清瀬市元町にお住まいで屋根のメンテナンスをご検討されているお客様より、お問合せを頂きました(^^)/
築17年のお住まいで、最近になりご近隣の方から
屋根の傷みをご指摘されたとの事です(>_<)
ご指摘をされたお客様も最近屋根工事を行われたそうですが、その際に今回のお客様の屋根の状態を気にされたそうでした。
屋根の状態をご自身で確認されるのは非常に困難ですので、弊社に点検のご依頼を頂きました。
さっそく、屋根の状態を調査させて頂きます!
ご近隣の方から指摘を含めた部分を含めてしっかりと拝見いたします(^^)/
お客様のお住まいは化粧スレート屋根が使用されており、約7年程前に塗装メンテナンスを実施されたそうです。
その為、全体的には塗膜はそれほど劣化している様子はありませんでした。 しかし、軒側には苔の繁殖が見られ、さらに日当たりが悪く水はけが悪い北面には塗膜の浮き・剥離症状が見られました(>_<) また、スレート屋根材同士の重なり部分にに必要な隙間が塗膜によって完全に塞がれている状態が確認されました。 こちらは、「縁切り不足」と呼ばれる塗装メンテナンスの施工不良です(>_<) 屋根材内部に侵入した雨水の排水口が塗料によって塞がれている状態ですので、長時間屋根材内部に水分が滞留してしまう事に繋がり、屋根下地材の劣化促進・雨漏りを引き起こす原因となります。
雨が降った際、雨水は全て瓦・スレートなどの屋根材によって防がれていると思われがちですが、実際はそうではありません! 台風などで発生した強風が伴う雨の場合には、屋根材内部へ浸水してしまいます。 その為、スレート屋根材同士の重なり部分にはそうした雨水の排水口である隙間が設けられています。 しかし、スレート屋根材は非常に薄い素材である為、何も対処せずに塗装を施してしまいますと塗膜によってこの隙間が塞がれてしまいます。 こうした事態を防ぐ為、スレート屋根に塗装を施す際にはタスペーサーの差し込みによる縁切り工程が存在しますが、その様な工程をしない・もしくは不十分の場合は「縁切り不足」と呼ばれる施工不良となります。
続いて、棟板金も調査させて頂きます。
写真の様に固定釘の浮き・抜けが多く発生していることから、貫板の劣化が進行していると推測出来ます(>_<)
棟板金の固定先である貫板の劣化は、固定力の低下を招いてしまいますので棟板金の飛散・捲れの原因となります。
こちらも早期の対応が必要な状態です!
スレート屋根材自体はひび割れた箇所も散見されましたが、状態は悪くありませんでした。
また、屋根下地材である野地板・垂木もまだまだ問題なさそうですので、屋根材に関しては塗装メンテナンスのみで復旧出来る状態です(^^♪
その為、今回は棟板金工事・屋根塗装メンテナンスをご提案させて頂き、工事のご要望を頂きました!
まずは、棟板金と内部の貫板の撤去です。
以前に塗装メンテナンスを行っている事から、板金自体は錆の発生も無く綺麗な状態です。
ですが、点検時の推測通り貫板は経年劣化が進行していました。
非常に脆くなっていますので、乱暴に取り外してしまいますとボロボロと崩れてしまいます(>_<)
慎重に取り外します!
次に、新しい貫板・棟板金を設置していきます。
ステンレス製のビスを使用して貫板を設置し、その後棟板金を棟の横側からビスで固定します。
新しい棟板金の材質は、ガルバリウム鋼板製です。
ガルバリウム鋼板は施工性・軽量性に優れ、金属の天敵である「錆」にも強い特徴を持っている優れた金属素材です(#^^#)
棟板金同士の繋ぎ目はどうしても隙間が出来てしまいます。
その為、シーリング材を充填する事で雨水の浸水を防ぎます(#^^#)
これで、棟板金交換工事の完成です!
続いて、スレート屋根の塗装メンテナンスに移ります!
どのような塗装工事にも言える事ですが、いきなり塗装を施しても失敗に終わります(#^^#)
まずは、下準備である下地処理を施していきます!
塗膜の浮きが生じている部分を剥がし、表面を均します。
また、ひび割れが発生している部分の補修も行っていきます。
コーキングによる補修後、こちらも表面を均します。
続いて、縁切り工程です。
今回は塗装を施す前から以前行った塗装メンテナンスの施工不良による縁切り不足の状態です。
その為、ヘラを使用した手作業による縁切りを行います。
1カ所ずつヘラを差し込んでいきますので結構な重労働です(>_<)
また、併せて今回の塗装で隙間が塞がってしまわない様にタスペーサーによる縁切りも行います!
これで、今回の塗装メンテナンスによって縁切り不足になるようなことはありません(#^^#)
これで下準備が整いましたので、いよいよ塗装を施していきます。
まずは、シーラーを使用した下塗りを行っていきます!
下塗りの役割は、これから塗布する仕上げ塗料と塗布面の密着性を向上させる事です。
仕上げ塗料を塗ってしまえば見えなくなってしまいますが、非常に重要な工程ですのでしっかりと作業させて頂きます!
続いて、中塗り・上塗りを行います。
今回は遮熱塗料であるサーモアイSiを使用させて頂きました!
サーモアイSiは熱源となる太陽からの赤外線を反射する機能を備えている事から、屋根の温度上昇を抑制する効果を持っています。
屋根の温度上昇を抑制する事は室内に伝わる熱を抑える事に繋がりますので、結果として夏の暑さ対策になります(#^^#)
中塗り・上塗りと塗り重ねる事でムラの無い厚みのある塗膜を成型しますので、塗料が持つ機能を最大限に高められます!
以上で棟板金工事並びに、屋根塗装工事の完了です! 光沢のある非常に綺麗な仕上がりとなりました(#^^#) 美観はもちろんですが、屋根の防水性も復活した上に遮熱塗料による効果によって夏も涼しくお過ごし頂けると思います! 今回の工事では、棟板金交換工事、並びに屋根塗装工事を税込 900,000円で施行させて頂きました! 実際の施工費用・ご提案させて頂く施工方法は、お住まいの状態や立地・環境によっても変動致しますので、まずは無料点検にてお住まいの状態を拝見させて頂き、詳細なお見積りを作成させて頂きます(#^^#) 私達、街の外壁塗装やさんは、専門スタッフによる現地調査の上でお住まいのお困り・ご不安事を解決可能な最適な施工方法をご提案させて頂きます(^^)/ どうぞお気軽にご相談下さい!
記事内に記載されている金額は2024年01月24日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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