入居前修繕工事で屋上から雨漏りしていたので塩ビ防水シートの張り替え工事をすることになりました。雨漏りを止めてから内装クロスを貼っていきます。塩ビシート防水は重ねてもいい防水工法ですが１度撤去してから新設します。
ビフォーアフター
工事基本情報
今治市で鉄骨造３階建の陸屋根の塩ビシート張替え工事をしました。応急処置も考えましたがずっと防水工事をしてなかったので塩ビシート機械固定工法で全体を張り替えることにしました。ビルやマンションのような陸屋根は雨風が浸入しやすく定期的なメンテナンスをすることで雨漏りを防ぐことができますし費用を抑えることになります。まずは撤去していきます。
機械固定式工法になりますので隅にシート鋼板を固定してシートを接合していきます。溶着剤や熱で瞬時に接合しますので耐候性があり、施工性も良く工期や費用も抑えることができます。
しっかり立ち上がり部分も雨漏りがないように巻き込みます。屋上下地と塩ビシートの間に空気層を入れる絶縁工法になります。よく見る屋上防水の後によく起きる膨れの心配はありません。
通気マットを張り込み、鋼板を隅の入り隅に取り付けてディスクと言われる盤を取り付けていきます。水を流すための改修ドレンを設置して塩ビシートを張り込んでいきます。密着剤をシートとシートの間に塗っていきます。ここからが大切な作業で、取り付けたディスクと塩ビシートをヒーターでくっつけていきます。しっかり取り付けができれば雨漏りの心配はありません。
塩ビシート専用の溶剤プルーフソルベント（ロンシール）を使用します。溶着及び熱融着で隙間なく処理します。
ドレン部分は１番の水漏れ原因箇所になるのでドレン改修工事をしっかりとして水漏れがないように処理します。
完成です。今回は膨れを防止するために脱気筒を取り付けています。太陽熱温水器の下もしっかりと処理されています。今回の塩ビシート防水（機械固定工法）のメリットとしては、どのような防水層であっても上から被せられることができます。デメリットはゴムシートより高価で複雑な形状には向いていない。防水工事も場所や下地によっていろいろなやり方がありますので雨漏りの心配がある場合は是非ご相談下さい。
記事内に記載されている金額は2019年06月01日時点での費用となります。
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