築14年程になり、お建てになった、大手建築会社様から再塗装のお勧めがあったそうです。当店の再塗装を含めたリフォーム提案がお気に召し工事のご依頼を受けました。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 シーリング打ち替え その他 カーポート補修、防草シート施工、外壁光触媒コーティング
使用材料
サーモアイ4F、無機ハイブリッドクリヤーJY、オートンイクシード、タスマジック、バイオミミックコート
築14年たったスレート屋根は、塗膜の劣化により全体に色褪せが起きていました。
又、所々の瓦にヒビが入っていました。
こちらのお宅は、サイディングボード外壁で、まだ一度も塗替えはなさっていません。
塗膜劣化の兆候の壁を手でこすると白い粉が付くチョーキング現象も起きていました。
太陽光が当たる南側は色あせが起きていました。
あまり太陽があたらない北側と東側は、コケがひどく緑色が目立っていました。
工事前、ご近所様には事前に、工事日程、概要をお伝えし、ご理解とご協力をお願い致しました。
作業の手始めは、仮設足場設置です。
足場設置と解体の数時間は、金属音でご近所にご迷惑をお掛けしてしまいます。
足場が組み終わるとメッシュのシートを張ります。
作業の目隠しにもなりますが、塗料・水・その他の飛散防止、作業員の落下防止にも役立っています。
しかし、台風や突風の恐れがある場合、風力抵抗の被害を防ぐためシートは一時取り外しておきます。
小さな穴から高い圧力で水を出し塗装時に、邪魔なごみ・ほこり・劣化した塗膜や錆などを塗装する表面から落とします。
すごい勢いですが、思ったほど水量は、多くありません。
平板スレート屋根材専用の浸透型補修剤 (株)セイムの「タスマジック」です
昨年11月発売の新しい素材です。
作業工程は、ひび割れたスレート瓦の下に専用プレートを置き、上から「タスマジック」を塗ると裏まで浸透し接着します。
冬場でも数時間で固まり、補強した部分は割れていない瓦の2倍以上の強さになっています
作業は、多少の雨濡れた場所でも出来てしまう優れモノです。
日本ペイントの「サーモアイシーラー」で屋根の下塗り作業です
「サーモアイシーラー」は、この後使用するフッ素塗料「サーモアイ4F」と相性が良く、下塗材ですが遮熱効果がある塗料です。
「サーモアイシーラー」で1回目の下塗り作業完了です
1回の下塗りが済むと「サーモアイシーラー」は、かなりスレート瓦に吸い込まれていました。
吸い込まれるということは、スレート瓦表面塗膜の劣化を現しています。
下塗り材の目的は、上塗り材を塗布できる素地を作ることです。
しかし、こちらの下塗り1回だけで状態では、目的を十分に果たしているとは言えません。
そこで、「サーモアイシーラー」の2回塗りを行います。
「サーモアイシーラー」を2度塗ると塗料の浸透も少なくなりました。
乾いても表面が白いままです。
この下塗り2回作業によって、上塗り材の「サーモアイ4F」を塗る準備が出来ました。
日本ペイントの高級フッ素塗料「サーモアイ4F」で中塗り作業です。
「サーモアイ4F」は、遮熱塗料ですので、太陽光をよく反射する艶が特徴です。
まだ、中塗り段階です。もう一度塗装する上塗り後になると、より輝く艶が出来ます。
スレート屋根を中塗り塗料と同じ「サーモアイ4F」で上塗り作業です
「サーモアイ4F」で上塗り完了しました
アップ写真では、「クールジェノバブラウン」が赤系に輝いて見えます
スレート屋根全体を少し離れてみると太陽を反射し眩しく光る「サーモアイ4F」です
アップの時よりオレンジの茶色に見えます。
「サーモアイ4F」は、別名「太陽熱高反射4フッ化フッ素樹脂屋根用塗料」と言います。
これは、太陽熱を高反射して分子構造上結びつきが強くなった4フッ化フッ素樹脂で出来た屋根用塗料ということです。
日本ペイントのサーモアイシリーズの中で、最も長期にわたって対候性、光沢保持性を保持できる遮熱塗料です。
シーリング目地の外両側へ打ち替えの為テープで養生します
目地の内側 両サイドにプライマーを塗布します
シーリング材「オートンイクシード」充填です
この後、へらで表面を整え、固まらないうちに養生テープを注意深く取り外します。
多くの方はあまり重きを置かないシーリング材ですが、この「オートンイクシード」は、
オート化学工業株式会社 が開発した 「長期耐久型ハイクォリティーシーリング材」で
特徴は、新開発『LSポリマー』等により、
1.ずっと柔らかい【耐久性】
経年で流出する「可塑剤」を配合していないため、超長時間の柔軟性を維持!
