調布市下石原で外壁塗装工事をおこないました！
お問合せのきっかけは、多摩川支店に来社され、築20年でメンテナンスをおこなった事が無く、同じ時期に建てた回りが工事をおこなったので、今のところ気になるところはないが、屋根と外壁のメンテナンスをご希望されていました。
建物の調査に伺うと、屋根はパミールが葺かれており葺き替え工事を実施しました。外壁はサイディング張りで目地のコーキングの劣化が進行していて汚れの付着も見られましたので、外壁塗装工事をおこなうことになりました。
工事後のメンテナンスを少なくするために耐久性の高い材料を使用したいというご希望でしたので、今回使用したのはダイフレックスのスーパーセランフレックスです。無機塗料で耐久性が高いのですが、柔軟性も兼ね備えている塗料ですので、ひび割れなども出にくくなります。
カラーシミュレーションと塗板を使用して打合せを進めていきましたので、仕上がりには大変満足していただくことが出来ました。
ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
外壁塗装 シーリング打ち替え 色選び
使用材料
ダイフレックス スーパーセランフレックス
築年数
20年
施工期間
12日間
保証年数
12年
建坪
130㎡
工事費用
税込み1,210,000円
建物の状態を調べていきます。
外壁はサイディング張りで、新築からメンテナンスをしていないという事ですので、表面の撥水性が落ちてしまい汚れやコケの付着などが見られます。
サイディングは板状の外壁材で、長さが3m程の外壁材になります。外壁の端から端まで一枚のサイディングで張る事は出来ませんので、必ずジョイントが出来ます。
このジョイントはワーキングジョイントといい、動きが出る部分になります。建物が動いた時に力の逃げ道になる部分でここが緩衝材の役割をもっています。もう一つは雨水の浸入を防ぐ目的がありますので、劣化しているかどうかを見ていきます。
サイディング目地は部分的にコーキングが打ってある状態でした。下から手が届く範囲で補修してあり、お客様ご自身で気になる部分の補修作業をおこなったそうです。
コーキングの劣化は放置してしまうと雨水が入り込み、サイディング自体の劣化や進行すると雨漏りに繋がる事もありますので、ヒビ割れている場合は新しいコーキングに打ち換えしていきます。
外壁のコーナー部分もコーナー専用の部材とジョイントがありますので、この部分も打ち換えていきます。
お隣との間隔が近く軒先同士の間に足場を立てていきます。足場は作業する面から遠くても近すぎても作業し辛いので、適切な位置に足場を架けます。
テラス部分に波板が張ってありますので、足場を架ける際には一旦取り外してフレームの間に足場を架けていきます。狭いスペースでもいろいろな方法で作業をおこなう事が出来ますので、ご相談いただければ良い工事方法をご提案させていただきます。
塗装工事の一番最初の工程は高圧洗浄です。
外壁や屋根の塗装工事において高圧洗浄は非常に重要な工程です。この工程では、塗料を塗る前に外壁や屋根の表面に付着した汚れや古い塗料をしっかりと落とすことができます。これにより、塗料と外壁との密着性を高めることができ、塗装の耐久性や美観を向上させることができます。
高圧洗浄を行う際には、適切な圧力と水量を調整することが重要です。圧力が強すぎると外壁や屋根を傷つける恐れがあるため注意が必要です。力加減を考えながら、汚れを丁寧に落としていくことがポイントです。 高圧洗浄は外壁塗装の前に必ず行うべき工程であり、塗装の仕上がりや耐久性に大きく影響を与えます。外壁塗装を検討している場合は、専門の外壁塗装業者に相談して適切な高圧洗浄を行うことをおすすめします。
外壁のタイル面は塗装しないのですが、高圧洗浄で汚れなどを洗い流しておきます。
高圧洗浄がおわり、コーキング工事をおこなっていきます。
まずはサイディング目地部分の古いコーキングを撤去していきます。コーキングの左右に切れ目を入れていくと簡単に撤去する事が出来ます。目地などのワーキングジョイントは基本的に左右だけ接着していて奥の部分は付着しない様になっています。これを２面接着と言って、奥の部分が付着している３面接着になってしまうと力が逃げずにコーキング部分が裂けたり浮いてしまう原因になります。
