葛飾区白鳥にて行った外壁塗装工事の費用、施工状況をご紹介しております。
工事のきっかけは「作業場として使用している部屋の壁面から雨漏りが発生しておりメンテナンスを検討しています。状況の確認、お見積りをお願いしたい。」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。
雨漏り箇所は、建物東面の1階のサッシから発生しておりました。東面の1階は以前にも雨漏りが発生し外壁の一部をシーリングにて補修を行っておりましたが数年経過し再発してしまったとの事でした。
外壁には、前回補修を行っていない範囲で、ALC外壁の目地にひび割れや外壁のクラックが発生しておりました。雨漏りの発生箇所や外壁の状態を考慮すると、目地や外壁のクラックが雨水の浸入経路となり雨漏りが発生してしまったと考えられました。
今回の雨漏りの原因は、雨が外壁に吹き付けた際にクラックから雨水が浸入したことにより発生しているものと想定されましたが、外壁塗装の劣化も発生しておりましたので雨漏り対策と外壁のメンテナンスを含めた外壁塗装工事をご提案し、ご検討の末工事をお任せいただく運びとなりました。
使用材料
エスケープレミアムシリコン(22-70B)
葛飾区白鳥の法人様より「作業場として使用している部屋の壁面から雨漏りが発生しておりメンテナンスを検討しています。状況の確認、お見積りをお願いしたい。」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。
私達「街の外壁塗装やさん」では、戸建て住宅の他にもアパートや工場、倉庫といった様々な建物のメンテナンスに幅広くご対応しております。また、現地調査からお見積書の作成までは無料にて行っておりますのでメンテナンスをご検討の際にはお気軽にご相談下さい。
現地調査の様子になります。雨漏りが発生している建物は、作業場や資材置き場と使用している鉄骨造3階建ての建物になります。外壁にはALCパネルが使用されておりました。
担当の方にお話をお伺いすると、雨漏りが発生しているのは通りに面した東面の外壁で「雨風が強く吹き付けた際に雨漏りしてしまう」と仰せでした。
雨漏りの原因特定には雨漏りの発生状況も大きな手がかりとなりますので、雨漏りが発生してしまった際には発生時の天候状況を記録しておくと原因特定に役立ちます!
雨漏りが発生している室内の状況確認を行いました。建物1階部分のサッシ(窓枠)上部から雨水がポタポタと垂れてきてしまうという状況でした。
サッシは外壁と内壁の間に枠を組んで取り付けを行っておりますので、サッシ垂直方向の外壁より雨水が侵入してしまうと外壁の裏面を伝いサッシ上に水が溜待ってしまいます。水が貯まると最終的に枠を固定しているビス穴から水が垂れて来てしまいます。
点検口から外壁方向を確認すると、雨漏り発生箇所付近には垂直方向に鉄骨が設置されており鉄骨の表面には水が伝ったような後が確認出来ました。
ALC外壁の裏面には雨漏りによる黒ずみやシミは発生していないことから、建物2階の外壁より鉄骨を伝って1階のサッシへと水が侵入していると想定出来ました。
建物に使用されているALC外壁のご紹介を致します。ALC外壁とは珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末を主原料とし、高温高圧蒸気養生という独自の製法により作られた軽量気泡コンクリート建材です。軽さと強度、断熱製を持ち合わせた近代建築で多く使用されている建材となります。
規格寸法に加工されたパネルを組み合わせている為、写真のように格子状の継ぎ目が特徴の外壁となります。
外壁の一部では、目地のシーリングを補修した形跡が確認できました。過去にも雨漏りが発生し、応急的な処置を行ったそうです。
シーリングの補修が行われていない箇所には、目地のヒビ割れや外壁にクラックが無数に発生しておりました。
ALC外壁が使用された建物での雨漏りリスクが高い場所は、パネルの継ぎ目(目地)や外壁に発生したクラックになります。雨漏りの調査を行っていてもALC外壁の場合、目地やクラック部分からの浸水の事例が多くあります。
こちらの建物でも、目地や外壁にはクラックが発生しており雨漏りのリスクが高い状態でした。一部のクラックは構造クラックと呼ばれる幅0.3㎜、深さ0.5㎜以上のクラックが発生しており、こちらが雨漏りの原因箇所となっておりました。