2.圧倒的な接着力と耐ムーブメント力【耐久性】
シーリング材にとって生命線となる『耐ムーブメント力』と『接着力』が、これまでにない圧倒的な耐久性を持っているため、剥離・しわ・亀裂を防ぎ防水性を長時間維持!
3.抜群の耐候力【耐候性】
紫外線等の外的要因による表面劣化を防ぎ美観も長時間維持!
と、数年に満たない耐久性のシーリング材がある中、30年以上の耐久性実験結果を持っているシーリング材です。
「オートンイクシード」は、シーリング打ち替え作業を塗装の先の「先打ち」、後の「後打ち」、どちらにも対応します。
色も年々多彩になり色数が充実しているため、ほとんどのサイディングボードの色に対応でき目地の目立ちにくさも抜群です。
こちらのお宅では、「ソルトアイボリー」色を使用しました。
こちらの外壁は、サイディングボードです。
築14年で劣化もそれほど酷くなく、タイル柄や色合いを今後も残したいため耐久性抜群で、透明な塗料 「無機ハイブリッドクリヤーJY」を使用します
外壁塗装前に養生作業です
屋根塗装その他の時も行いますが、一番手間がかかるのが外壁塗装の養生です。
養生の目的は、ペンキが付いてはいけない場所を覆い、綺麗に効率よく定規代わりのためにも行うものです。
作業の仕方も、ドアへは開け閉め出来るように、歩く場所へは滑らないように、定規代りにする場合は、ミリ単位でぴっちりとか、様々です。
そのため、様々な素材や経験を屈指して行う重要な作業の一つです。
「HBサイディングプライマー」を塗布します。
この塗料は、この後使用する「無機ハイブリッドクリヤー」の専用と言ってよい下塗り材です。
このコンビは、下塗り1回と上塗り1回だけで従来の高級塗料フッ素塗料を凌ぐ能力を発揮できます。
「無機ハイブリッドクリヤJY」でサイディングボード外壁の上塗りです。
塗るときは乳白色ですが、乾くと透明になります。
下塗りでお話ししましたが、この1回だけの仕上げ塗料塗布でアステックペイントの高級塗料の威力が発揮できます。
その特徴は、超低汚染性、柔軟性、高硬度があり、耐候性は、20年以上と従来のフッ素塗料を凌いでいます。
デメリットを言いますと、サイディング外壁の1回目に塗り替えのみという事です。
こちらのお宅は、築14年の今回が1回目の塗料になりますので、ピッタリの高級塗料となります。
1度「無機ハイブリッドクリヤー」で塗装されたお宅の2度目以降の塗替え時は、上塗り1度だけの施工で済みますので、今後のメンテナンス費用の節約にもなります。
「無機ハイブリッドクリヤーJY」で上塗り完了し乾きました。
艶が良く出ています。
屋根、外壁の他も塗装しなければならないところがあります。それらを付帯部分と呼んでいます。
具体的にこちらのお宅では、軒天、水切り、雨樋、シャッターボックスなどです。
塗料を日本ペイントの「ファインSi」カラーは、19-40Bグレーがかったこげ茶色で統一し塗装しました。
土台上の水切りは不具合を補修し塗装しました。
外壁はサイディングの模様・色も色あせする前のようになり、お客様も「新築の時の様だ!」と喜んで下さいました。
屋根、外壁、シーリング、すべて高機能素材使用となり、長期にお宅を美しく守ることが出来ると思います。
記事内に記載されている金額は2019年07月24日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。