古いコーキングを除去した後は、目地の左右にマスキングテープを貼ります。マスキングテープははみ出したコーキングで外壁が汚れるのを防ぎ、最後に剥がすと真っすぐとコーキングのラインを作ることが出来ます。
コーキングのプライマーは、塗装作業において非常に重要な役割を果たします。コーキングは建物の隙間や接合部などに使用されるシーリング材であり、耐久性や防水性を高めるためにプライマーが必要です。
プライマーはコーキング材と基材の密着性を向上させる役割があります。特に外壁や屋根などの外部に使用されるコーキングには、耐候性や耐久性が求められるため、プライマーの適切な選定が重要です。プライマーを使用することで、コーキング材がしっかりと基材に密着し、長期間効果を持続させることができます。
プライマーを適切な時間（オープンタイム）乾燥させてからコーキング材を充填していきます。コーキングガンという専用の工具を使用して目地部分にコーキングを入れていくのですが、隙間ができない様にしっかりと充填します。
コーキングを充填した後は直ぐに上から押さえていきます。コーキングヘラを使って上から押さえつけながら均していくのですが、この時に中に空気が残らない様に抑えていきます。空気が残っていると後から膨れてしまったり剥がれてしまう事になりますので、しっかりと押さえます。
コーキングの押さえが完了しました。
空気を押し出す様に押さえますのでマスキングテープの方に必ずはみ出してしまいます。
マスキングテープを剥がしてコーキング工事完成です。
マスキングによって真っすぐなラインが作られましたので、綺麗に仕上がりました。今回はこの上から塗装工事をおこないますが、使用する塗料などによってはコーキングを後から打つのでこのままの仕上がりになる事があります。その様な時には仕上がりがガタガタになっていると綺麗に見えませんので、マスキングテープは重要になります。
塗装工事をおこなう際にはどのような色にするかを決める必要があります。その際に有効なのがカラーシミュレーションです！
カラーシミュレーションは、撮影した画像に色を当てはめて仕上がりのイメージを作るのに有効です。お客様のお好みに合わせて色を変えていく事が出来ますので、どの様に仕上がるかを工事前に確認する事が出来ます。
カラーシミュレーションで仕上がりをイメージしていただき、最終的には実際に塗装する色を塗った板をメーカーに用意してもらい、その塗り板を日向や日陰で見ていただき色を決定いたします。
こちらが最終的に決定したカラーシミュレーションです。
実際の仕上がりとどの様になるかが楽しみです。
外壁塗装で使用する塗料は、ダイフレックスのスーパーセランフレックスです。
スーパーセランフレックスは、超耐候・超低汚染型の変性無機塗料で、耐用年数が長いことで知られています。 スーパーセランフレックスは光沢が長期間持続することでも注目されています。光沢保持率が高く、20年以上経ってもまだまだ美しい光沢を保っています。さらに、耐久性も高く耐用年数が25年にも及ぶため、長期間にわたって外壁を美しく保つことができます。
無機塗料は、ガラスや陶器などの無機質なものと同じで塗膜が固くて耐久性を保持する塗料ですが、スーパーセランフレックスは無機塗料の持つ耐久性を保持したうえで塗膜に弾性がある事が大きな特徴です。
塗装工事は３回塗りで仕上げます。１回目を下塗りといい、塗装する面を保護しつつ仕上げの塗料の付着性を高めるために塗装します。高圧洗浄や下塗りなどの下地処理作業は、塗装工事の工程の中でも非常に重要になります。
仕上がってしまうと全く見えなくなる部分ですが、幾ら耐久性が高い塗料を使用していても下塗りがしっかりとおこなわれていないと、塗膜が浮いたり剥がれたりしてしまう原因になりますので、見えない部分だからこそ適切な工事が必要になります。
下塗りが完了です！
この後は乾燥させてから仕上げの塗装作業に取り掛かります。
