葛飾区西亀有にお住まいのF様邸にて行った
外壁塗装工事の様子をご紹介致します。
お問い合わせのきっかけは「トップライトから
雨漏りしているので点検してほしい。」と、ご相談をいただいたことが始まりです。
お問い合わせのきっかけになりました雨漏りが発生している箇所をご案内していただくと2階居室のトップライトの周囲に雨染みが確認出来ました。
屋根から雨水が浸入している事が分かりましたので屋根葺き替え工事をご提案したところ、
「屋根の工事で足場を組むのなら外壁塗装工事も一緒に行いたい。」とご相談をいただきましたので外壁を点検すると
サイディング外壁の塗膜がひび割れている状態でした。
築20年程で外壁のメンテナンスを行っていなかったという事もあり、塗膜が剥がれて防水性や耐久性が低下している状態でしたので、屋根葺き替え工事とご一緒に外壁塗装工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。
使用材料
外壁:パーフェクトトップ・ND-281 付帯部:ファインパーフェクトトップ・ブラック
以前から外壁の汚れや塗膜のひび割れが気になっていたということで無料点検を行うと
モルタルを吹き付けたサイディング外壁の塗膜が剥がれてチョーキングが発生しており、防水性の低下の影響により塗膜がひび割れている状態でした。 サイディング外壁とは、セメント・繊維質原料・混和材により形成されています。そのため、サイディングの元となる材料には吸水性がありますので防水性能を保持するには表面の塗装メンテナンスが重要になります。
サイディングを手で触るとチョーキングが確認出来ました。
塗装が劣化すると粉状になり、外壁を直接手で触ると手が外壁の色が付着します。この劣化症状をチョーキング現象と呼び、塗膜が剥がれてきている事を意味しますので塗り替えのサインになります。チョーキング現象は塗料の劣化が原因になり、塗料に含まれている合成樹脂が分解され粉状になった顔料が表面に浮き出てくるので手で触ると粉状のものが手に付着するのです。
サイディング外壁は、塗膜で保護されており防水性や耐久性を保持していますが太陽光や紫外線、風雨や塵埃等の外的影響を受けていますので徐々に塗膜が剥がれて防水性が低下してしまいます。防水性が低下すると雨水を吸収しやすくなりますので汚れが付着してしまうのです。
続いてF様が気にされていた
塗膜のひび割れの様子です。
サイディング外壁の繋ぎ目(目地)にはシーリング材が充填されており、建物の揺れに合わせて外壁材の破損を防ぐ緩衝材の役割や雨水の浸入を防ぐ防水の役割を果たしております。シーリング材が充填されている目地部分は建物の動きに追従しますどうしてもひび割れが発生しやすい部分になります。
外壁の防水性の低下は耐久性の低下に繋がることから定期的にメンテナンスを行う事でお家の寿命を延ばす事に繋がります。四季の寒暖の差や様々な天候の影響により膨張と収縮を繰り返しており負荷が掛かりますのでお客様に調査のご報告をし、全体的な塗装メンテナンスが必要な事からお問い合わせのきっかけになりました雨漏りを解消する屋根葺き替え工事とご一緒に外壁塗装工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。
外壁塗装工事の費用につきましては、総二階・25坪までですと税込657,800円から対応しております。
今回、施工させていただいたF様邸につきましては、付帯部塗装工事と併せて税込1,150,000円になります。
使用する塗料や建物の形状及び施工範囲によりそれぞれ工事費用が異なりますので詳しくは私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装工事では先ず
高圧洗浄の工程から開始致します。建物の高所から行い、旧塗膜や汚れを除去するため高圧洗浄で丁寧且つ確実に洗い流していきます。
塗装工事では高圧洗浄を行わないと新しい塗料が密着せず、塗料の耐用年数に影響してしまいます。
高圧洗浄は水道水を使用しますが、専用の高圧洗浄機を使用しますので水圧はかなりのものになります。
最大で15MPa以上の水圧をかける事が出来ますので、
外壁の状態を確認しながら水圧を調整し、付着している汚れや苔を綺麗に除去していきます。
洗浄作業の際は外壁だけではなく雨樋や雨戸など洗浄できる部分は洗浄していきます。建物の高所から水圧を調整しながら洗い流し、全て洗浄が完了しましたら洗浄作業の工程は完了となります。
シーリング工事の様子です。
先ずは、シーリングを充填する目地やサッシ廻りに
シールプライマーの塗布を行います。シールプライマーはシール用の接着剤となりシーリングと下地の接着を良くする役割があります。
プライマーを塗らずにシーリングを充填してしまうと接着面の剥離や、ブリードを引き起こす原因となりますので忘れてはならない工程になります。
シーリング材を増し打ちする様子です。
プライマーを塗布しましたら、専用のカートリッジで充填していきます。
シーリングを充填しましたら、専用のヘラで中に空気が入らないように押し込みながら均していきます。側面への密着度を上げるためでもあります。 雨漏りしやすいサッシ廻りも同様の作業を行いシーリング増し打ちの工程は完了になります。
下塗りに使用した塗料です。
使用した下塗り材は中塗り材・上塗り材が日本ペイントのパーフェクトトップになりますので専用のパーフェクトサーフになります。
