塗装して2~3年のサイディングの塗装が、剝がれている所があるとのお問い合わせがあり、現場へお伺いしました。現地調査の後、外壁を剥がして原因を追究することとなり、工事をご依頼いただきました。
塗装が剝がれている部分のサイディングを剥がしました。
サイディングを剝がした状態の写真です。かなり湿気があり、外壁の下地木材(胴縁)が傷んでいるのがわかります。塗装の剝がれは、外壁の裏側から湿気を吸った事が原因と確認できました。
痛みの少ない下地木材(胴縁)の写真です。縦張りのサイディングで、下地木材は横張りです。通気用の欠けは確認できましたが、欠けが小さく通気量が足りなかったか?と推測されます。
下地木材の痛みが一番激しい部分の下部に給気口がありました。この建物の換気システムはエアーフロータイプの第3種換気システムで、給気を通気層内(外壁と木部本体の間)から取るようになっていました。換気を切ると、内部の暖かい空気が通気層内に逆流し、そこで結露を起こして湿気が増えているものと判断しました。
胴縁の取り付けを横の乱張りとして、通気層内の通気量を増やします。その後、換気システムの給気口を通気層から外部に移動します。After写真で屋外フードが2か所確認できますが、そこが新たな給気口です。
既存の窯業系サイディングと同等のデザインがあったので、傷んだ箇所の部分張替えで済みました。ただ、塗装は一面全体に弾性のシリコン塗装を行い、張替え前と変わらない仕上がりになりました。
記事内に記載されている金額は2017年11月06日時点での費用となります。
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