今回の雨漏りの原因は、雨が外壁に吹き付けた際にクラックから雨水が浸入したことにより発生しているものと想定されました。外壁塗装の劣化も発生しておりましたので、雨漏り対策と外壁のメンテナンスを含めた外壁塗装工事をご提案し、ご検討の末工事をお任せいただく運びとなりました。
今回の外壁塗装工事の費用は、税込み950,000円にて承りました。施工範囲や使用塗料により施工金額が異なりますので詳しくはお問い合わせ下さい。
足場の仮設を行い作業開始となります。
先ずは、外壁の洗浄作業を行います。塗装を行う前に、これまでに付着した表面の汚れやチョーキングにより発生した粉をしっかりと洗い流していきます。塗装工事では、旧塗膜の上に塗料を重ねて塗りますので、表面の汚れをしっかりと落とすことで新たな塗料の密着性を向上させます。反対に汚れが残った上に塗装を行ってしまうと、下地との密着が甘くなってしまうので塗膜の剥がれに繋がってしまいます。
高圧洗浄の後は、目地や開口部周りのシーリング打ち増し作業を行います。今回使用するシーリング材は、オート化学工業株式会社が製造しているオートンスマートシールWJを使用します。
オートンスマートシールWJは、目地伸縮に追従する高耐久1成分型シーリング材です。耐久性、伸縮性に優れている為、動きの大きなワーキングジョイントにも使用可能なシーリング材となっております。
シーリング作業の様子になります。シーリングを充填する前には幾つかの工程があります。
先ずは、シール作業時に周囲の汚染を防止する為にマスキングテープを用いて目地周りの養生を行います。養生後は、シールプライマーの塗布を行います。シールプライマーはシール用の接着剤となりシーリングと下地の接着を良くする役割があります。プライマーを塗らずにシーリングを充填してしまうと接着面の剥離や、ブリードを引き起こす原因となりますので忘れてはならない工程になります。
プライマー塗布後は、プライマーを乾燥させた後にオートンスマートシールWJの充填を行い仕上げ用のヘラを用いて表面の仕上げを行います。
外壁目地のひび割れはシーリングが重なることで、ひび割れを埋めることが出来ます。従って目地からの雨漏りの場合には、シーリング作業が完了した時点で雨漏り心配は無くなります。
下塗りの様子になります。使用する下塗り材はエスケー弾性プレミアムフィラーになります。幅広い下地に適した下塗り材になりフィラー、シーラー、中塗りの3つの機能をこの材料1つで併せ持っている優れた下塗り材になります。また、ひび割れ追従性がありALCやモルタル外壁に多く使用されます。
下塗りは下地と上塗り材との密着を高める役割がありますので塗り残しが無いように外壁全体に塗布を行います。下塗り塗布後は下塗りが乾くまでの乾燥時間を設けなければなりません。乾燥時間を守らずに施工を進めてしまうと塗料本来の力が発揮出来ませんので必ず時間を開けて作業を行う必要があります。
中塗り・上塗りに使用する塗料はこちらもエスケー化研のエスケープレミアムシリコンになります。
シリコン塗料ですがラジカル制御を行うことにより従来のシリコン塗料よりも耐久性が高く価格の面ではシリコン塗料と同等の塗料ですのでコストパフォーマンスに優れた塗料になります。
今回は、壁1面の部分的な塗装工事でしたので既存の色と近い22-70Bをお選びいただきました。
下塗りが乾燥したことを確認したら中塗り・上塗りを行います。
こちらの工程は、上塗り塗料を2層重ね塗りを行う工程になります。2回塗りを行うことにより仕上がりのムラが無くなり綺麗な仕上がりとなる他にも塗膜に厚みが付くので耐久性が高まります。
外壁塗装が完了となりました。工事完了後には、ご担当者様と仕上がりの確認を実施し問題が無いことを確認したら施工完了となります。施工完了後は、雨風の強い日でも雨漏りが再発している様子は無く安心して業務に取り組めているとのことでお客様のお悩みを無事に解消することが出来ました。
今回の外壁塗装工事では施工保証を7年間お付けしております。初回点検は1年後になり、その後は隔年点検にお伺いし外壁の状態確認を行わせていただきますので施工後もご安心頂きたいと思います。
記事内に記載されている金額は2024年01月19日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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