仕上げ塗装の１回目は中塗りといいます。全体の工程の中間に位置する作業ですので中塗りです。
仕上げのスーパーセランフレックスを使用しますので色を付ける事は出来ますが、スーパーセランフレックスは２回塗りが基本で２回の塗装によって性能を最大限に発揮されるように作られています。
最近はあまり聞かなくなりましたが、塗装工事が仕上がった時に色が付いていれば綺麗に見えますので、仕上げを１回しか塗装しなかったり下塗りをおこなわずに
仕上げ塗装を１回だけにする業者がいました。この様に必要な工事を省いて安い金額で見積りを出してくるところが結構いたのですが、余りにも安い金額の三吊りだた場合は、工事工程の詳細を確認したり工事後の保証についても確認する必要があるので、注意が必要です。
街の外壁塗装やさんでは、その様な手抜き工事といわれる施工は一切いたしません。工事後は使用する塗料などに応じた年数での施工保証書を発行し、定期点検などにより工事後のアフター対応をおこなっております。
今回の工事では１２年の施工保証をお付けしております。１２年間工事した部分に不具合が出ない自信がありますので施工保証書を発行しておりますので、工事後も安心していただくことが出来ます。
仕上げ塗装の２回目『上塗り』をおこないます。色がしっかりと付き、塗膜も適切に形成されますのでスーパーセランフレックスの持つ性能を最大限発揮してくれるように仕上がりました！
外壁の塗装工事では外壁以外にも塗装する部分があります。
屋根の側面部分の破風（はふ）や軒天、雨戸やシャッターボックスなどの鉄部です。アルミ素材は基本的に塗装しませんが、それ以外の塗装できる部分は全て塗装していきます。
破風もカラーシミュレーションで色分けしている部分で、屋根をぐるっと囲う様に（軒先部分は鼻隠しといいます）設置されていますので、色を変えることで屋根を縁取る様なラインができて良いアクセントにもなります。今回は外壁よりも濃い茶色で塗装しました。
ここはバルコニーの笠木です。ガルバリウム鋼板が使用されていてサビなどは殆どありませんでしたが、色あせて色っぽくなっていましたので、破風と同じ色で塗装して仕上げました。
鉄部の塗装工事での下塗りはサビ止めになりますので、サビ止めを塗装したあとに仕上げの塗装を２回塗っていきます。
塗装工事の最後にバルコニーの床面の塗装作業をおこないます。
防水層は劣化しておりませんでしたので、防水層を保護するためにトップコートを塗布します。プライマーを塗って接着性を高めてからトップコートを２回塗って仕上げました。
トップコートも外壁塗装や付帯部分の塗装も仕上げの塗装は基本的に２回塗りです。
外壁塗装工事が完成しました！
隣地とのスペースが狭い為、足場を解体する前に建物全体の仕上げチェックをおこなっていきます。作業中の塗り残しや不具合箇所が無いかを確認して、発見次第その部分の補修をおこないます。
足場を解体してしまうと確認出来ない部分が多いので、見落としの無い様にしっかりとチェックをおこないます。
足場の一番上からぐるぐると回りながらチェックして下りてきました。何か所かタッチアップが必要な部分がありましたが、その場で補修して対応しましたので、これで完全に仕上がりのチェックが完了です！
足場を解体して仕上がり状況を確認します。
カラーシミュレーションと同じ仕上がりになったとお客様にも大変喜んでいただけました！この後は定期的に点検でお伺いいたします！
今回の外壁塗装工事は税込み1,210,000円で実施しております。塗装面の劣化状況や塗装する面積、コーキングなどの工事の有無や使用する塗料の種類によっても変わりますので、塗装工事をご検討中の方は街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問合せください(^O^)／
記事内に記載されている金額は2024年11月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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