横浜市旭区西川島にお住まいのH様は、築25年が経過し、外壁の汚れを気にされていました。以前に、DIYで外壁塗装を行ったことがあるようです。年月が経つにつれて、外壁の藻や汚れが目に付くようになり、外壁塗装を検討されたとの事です。
現地調査では、外壁の汚れだけではなく、シーリングの割れも気になりました。目地に充填されたシーリング材は、防水とクッションの役割を果たしています。強風を伴う雨が降った際に、室内に染みが出来てしまうとのお話を聞き、目地から雨漏りが発生していることが判明しました。今回は、シーリング打ち替え工事で雨漏りを改善し、外壁塗装を行います。
使用材料
パーフェクトトップ(15-60D)、ボンド ビューシール6909(ノンブリード型)
築25年が経過したH様邸は、明るいピンク色の外壁が素敵な2階建ての邸宅です。周囲には木々が生い茂っており、湿気が籠りやすい環境にありました。晴れている日の日当たりも、あまり良くはないそうです。雨戸には藻が繁殖し、緑色に変色していました。白色なので、写真で見ても汚れが目立ちます。
日の当たる2階部分を除いて、外壁には、藻や汚れが付着していました。水はけが悪い状況が分かります。藻や苔・カビは、建物の美観を損ねてしまうだけではなく、建材の劣化を促進させます。高圧洗浄で綺麗に洗い流して、塗装しましょう。
一見、モルタル外壁に見えますが、H様邸は
窯業系サイディング外壁です。窯業系サイディング外壁には、目地と呼ばれる継ぎ目が存在します。目地に充填されたシーリング材を見ると、ひび割れているのが分かります。ひび割れは、数ヶ所に見られました。シーリング材の劣化によって、室内への雨漏りも確認できましたので、そちらも改善する必要があります。
塗装を行う際には必ず、高圧洗浄を行います。外壁に付着した汚れや古い塗膜を洗い流し、塗料の密着性を高めます。洗浄機は、ガソリンエンジン式の物を使用しますので、電源は不要です。洗浄後は、しっかりと乾燥させましょう。
目地のシーリング打ち替えを行います。シーリング材には、ボンド ビューシール6909(ノンブリード型)を使用しました。シーリング材に含まれた可塑剤(かそざい)が表面に溶け出し、塗料や汚れと反応して変色するのを防ぎます。充填したシーリング材がしっかりと密着するよう、ヘラで均していきます。
サッシ廻りは打ち替えてしまうと、雨漏りのリスクが高まりますので、増し打ちを行いました。シーリング材を均した後、ある程度乾燥させてから、養生テープを剥がします。これで、シーリング補修は完了です。室内への雨漏りが無事、解消されました!
窓や扉には塗料が付着しないよう、養生を行っておきます。必要に応じて、庭先の植木や駐車場に止められた車を養生する場合もあります。
養生まで終わりましたら、いよいよ塗装に移ります。まずは下塗りです。下塗りには、パーフェクトサーフを使用しました。パーフェクトサーフは、窯業系サイディングボードの塗り替えに適しています。微弾性機能が備わっていますので、小さなひび割れへに追従します。
中塗りを行います。塗装には、パーフェクトトップ(15-60D)を使用しました。
パーフェクトトップは、コストパフォーマンスに優れており、私たち街の外壁塗装やさんでもお薦めしている塗料の一つです。15-60Dは、落ち着きのある柴色(ふしいろ)になります。
塗膜に厚みをだし、色ムラを無くす為、上塗りを行います。中塗り同様、パーフェクトトップで塗装しました。一般的には、中塗りと上塗りで同じ色を使用しますが、お客様のご希望によって色を変えることもあります。
付帯部の塗装も忘れてはいけません。雨樋や庇、雨戸は白で統一しました。鉄部は塗料が付着しにくいので、ヤスリなどを使用して、表面を磨いてから塗装します。
外壁塗装が竣工しました。H様が気にされていた外壁の藻や汚れが無くなり、目地からの雨漏りも改善されました。塗装前のピンク色も素敵でしたが、色のトーンを抑えることで、上品でナチュラルに仕上がりました。再び雨漏りを発生させないよう、定期的にメンテナンスを行っていきましょう。
現在、私たち街の外壁塗装やさんでは、新型コロナウィルス対策を講じて点検・工事を実施しています。お住まいのメンテナンスを検討中の方は、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年03月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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