こちらのアパートは前回塗装施工を実施されてから10年を経過していらっしゃるとの事で、現状においては特に雨漏り症状等は来たしていない模様です。
実際折板屋根の確認を行うとチョーキング症状は見られるものの著しい劣化症状は見受けられませんでした。
しかし細かい錆びや劣化症状は所どころに発生しており、特に取付ボルト廻りにその症状が多く見受けられます。
この場所は雨漏りを来たし易い場所である事からも、その防止対策を早めに行う事が重要で、今回屋根塗装と併せて施工させて頂く運びとなりました。
ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
屋根塗装
使用材料
日本ペイント サーモアイSI
築年数
約25年
施工期間
3週間
保証年数
屋根塗装5年
工事費用
屋根塗装180万円
一度塗装による手を入れられた様ですので、錆び症状が著しく生じていると言った箇所は有りません。
しかし表面塗膜のチョーキング症状が見られ、塗装の機能は低下している事が窺えます。
従前において設置しているキャップカバーが劣化し破断している状況です。
折板屋根においてこのボルト廻りは特に雨漏りを来たし易い場所ともなりますので、こちらについては雨漏り等、事が生じる前にメンテナンスを掛けておくことが重要です。
錆びは進行していくと開口にも繋がりますので、雨漏り防止の観点からは定期的な塗装メンテナンスが必要となります。
折板屋根の遮熱塗料による塗装メンテナンスと共にボルトのキャップカバーも新規の物に交換していく事となります。
アパートとなりますので、居住者様やご近隣様への配慮が重要です。
1日がかりで全体の洗浄作業を行わせて頂き、作業がスタート致しました。
ボルトキャップの劣化が進行していましたので、全ての交換を行いますが、流石にアパートともなると約1,000個の個数が有りました。
こちらも人数を掛けて全体の全てのボルトをケアさせて頂き、ようやく準備作業の完了となりました。
使用する塗料は日本ペイント製のサーモアイシリーズで遮熱型塗料となります。
特に折板屋根はご想像の通り熱をもちやすい屋根になりますので、その対策にはこの遮熱塗料が有効です。
色はクールセレスティブルー、明るめの色で反射率の高い色合いとなります。
鉄部の下塗り材はサーモアイプライマーになり、この下塗り塗料は錆びの抑制機能を有しておりますので、錆止めと言う意味合いにも繋がります。
ここで主剤塗料のサーモアイの登場となります。
全体に中塗りを掛けて更にもう一度上塗りで重ねて塗装を行って行く事で耐久性の有る塗装仕上げへと繋がります。
上塗りで同じ塗料を重ねて行く事は先程申し上げた耐久性の向上はもとより、色がしっかりと乗って綺麗に仕上がる事にもなります。
塗装工程の3度塗りとは、この様な意味で基本工程となっている訳です。
この仕上げ確認も重要で、職長と工事責任者とで二重にチェックを実施し、細かい箇所まで徹底的に仕上げて参ります。
クールセレスティブルーで仕上がりました。
非常に鮮やか且つ明るめの色合いで綺麗に仕上がった印象で、更にその遮熱効果には期待大となります。
アパートオーナ様や企業様におかれまして、塗装メンテナンス等をご検討されている皆様も是非お気軽にご相談頂ければと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2024年03月08日時点での費用となります。
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