
新宿区大久保にお住まいのY様邸で実施した板金塗装工事の様子をご紹介いたします。
Y様とは以前、波板交換工事でご縁をいただいており、今回は「前回とは別の場所で気になる部分が出てきたので、メンテナンスをお願いしたい」とのご相談をいただき、現地調査に伺いました。
対象となったのは玄関まわりに設置されている板金部分で、経年による影響で、塗膜にはチョーキングや色褪せといった劣化症状が見られました。
さらに一部では塗膜の剥がれも進行しており、このまま放置すると錆が発生する恐れがある状態でした。
幸い金属部に穴あきなどの大きな損傷はなく、塗装による保護が十分可能でしたので、お客様のご要望に沿って板金塗装工事をご提案いたしました。
ご検討の結果、正式に工事をお任せいただくこととなりました。
使用材料
クリーンマイルドウレタン(SR-423)
前、波板交換工事をご依頼いただいたY様から「前回の工事箇所以外に気になる部分が出てきたので、メンテナンスをお願いしたい」とのご相談をいただき、現地調査にお伺いしました。

こちらは現地調査の様子です。
今回メンテナンスをご検討されていたのは、玄関のシューズボックス上部に取り付けられた板金部分でした。
建物全体のメンテナンスからはまだ5年ほどしか経っていませんが、板金部分の色あせや汚れが気になるとのことで、ご相談をいただきました。
確認したところ、板金の表面には塗膜の色褪せが見られ、劣化が進行している状態でした。
また、粉状の物質が手に付着するチョーキング現象も発生しており、塗り替えが推奨される段階となっていました。
このチョーキング現象は、塗料中の顔料が分離することで起こります。
主な原因は、長期間にわたり紫外線や雨水にさらされることです。
外壁などでよく見られる症状ですが、経年による自然な劣化のほか、施工不良が影響する場合もあります。
例えば、高圧洗浄や乾燥時間が不十分だったり、特に日当たりの強い南面に施工されている場合には、チョーキングが早期に発生しやすくなります。

鉄部塗装の剥がれには、いくつかの原因が考えられます。
まず、塗装前の下地処理が不十分であったり、表面に汚れが残っていた場合、塗料がしっかり密着せず剥がれやすくなります。
また、使用する塗料の品質や耐久性も大きく影響するため、部位や環境に適した塗料を選定することが重要です。
さらに、外的要因として気温や湿度の影響も無視できません。
特に高温多湿の環境下では塗料が十分に乾燥せず、早期に剥がれを引き起こす可能性があります。
こうしたリスクを防ぐためには、丁寧な下地処理と適切な塗料の選択が欠かせません。
金属部分には穴あきなどの大きな損傷はなく、問題なく塗装が可能な状態でした。
そのため、お客様のご要望に沿って板金塗装工事をご提案し、ご検討の結果、正式にご依頼いただくこととなりました。
今回の工事費用は税込44,000円となっております。
なお、費用は施工範囲や使用する材料によって変動いたしますので、詳しくはお気軽にお問い合わせください。

鉄部塗装を行う前の下地処理についてご説明いたします。
【第4種ケレン】
比較的軽度な下地処理方法です。鉄部に塗装を行う際、まず表面の清掃を行い、必要に応じて「目荒し」を行います。
これは意図的に表面へ細かい傷をつける作業で、つるつるした面に塗料が密着しにくい場合に有効です。
サンドペーパーなどを使って目荒しを施すことで、塗料がしっかりと食いつき、塗膜の密着性を高めることができます。
【高圧洗浄と手作業による錆落とし】
錆が生じている場合には、ワイヤーブラシやスクレーパーを使用して手作業で丁寧に除去します。
さらに、高圧洗浄で汚れや錆粉を洗い流すこともあります。
鉄部を健全な状態に整えることが、塗装の仕上がりや耐久性に直結します。
【電動工具を使用した下地処理】
広範囲の下地処理が必要な場合は、サンダーなどの電動工具を用いることもあります。
この際は作業の丁寧さが非常に重要で、酸化した錆をどれだけ確実に削り落とせるかによって、塗装後の仕上がりや耐用年数が大きく左右されます。

下塗りには「サビキラープロ」を使用いたします。
サビキラープロは、金属表面に発生した錆の進行を抑制し、塗料の密着性と耐久性を高めるための下塗り材です。
特殊成分により錆を安定化させ、金属を健全な状態に保つ役割を果たします。
これにより、仕上げ塗料の効果を最大限に発揮させ、長期間にわたり美観と防錆性を維持することが可能となります。
なお、具体的な使用方法や注意点については、製品に添付されている取扱説明書をご参照ください。

こちらは下塗り作業の様子です。
下塗りの工程では、以下の点に注意しながら施工を進めます。
【密着性の確保】
下塗りは、上塗り塗料をしっかり密着させるための基盤となる重要な工程です。
十分な密着性を得るためには、下地の状態を丁寧に確認し、適切な下地処理を施すことが欠かせません。
下地づくりを確実に行うことで、健全で長持ちする塗膜を形成することができます。
【塗料の適切な選定】
下塗りに使用する塗料の選定も大切なポイントです。
下地の状況やこれまでのメンテナンス履歴を考慮したうえで、最適な塗料を選ぶことにより、塗膜の密着性と耐久性をより高めることが可能となります。
これらの点を徹底することで、仕上がりの品質を確保し、外壁塗装工事全体の成功につなげていきます。

仕上げ塗料には、エスケー化研の「クリーンマイルドウレタン」を採用しました。
クリーンマイルドウレタンは幅広い部位に対応できる汎用性の高い塗料で、超低汚染性を実現しているのが特徴です。
耐用年数はおおよそ10~12年とされ、2013年にはJIS認証を取得したCR・ST仕様も追加されています。
ウレタン樹脂をベースとしており、汚れが付きにくくセルフクリーニング性に優れ、弾性タイプもラインナップされています。
施工においては、下塗りに錆止め塗料を用いたうえで、クリーンマイルドウレタンを2回塗りして仕上げるのが一般的です。
耐水性にも優れているため、雨水の影響を受けやすい場所にも安心して使用できる塗料です。
塗装工事の中塗りと上塗りについてご説明いたします。
【中塗り・上塗り】
中塗りは、下塗りが終わった後に行う工程で、お客様が希望する色を塗布していきます。
一度で仕上げられる場合もありますが、中塗りでは色ムラや塗り残しが出やすいため、丁寧に塗布することが重要です。
また、塗料ごとに推奨される塗布量が決まっているため、それを守りながら施工を進めることが求められます。
上塗りは、中塗りの後に行う最終工程です。上塗りを重ねることで塗膜に厚みを持たせ、耐久性を高めることができます。
この工程が完了すれば、屋根や外壁の塗装工事は完了となります。

3回塗りの工程を終え、塗り残しや色ムラがないことを確認したうえで、塗装作業は完了となります。仕上がりをお客様にもご確認いただいたところ、気になっていた箇所がきれいに仕上がっており、大変ご満足いただくことができました。
記事内に記載されている金額は2025年09月29日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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