的に茶色っぽい様な色をしています。近くで見ると苔が発生していることが分かりました(右写真)。 | |
屋根材の塗膜が剥がれていました(左写真)。何か飛来物でも当たったのかもしれません。塗膜が剥がれた箇所は紫外線や水分の影響を直接受けるため、屋根材を傷める原因になります。棟板金のコーキングが剥がれていました(右写真)。この様な箇所から水分が浸入すると棟板金の下にある貫板を濡らし、いずれは腐食させてしまいます。ですので早めに処置を行う必要があります。 | |
こちらは一階屋根の様子です。二階屋根と同様に苔が発生しています(左写真)。雨樋にも苔が発生していました(右写真)。 塩化ビニル製の雨樋ですので、苔の発生によって著しく劣化することはありませんが、見た目的にあまりよろしくありません。今回の工事に合わせて雨樋塗装もご提案いたしました。 | |
【カラーシミュレーション】 カラーシミュレーションを使った色選びを行いました。
左写真は元のお住まいになります。この写真を加工し、様々な色の外壁をシミュレーションします。右写真はベージュと薄いブラウンのツートンタイプです。 | |
左写真はベージュと薄いグレーのツートンタイプです。右写真は落ち着いたグリーン系のツートンタイプです。今回は、右写真に近いパターンでご依頼いただきました。 | |
【足場架設】 高所作業になりますので足場を架設します。
足場を架設しメッシュシートでお住まいをぐるっと囲みます。メッシュシートは汚れや塗料の飛散で近隣を汚さないために設置します。 | |
【バイオ洗浄・高圧洗浄】 バイオ洗浄と高圧洗浄で汚れを落とします。
今回は外壁に汚れが目立ったのでバイオ洗浄を行いました(左写真)。バイオ洗浄とは植物性の洗剤を使った洗浄方法です。高圧洗浄は汚れの除去だけですが、こちらは汚れを分解させることができます。それによって頑固な汚れも落とすことができます。バイオ洗浄後、屋根の高圧洗浄を行います(右写真)。屋根から先に行う理由は、汚水が外壁を伝って流れ落ちるためです。 | |
続いて外壁の高圧洗浄を行い、バイオ洗浄で分解した汚れを洗い流します。右写真が高圧洗浄後になります。汚れが除去されたことで余計に色褪せが目立ちますが、塗装によって美しい外壁に生まれ変わらせてみようと思います! | |
【外壁塗装】 外壁塗装を行いイメージチェンジを図ります。
まずはシーラーを使って下塗りを行います(左写真)。今回使用するのは超低汚染性のナノコンポジットWですので、専用の下塗り材を使用します。下塗りとは外壁と塗料の密着性を高めるための工程です。この後に行う中塗りと上塗りを綺麗に仕上げるためにはとても重要な役割を持っています。右写真は下塗り後になります。ムラがあるように見えますが、更に重ね塗りを行うのでこの段階では問題ありません。 | |
続いて中塗りを行います。ここからはご依頼いただいた色の塗料で塗装します。使用したナノコンポジットWは塗装直後からセルフクリーニング機能が発揮され、美しい景観を長期に渡って保つことが出来ます。 | |
上塗りを行って仕上げます。基本的に中塗りと上塗りは同じ塗料を使って行います。下塗り時にはムラがありましたが、上塗り後にはムラ無く綺麗に塗り上がっているのがお分かりいただけるでしょう! | |
【屋根塗装】 遮熱塗料のサーモアイSiで屋根塗装を行います。
まずは下塗りから行います。今回は遮熱塗料のサーモアイSiを使うので、下塗りにも専用の塗料を使用します。この下塗り剤にも遮熱効果があり、中塗りと上塗りを通り抜けてきた赤外線をここでシャットアウトします。 | |
下塗り後、縁切りを行います。外壁塗装センターでは縁切りにタスペーサーを使用します。縁切りとは、屋根材同士の隙間を適度に作ることを指します。隙間がないと水分の逃げ道が無くなり、お住まいを傷める原因になります。 | |
下塗り中に釘の浮きが見つかりました。金槌を使ってしっかり打ち込んでおきます(右写真)。この様に工事の最中にイレギュラーな不具合が見つかった場合にも、私たちは柔軟に対応することが可能です。 | |
続いてサーモアイSiを使用し中塗りを行います(左写真)。右写真が中塗り後になります。この段階でも十分綺麗に見えますが、更に上塗りを行って仕上げていきます。 | |
最後に上塗りを行います(左写真)。上塗りを行うことで塗料の持つ耐候性や光沢保持性を十分に引き出すことが出来ます。夏場は遮熱効果によってエアコン代の節約にもなりますね! | |
【細部の塗装】 軒天や雨樋の塗装も行いました。
左写真は軒天の塗装前になります。塗膜の色褪せと汚れが目立ちますが、これから塗装を行って綺麗にしたいと思います。まずは下塗りを行います(右写真)。 | |
下塗り後、更に塗りを重ねて仕上げます。軒天は目立たない箇所と思われがちですが、意外と地上から見上げると目に付きやすいです。ですので軒天の配色も外壁や屋根に合わせてコーディネートをする必要があります。右写真は塗装が完了したところです。他の部位との色合いはバッチリですね! | |
軒先部分の塗装です(左写真)。こちらは薄いブラウンを使って重ね塗りを行います。右写真が塗装後です。雨樋も同じ色を使って塗装を行いました。 | |
【防水工事】 バルコニーの防水工事を行います。
まずはケレンを行いひび割れした塗膜を剥がします。その後清掃を行い、プライマーを塗布します(左写真)。続いてウレタン防水剤を細部まで流し込みます(右写真)。 | |
左写真はウレタン防水剤が固まったところです。この状態で外壁の立ち上がり部などのコーキング処理を行います(右写真)。この箇所は漏水することが多いので特に注意が必要です。 | |
防水層を紫外線から守るためにトップコートの塗布を複数回行います。ひび割れしていたバルコニーでしたが、すっかり綺麗になりました。防水性も戻りましたので安心してお過ごしいただけますね! | |
【完工後】
今回は外壁と屋根の塗装に加え、バルコニーの防水工事を行いました。バルコニーがあるお住まいは見栄えが良い反面、そこからの雨漏り被害も多くあります。「私の家は雨漏りしていないから大丈夫」なんて思ってませんか? もしかしたら雨漏り一歩手前かもしれません。お住まいの不具合は長い時間をかけて少しずつ進行する場合が殆どです。防水性能を長く維持するためには定期的な点検を行い、傷んだ箇所を早めに処置することが大切です。 | |
塗料はそれぞれ性能も違えば価格も変わってきます。基本的には高性能であればあるほど費用もかかりますが、その分見返りも大きいのです。今回は屋根塗装に遮熱塗料のサーモアイSiを使用しました。それによって室内の温度上昇を抑え、結果として光熱費の削減まで実現いたしました。外壁塗装センターでは単に塗装するだけでなく、環境に優しく経済効果も考慮したご提案もいたします。遮熱や断熱に限らず、塗料の性能にご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。 | |
記事内に記載されている金額は2021年06月24日時点での費用となります。
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