木更津市若葉町にお住いのお客様より「外壁に汚れが目立つようになり、亀裂も出始めているので見てほしい」と、お問い合わせをいただき調査にお伺いさせていただきました。お客様のお悩みの症状は北面の外壁に起きているとのことでした。
外壁の調査を行ったところ、外壁に汚れが付着しやすくなっている原因は苔が外壁全体に繁殖したことが原因です。亀裂は、外壁材の継ぎ目に充填されているコーキングが経年劣化によって硬化しひび割れとなっていることが亀裂の原因です。
苔の繁殖によって外壁は傷みやすくなり、コーキングの劣化は外壁からの雨漏りの原因となりますので、コーキングの補修が必要です。
お客様に外壁調査のご報告し、必要な工事をご説明させていただきました。工事として、仮設足場の設置後に高圧洗浄を行い、外壁に堆積した汚れを除去し、コーキングの打ち替えを作業を行い、外壁塗装3回塗りで仕上げる工事工程になります。お客様から「汚れが付きずらくすることは出来ないか」とご要望をいただき、雨水によって汚れをセルフクリーニングを行うことが出来る水谷ペイントのナノコンポジットwをご提案させていただいたところ、工事のご依頼をいただきましたので塗装工事に着工いたしました。
使用材料
水谷ペイント ナノコンポジットW(NC-25)
外壁の状況調査です。苔の発生などの症状が出ているのは北側の外壁です。お客様のお住いは前回の塗装工事から10年も経っていないとの事です。苔が発生する原因として多いのが塗膜に含まれる防藻性能が低下によって発生しますが、10年にも満たさず苔が発生してしまったことは何か別の問題がありそうです。
苔の発生に繋がる原因を調査したところ、北側には、田んぼや用水路があります。田んぼや用水路の影響から湿気が受けやすい立地のため苔の発生が早く起きてしまっています。日の当たりにくい方角で更に湿気が多いという2つの要因が、尚更苔が付着してしまったのでしょう。
外壁に出来た亀裂の確認を行いました。亀裂は、外壁材の継ぎ目に充填されているコーキングが経年劣化によってひび割れています。コーキングは、外壁材の継ぎ目からの雨水の吹き込みや浸水を防ぐ防水の役割があります。現状の様に、ひび割れの状態でも雨漏りへと繋がってしまう場合がありますので、コーキングの打ち替えが必要な状態です。
目地が存在する窯業系サイディングには欠かせないコーキング(シーリング)ですが、耐用年数は5年前後と短いものが非常に多いです。塗膜は問題ないにも関わらず目地だけがひび割れたり亀裂が入るお住まいも少なくありません。このようにメンテナンスの周期がズレてしまうことが無いように、塗料の耐用年数とコーキングの寿命を考えながら使用材料を選定することも非常に重要です。
またコーキングのチェックポイントとしては可塑剤が含まれていないものがオススメです。可塑剤は柔軟性を高める役割を持ちますが、時間が経つと外壁に黒ずみを残すブリード現象が発生し美観を損ねます。現在ではノンブリードタイプでも高い耐用年数を維持するコーキングがありますので、しっかり確認をしましょう。
工事着工前にご近隣の方へのご挨拶を行い、仮設足場の着工・
外壁塗装工事を行うにあたり工程をご説明させていただいてから工事に着工いたしました。今回の工事は、お客様のご希望で苔の繁殖が著しい北側の外壁の塗装工事を行わせていただきます。私たち街の外壁塗装やさんでは一部の塗装工事も承っておりますのでお気軽にご相談ください。
外壁塗装工事の最初の工程は、高圧洗浄を行い外壁に堆積した苔や汚れを除去していきます。汚れの付着度合いなどに合わせて洗浄の圧を変えて行って行きます。洗浄は高い位置からスタートし汚れを落としながら1階へと下がっていきます。洗浄が完了後はしっかり乾燥させ、コーキングの打ち替え作業を行います。
汚れの付着が著しい場合は専用の洗浄剤を用いてバイオ洗浄を行うことも可能です。その代わりに洗剤が敷地内に流れますのでガーデニングを楽しまれている方へはオススメしておりません。
コーキングの打ち替え作業の状況です。既存の傷んだコーキングを撤去し、外壁材の目地に合わせてマスキングテープを設置後、新しいコーキングの密着性を高めるプライマーを塗布し、プライマー乾燥後に新しいコーキングを充填し専用のヘラで形を成型しコーキングの打ち替え完了です。
北側すべてのコーキングの打ち替え作業が完了後、サッシなど塗装を行わず汚してはいけない箇所に養生を行い、続いて外壁塗装工事に移ります。
養生は仕上がりに大きな影響を及ぼしますので丁寧に作業を進めていきます。もちろん施工中に換気をしたいとご相談があれば外すこともできますので、お気軽にお申し付けください。
外壁塗装の下塗り作業の状況です。前回の塗装工事から期間が短いため、下塗り材にプライマーを使用し外壁全体に塗布していきます。下塗り材の役割は、既存の外壁と仕上げ塗料の密着性を高めるために必要な塗装工程です。
外壁塗装の仕上げに使用する塗料は、水谷ペイントの
ナノコンポジットWを使用します。
ナノコンポジットWは水谷ペイント、京都工芸繊維大学、科学技術振興機構が共同して8年という長い歳月をかけて開発した塗料です。塗料の特徴として1㎚という極小の粒子を均一に配置することで汚れのつきにくい塗膜を形成していることが挙げられます。セルフクリーニング作用によって、雨水で汚れが落ちることで外壁が汚れが堆積しにくいため、綺麗な状態が長続きします。汚れが付きにくい他、耐変色性・防炎性・シックハウス対策・防カビ防藻性・速乾性が高い優れもの塗料です。更に耐久性を高めたフッ素塗料、ナノコンポジットF、低汚染性を高めたナノコンポジットW防藻+もございますので、ニーズにあわせて選択してみてはいかがでしょうか?
仕上げ塗装は、2工程で行います。
今回の色は、NC-25を使用します。ローラーと刷毛を使い分け塗装を行って行きます。1回目の塗装が完了後、しっかりと塗膜を形成するために乾燥時間を規定時間あけて2回目の塗装を行い外壁塗装完了です。塗装完了後、塗りムラなどがないか確認を行い、窓の養生を取り外し外壁塗装工事の竣工です。
前回の塗装から10年も経っていないとのことでしたが、今回1面のみの塗装を行ったことで他面との色違いは発生してしまいます。そこでなるべく既存外壁に似ている色での塗り替えを意識しました。
外壁塗装工事完了後、お客様にご確認いただき「気になっていた苔の汚れも落ち、心配していた亀裂も直りこれで安心出来ます」と、工事にご満足いただけました。今後、定期点検にお伺いさせて工事後の経過もサポートさせていただきます。
外壁塗装工事は、街の外壁塗装やさんにお気軽にご相談ください。調査は、土曜・日曜・祝も対応しておりますのでご安心ください。
記事内に記載されている金額は2021年03月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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