川崎市宮前区西野川にお住まいのお客様より「3階建ての2階部分で雨漏りが起きてしまったので見てほしい」とお問い合わせを頂きました。2階の居室では天井に雨染みが残っており、その上部にはベランダがあるという事でした。そこで早速ベランダを見せて頂くと防水層の全体的な劣化が見られ、防水層の再形成が必要だと判断させて頂きました。費用はなるべくかけたくないという事でしたので、今後の注意点を説明させて頂き、ウレタン塗膜防水の密着工法を施工致しました。
2階の居室天井には大きな雨染みが残ってしまっていました。気づいたらあったようですが、気づいてからは不安が大きくなりすぐに工事業者を調べご相談くださいました。この場合雨漏りの原因は上階にありますが、上部にはベランダがあるという事でしたので、早速3階のベランダを確認させて頂きました。
ベランダの防水層はメンテナンスされてから時間が経っているようで、防水層の劣化が確認できました。ベランダは洗濯物干しスペースとしても活用されるため雨水や太陽光による劣化だけでなく、歩行による摩耗も起きやすい場所です。雨漏りが続けば室内の天井も落ちてくる可能性があるので早い段階で補修を行っていきましょう。
今回はなるべく費用を抑えたいというご希望も踏まえ、密着工法によるウレタン塗膜
防水工事を施工致しました。
まず施工する部分は清掃と下地処理を進めていきます。防水層は油脂がついていますのでアセトンと呼ばれる洗浄用溶剤で油脂を溶かして取り除いていきます。その後防水塗料がよく密着するよう、プライマーを全体的に塗布していき乾燥させます。
ウレタン樹脂塗料は立上り・平場の順に施工していきます。不陸が起きないよう均一量でまんべんなく塗布していきます。細かな部分はハケ、平場はローラーで塗布し終えたら1層目は完了です。この作業を2度行って十分な厚みの防水層を形成していきます。
ウレタン樹脂塗布後は艶々な仕上がりです。しかしこのままでは比較的早く劣化してしまいますので、摩耗や太陽光等にも耐えられるようトップコートで表面保護を行います。通常使用されるのがアクリルウレタン系のトップコートですが、もっと耐久性に優れた仕上がりをご希望の方はフッ素系のトップコートを選択するようにしましょう。その分費用は高くなりますが、塗り替えサイクルを延ばすことが出来ます。
ウレタン塗膜防水工事完了です。今後は5年でトップコートのみの塗り替え、10年程度で一度防水層の状態確認を行い、15年程度でメンテナンスの必要性に関して検討する必要があります。私たち街の外壁塗装やさんも隔年
定期点検にお伺いし状態確認をさせて頂きますので、メンテナンスに関してのお悩みはお気軽にご相談ください。引き続きお付合いの程よろしくお願いいたします。
記事内に記載されている金額は2021年04月09日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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