
南面屋根の剥離が著しく何とかしたいというご相談
使用材料
アドクールアクア セラミクリーン クリンマイルドシリコン
ご相談の背景
水戸市堀町のお客様から「南面の屋根が広範囲に剥がれている」とのご相談をいただきました。現地を確認すると、以前の施工で塗膜の密着が不十分だった可能性が高く、大規模な浮きや剥がれが見受けられました。お客様は「断熱塗料での再塗装を検討している」とのご希望をお持ちでしたので、遮熱塗料との違いをご説明した上で、最終的に遮熱塗料アドクールアクアを採用いただくことになりました。
屋根の施工手順
1. ケレン・剥離作業
南面を中心に塗膜が広範囲に浮き上がり、手作業でのケレンは大変な工程でした。ここで塗膜を残したまま進めると、新しい塗装も短期間で剥がれる恐れがあるため、地道に塗膜を削ぎ落とし下地を安定させました。
2. 高圧洗浄
ケレン後、鉄板素地や旧塗膜の残りを高圧洗浄で洗い流しました。粉化した塗膜や苔を除去することで、次の塗装が長持ちする下地環境を整えています。
3. 下塗り(錆止め)
鉄部は錆の発生が避けられないため、NCKの1液エポキシ弱溶剤プライマーを全面に塗布しました。鉄板屋根は剥がれただけでは雨漏りに直結しませんが、錆が広がれば耐久性は急速に低下します。錆止めをしっかり入れることで、建物全体の寿命を守ることにつながります。
4. 中塗り・上塗り
仕上げには遮熱塗料アドクールアクア(日塗工09-60L、5分艶)を採用。既存の落ち着いた色調に合わせ、2回塗りで美観を回復しました。遮熱性能により夏季の屋根温度上昇を抑制でき、居住環境の改善にもつながります。
外壁工事の流れ
外壁はリシン吹付仕上げで、細かなクラックが随所に見られました。今回は脚立足場を用い、建物を二期に分けて進めました。
附帯部の仕上げ
破風・雨樋・窓枠といった附帯部も塗装を行い、軒天の一部補修もあわせて実施しました。細部まで施工することで建物全体の統一感が高まり、仕上がりの印象が大きく向上しました。
今回の現場は、南面屋根の大規模な剥離と、脚立足場での二期施工がポイントとなりました。屋根はケレンと高圧洗浄で下地を整え、錆止めから遮熱塗料による仕上げで耐久性と快適性を回復。外壁は弾性塗料でクラックに対応できる塗膜を形成し、附帯部まで丁寧に施工したことで住宅全体が新たに生まれ変わりました。お客様からも「これで安心して夏を過ごせる」とご満足のお声をいただいています。
記事内に記載されている金額は2025年08月31日時点での費用となります。
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