杉並区和田にお住まいのお客様は以前塗装工事でお世話になりましたお客様からのご紹介でお問合せ頂きました。築年数が経過しそろそろ塗装メンテナンスを行いたいと思った矢先だったそうです。今回は頻繁に塗り替えをしたくないという事で高耐久塗料による屋根外壁塗装工事をご提案致しました。
使用材料
サーモアイ4F(クールライトブラウン)、エラストコート(B-964)
お伺いしたお住まいはモルタルとタイルが使用されていました。タイルは吸水しない為今後も割れない限りメンテナンスの必要性がありませんので、今回はモルタルのメンテナンスです。モルタルはセメントと砂、水を混ぜて作られる素材ですので、素材の性質上ひび割れが生じやすいのが欠点です。
わずかなクラックであれば問題ありませんが、紙が入るような太さまで成長すると、
構造クラックと呼ばれ雨漏りや外壁材の剥離の原因にもなりかねません。また今回のように吸水と埃の付着でクラック部分だけ黒ずんでしまう事もありますので美観性を損ねます。もちろんこれらはメンテナンスを行う事で綺麗に改善させることが出来ますが、元々汚れが付着しやすい傾向があるという事を覚えておきましょう。
ベランダ内壁の状態です。ベランダは湿気がこもりやすい場所ですので、通常よりも劣化しやすい傾向があります。苔や藻、カビの繁殖が酷くなれば黒ズミ見た目も悪くなってしまいますので、定期的な清掃と換気を行う必要があります。またこれらの症状が出ているという事は塗膜が劣化しているという事です。塗膜が劣化しないうちにメンテナンスを行うよう心がけましょう。
屋根材はセメント系の化粧スレートです。割れ等は特に有りませんが、塗膜の劣化により苔やカビが付着しております。今回は外壁とあわせて塗装メンテナンスをご提案させて頂きます。塗り替えることで気分もリフレッシュしますので、カラーシミュレーションで完成イメージを比較しながら塗り替えを検討していきましょう。
屋根塗装工事の様子です。まずは高圧洗浄で表面に付着している汚れや苔、藻をしっかり洗い流していきます。その後はしっかり乾燥させるために時間を置きます。
乾燥した翌日以降に下塗りから中塗り・上塗りと、塗装を行いますが、化粧スレート屋根材の場合は縁切り作業が必要です。
化粧スレートは薄く塗料で密着してしまうため、タスペーサーを差し込み隙間を作ります。この作業を怠ると屋根材内部に雨水が入り込んだ時に屋根材内部に滞留し、毛細管現象による雨漏りを誘発してしまいます。これが薄いスレート屋根材だからこその下地処理になるので気を付けましょう。
屋根塗装には
サーモアイ4F(クールライトブラウン)を使用します。
ネーミングは明るい茶色ですが、どちらかというとオレンジのような鮮やかさを感じさせます。遮熱塗料を使用することで、通常の塗料よりも高い遮熱効果を期待できますが、今回のように明るめの色を使用することで更に高い効果を発揮できます。丁寧に中塗り・上塗りの2回塗装を終えたら屋根塗装工事は完了です。
タスペーサーを差し込んでいない場合は乾燥後に、縁切りと呼ばれるカッター等で屋根材間を切る作業が必要になりますので注意しましょう。
屋根塗装工事完了です。フッ素塗料を使用したことでシリコングレードで塗装するよりも耐久性を持ち、耐用年数を長くすることが出来ました。次回の塗り替えはおよそ15年後ですが風災により被害を受けた等、不安を感じる場合はお気軽にお問い合わせください。
続いては外壁塗装工事です。屋根同様モルタル外壁も表面に付着している汚れや苔、藻、カビを削り落とすような感覚で洗浄していきます。十分に乾燥した後下塗りを行いますが、外壁材の種類によって下塗りの塗料は変わります。
吸水しにくい金属素材には密着性を高めるプライマー、サイディングには吸い込み止めを抑えるシーラー、モルタルにはクラックを埋めるフィラーを使用します。使用する塗料を誤ると綺麗に仕上がらなくなる可能性もありますので、しっかり特徴をつかんで作業を進めます。
使用する仕上げ塗料はブライトンの
エラストコートです。ピュアアクリル塗料と呼ばれるアクリル100%のエラストコートは安価なアクリルとは異なり、弾性・耐久性に優れた塗料として知られます。また骨材が含まれていない為質感を損なわず、塗装後は水洗いが出来て綺麗な状態を維持できる仕上がりになります。
弾性が高い塗料ですのでクラックが発生しやすいモルタル外壁でもしっかりサポートすることが出来ます。にもかかわらず透湿性には優れている塗膜ですので、塗膜の膨れ等は起きず安心な塗料です。
外壁塗装と合わせて付帯部の塗装も進めます。雨樋は塗膜が密着しにくい為、あらかじめペーパー掛けで表面に傷をつけ塗料の密着する面積を広げることで塗膜が剥がれにくい仕上がりになります。
雨樋や水切りといった付帯部はホワイトで統一させることで、外壁や屋根、タイルの色も引き立ちます。私たち街の外壁塗装やさんでは塗装できる素材はすべて塗装させて頂きますので、塗装後は新築の頃のような綺麗さを取り戻します。シャッター等塗装後塗膜の剥がれを起こすような場所は塗装はお勧めしませんが、ご希望の場合はご相談ください。
外壁塗装工事完了です。塗装前はホワイトに近い外壁も今回クリーム系の仕上がりになり柔らかい印象を感じさせます。タイル等塗装出来ない素材がある外壁は使用する塗料に制限が出てきてしまいがちで、なかなか冒険できないという声を頂きます。そのような場合はカラーシミュレーションを作成させて頂きますので、完成をイメージしながら塗り替えを行っていきましょう。点検・お見積りは無料にて承っておりますし、オンライン商談も可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年03月23日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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