千葉市若葉区野呂町にお住まいのI様より、「台風で軒天が剥がれてしまった、火災保険で補修が出来ると聞いた」とご相談をいただきました。お問い合わせの通り、もし住宅が強風等で被害を受けた場合、火災保険を利用して復旧工事を行うことが可能です。条件等は加入されている保険の範囲で異なりますので確認が必要ですが、自己負担なく補修出来るケースももちろんあるため、ぜひ一度ご確認をオススメします。
火災保険では復旧工事に欠かせない足場仮設費用も申請できますので、他の工事と合わせて行うこともオススメです。今回は屋根工事や雨樋の補修も行いましたが、軒天の剥がれと塗装に関してご紹介させて頂ければと思います。
今回調査にお伺いしたのは
千葉市若葉区野呂町の築40年になる2階建て住宅です。台風によってさまざまな部位に被害が生じてしまいましたが、遠目でも確認できるのが軒天の剥がれです。軒天にも様々な種類がありますが、数十年間リフォームをされていないというお住まいはベニヤがほとんどかと思います。非常に軽く安価なベニヤですが、劣化や被害が生じるとペリペリと部分的に剥がれ見栄えを損ねてしまいます。茶色く見えているのがベニヤの素地で、よっぽど劣化していない状態でない限り塗装で補修するということも難しくなってしまいます。
ほとんどのお住まいでは新たな軒天材へ張替を行うか重ね張りするケースになるかと思います。
軒天は雨水に直接当たりにくい部位ですので、屋根や外壁と較べると被害が生じにくい場所でもあります。しかしその一方で湿気が溜まりやすい場所の為、気づけば劣化している、埃で黒ずんでいるということもしばしばです。また屋根で雨漏りが起きていると軒天に雨染みが起こることがあります。この場合軒天の補修よりもまずは屋根の点検と必要に応じた補修を行わなければなりません。
今回は火災保険を利用して台風被害の復旧工事にあたります。火災保険に必要なのは現況写真と復旧にかかるお見積書です。申請には数週間かかることもありますので、私たち街の外壁塗装やさんでは軒天だけでなく台風で被害を受けた箇所を全てチェックし、まとめて申請できるように心がけております。
軒天の補修にあたり、まずは足場仮設を行います。また隣家への埃やごみの飛散防止も防ぐため、メッシュシートを取り付けて作業に着手します。
今回軒天の補修に使用するのはケイカル板です。ベニヤよりも耐久性・耐火性に優れ、ベニヤと比較すると長期にわたってメンテナンスの必要性がない素材です。ケイカル板を補修する軒天の幅に合わせカットし、既存軒天に貼り合わせられるよう接着剤をまんべんなく塗布していきます。
増し張り工事は既存の軒天材を撤去・処分する費用も掛かりませんので比較的安価に仕上げることが可能です。一方で重ね張りの場合は段差が出来てしまうため全面改修をご検討の際に最適ですが、部分的な補修をされる際には同素材での張替がオススメです。ケイカル板が剥がれ落ちないよう取り付け、
コーキング材で隙間を埋めていきます。ただしこのままではケイカル板が吸水してしまうため、張替を行った後も塗装による塗膜保護を行う必要があります。
今回塗装に使用したのが日本ペイントのケンエースです。軒天塗装によく使用されるのですが、その理由として湿度が高い場所にも施工が出来る点が挙げられます。また隠ぺい性も高く、ヤニ止めやシミ消しにも高い効果を発揮します。軒天の色に指定等はありませんが、影が出来る部分の為なるべく明るい白系に仕上げるお住まいが非常に多いです。軒天に暗い色を使用すると重厚感が増す一方、住宅全体が暗い印象になりますのでしっかり検討してから決めましょう。
今回完全な白ではないN-90で塗装していきました。
軒天増し張り・塗装工事が完了いたしました。軒天は補修しようにも軒高ですので足場なくして補修は出来ません。また上を向きながらの作業の為、不安を感じる方は絶対にご自身で補修せずに専門の工事業者に相談しましょう。私たち街の外壁塗装やさんは塗装はもちろん補修も承っております。軽微な補修でも伺いますので、気になる部分、不安を感じている事、質問のみでもお気軽にお問合せ下さい。
記事内に記載されている金額は2021年03月22日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。