「店舗兼住宅である建物の屋根の傷みが目立つようになってきたので、塗装で美観を取り戻すことができないか」と文京区西片のお客様からご相談を承りました。詳しいお話を聞くと商売柄、建物が傷みが見られるのはNGとのことでご自分でも清掃したり、いろいろとやってきたものの、そろそろプロの手を借りないと無理だと判断したそうです。お客様が気になっているのは錆が出始めた金属屋根で、華やかな色に塗り替えてイメージチェンジを図りたいとのことでした。パラペットのある瓦棒屋根を塗り替えて美観をアップします。
お施主様の屋根は商売柄、建物をスタイリッシュに見せたいということでパラペットが設けられた瓦棒屋根でした。薄いグレーに塗られていますが、錆が出始めています。商売を始めた頃は美観を保つために5~6年おきに塗り替えていたということです。築年数の割には傷みの少ない部類に入ると思われます。
しかし、やはり年月の経過には勝てないもので、塗膜が剥がれ始めてきた部分もあります。また、金属のシール部分も傷みが出始めていました。漏水のリスクが少ない部分はシーリングを除去して打ち直し、リスクが高そうなところは完全には除去せずに増し打ちで対応したいと思います。
高所作業ということで、まずは足場を仮設します。施工とは関係ないのですが、お施主様の建物の前の街頭には東京オリンピック2020の旗が掛かっています。皆様もご存知通り、2020年には開催されず、2021年の開催となりました。なんか不思議な気分のまま、高圧洗浄をしていきます。アンテナの錆が表面に着いただけですので、高圧洗浄の後は軽いケレンで済みそうです。
念のために錆止め塗料も持ってきましたが、表面の錆はアンテナから流れてきたものだったので、高圧洗浄でほとんど落ちてしまいました。これならば、錆止め塗料を使用しなくても大丈夫でしょう。今回は遮熱塗料のサーモアイを塗るので、専用のサーモアイプライマーを塗布していきます。
金属屋根を塗る際のサーモアイ専用となるプライマーは錆止め効果があるだけでなく、この下塗り層でも日光を反射し、屋根の蓄熱を防ぎます。2021年の夏のオリンピックの際にもヒートアイランド現象を緩和してくれるのに一役買ってくれるでしょう。もちろん上塗り層でも日光を反射します。
「華やかな色で屋根を塗りたい」とおっしゃっていたお客様が選んだのは赤錆色でした。赤という艶やかな色の中にも落ち着いた表情を見せる色です。以前の薄いグレーよりもかなり華やかな色になったのではないでしょうか。華やかな上に遮熱塗料ですから、室内の温度上昇も防げます。
瓦棒屋根への塗装が完了しました。屋根を取り囲むように設置されてているパラペットは屋根との取り合い部分に雨水が溜まりやすく、傷みやすいと言われています。お施主様の屋根は頻繁にメンテナンスを行っていたせいか、それほどの傷みはありませんでした。来夏は遮熱塗料のおかげでいつもより、涼しくお過ごしいただけると思います。
記事内に記載されている金額は2020年04月14日時点での費用となります。
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