パーフェクトサーフは窯業系サイディングボードの塗り替えに最適な下塗材になります。防藻・防かび機能を備えております。また、微弾性機能を備えておりますのでヘヤクラックへの追従性があります。きめが細かいので上塗りの吸い込みが少なく、仕上がり感に優れておりますので美しい仕上がりが期待できます。
下塗りの様子です。
下塗りの工程は外壁に仕上げ塗料を密着させる重要な役割を果たします。 外壁は凹凸がありますので専用のローラーでムラなく丁寧に塗り込んでいきます。細かい部分は刷毛を用いて塗り残しが無いように確認しながら作業を進めていきます。
中塗り・上塗りに使用した塗料になります。 使用する塗料は日本ペイントのパーフェクトトップになります。色はF様より既存と同等の色が良いとのご希望でしたのでND-281をお選びいただきました。
パーフェクトトップはコストパーフォーマンスに優れシリコン塗料とほぼ同価格で耐用年数はシリコン塗料以上フッ素未満と言われています。お手ごろな価格で長めの耐用年数をご希望の方にはお薦めの塗料になります。
中塗りの様子です。
下塗りの工程が終わりましたら十分に乾燥させ中塗りの工程を行います。
中塗りの工程も下塗りの工程と同様にローラーと刷毛を使用し、細かい凹凸に入れ込むように丁寧にしっかりと塗っていきます。
上塗りの様子です。
中塗りの工程後、仕上げ塗りの2回目の上塗りを行い塗膜を厚く強固なものにします。中塗りと同じ塗料を塗っていきますので塗りムラが無いように丁寧に仕上げていきます。 塗料メーカーでは殆どの塗料の仕上げ塗りを2回行うように指定されており、プレミアムシリコンもその1つです。メーカーが指定した回数を塗らないと色褪せも早くなりますし、塗料の保護機能も発揮できず耐用年数も短くなってしまいます。
外壁タイル塗装に使用したファイングラシィSiクリヤー
外壁タイルを塗装する際に使用した塗料です。
外壁とご一緒にタイルも綺麗にしたいとのご希望でしたので日本ペイントのファイングラシィSiクリヤーを使用しました。
日本ペイントのファイングラシィSiクリヤーは、強固なシロキサン結合により高耐候性を発揮し、特殊セラミック成分により超低汚染性を発揮します。
外壁タイルを塗装する様子です。
外壁タイルもローラーや刷毛等を使用して塗装していきます。タイル表面だけではなく目地もありますので丁寧に塗っていきます。
付帯部塗装に使用した塗料になります。 使用する塗料は日本ペイントのファインパーフェクトトップになります。色はF様より既存と同等の色が良いとのご希望でしたのでブラックをお選びいただきました。
ファインパーフェクトトップは、中塗り・上塗りでも使用したパーフェクトトップと同様に高耐候酸化チタンと光安定剤によるW効果で耐候性を高めるラジカル制御技術により紫外線に強い強靭な塗膜を形成し、塗りたての美しさを長期間保ちます。
外壁以外の付帯部を塗装する様子です。
外壁塗装工事を行なう際には外壁以外の付帯部と呼ばれる雨樋や破風板、軒天や水切り等の塗装も行います。
建築資材の殆どは塗膜で保護されておりますので付帯部も塗装する事により耐久性の保持に繋がり、美観の維持にも繋がります。 付帯部の塗装は2回塗りになります。下塗りの上に仕上げの塗装を塗りムラの無いように行い綺麗に仕上がりました。付帯部の塗装は外壁塗装工事と併せて行う事で防水性や耐久性の保持、美観の維持にも繋がります。
全ての塗装が終了致しましたら、塗り残しが無いか確認しながらタッチアップを行います。
また、F様邸はお隣との距離が近いため隣地へ塗料が飛散したり跳ねていないかの確認もしっかり行います。
最終確認が終わりましたら、お客様お立会いの元、ご一緒に確認をしていただき外壁塗装工事が完了となります。 綺麗に仕上がりましたのでF様に大変満足していただけました。 私たち街の外壁塗装やさんでは、無料点検にてお住まいの状態を確認して、最適な補修や塗装をご提案致します。調査・お見積は無料になりますのでお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装工事を施工させていただいてから1年が経過しましたので
定期点検の
1年点検にお伺いさせていただきました。
外壁塗装を行った後も、点検を怠ることはできません。
定期的にチェックする事で劣化や損傷を早期に発見し、
適切なメンテナンスを行うことができます。
塗膜の保護状況ですが、塗膜に
膨れや
剥がれなどの問題が発生していないかを確認したところ、
不具合は無く良好な状態でした。
続いて雨樋等の
付帯部の点検です。
付帯部の塗装も外壁と同様に塗膜の
膨れや
剥がれは無く
問題はありませんでした。
外壁の塗装は勿論のことですが、
付帯部は外壁と比較すると
劣化が早い部分になりますので
定期的に確認する事が重要になります。
点検完了後、F様に特に問題が無かった事をご報告し、定期点検の1年点検が完了となります。
次回の点検は、
隔年点検の
3年点検になりますので
2年後にお伺いさせていただきます。
定期点検は専門家に依頼することで、より確実なチェックが可能です。
お住まいの点検やメンテナンスに関するご相談は、街の外壁塗装やさんにお任せください。
記事内に記載されている金額は2024年11月07日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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