
ベランダは雨風や紫外線に常にさらされるため、経年劣化による防水性能の低下は避けられません。特に
ひび割れや膨れ、雨漏りの兆候がある場合は、
早めのメンテナンスが重要です。
今回は浦安市当代島の住宅では
ベランダの床面にブカつき等の不具合も見られ、下地を補強した上での防水メンテナンスのご提案をさせて頂きました。
通気緩衝工法によるウレタン密着防水工事の施工事例となりますが、
通気緩衝工法は下地の湿気を逃がしながら耐久性の高い防水層を形成できるため、長期的な防水性能維持に優れています。
使用材料
日本ペイント:パーフェクトトップ ※ND-184

現地調査では、ベランダ床の防水層に剥がれや汚れが目立ち、複数箇所でクラックが確認されました。
また、取り合い部に隙間が発生し、防水性が低下している状態でした。

床面にはブカつきがあり、水が滞留している痕跡も見られます。
このまま放置すれば雨水が下地まで浸透し、
腐食や構造材の劣化を引き起こす危険がありました。
下地野地板の交換新設を行った上で、通気緩衝工法による防水工事のご提案

通気緩衝工法は、下地と防水層の間に通気緩衝シートを敷設し、下地に含まれる湿気や水分を排出できる構造を持たせる工法です。
これにより、防水層の膨れや剥がれを防ぎ、長期間にわたって安定した防水性能を発揮します。
さらにウレタン防水との組み合わせにより、継ぎ目のない柔軟な防水層を形成できるため、ベランダやバルコニーの防水に最適です。
既存防水層を撤去すると、やはり木製下地の広範囲な腐食が判明しました。
湿気や漏水の影響で木材がもろくなり、踏むと沈む箇所もあったため、
全撤去・交換を行うことにした訳です。

腐食部を撤去した後、新しい構造用合板を敷き込み、しっかりと固定しました。
これにより、下地野地板の補強が完了し、防水層を施工するための安定した基盤が整いました。
今回は
通気緩衝工法を採用しました。
これは
下地と防水層の間に通気層を設け、湿気や水分を逃がすことで膨れや剥離を防ぐ施工方法です。
特に木造ベランダでは、湿気対策が長期耐久性の鍵となります。
1層目のウレタン塗膜防水
シートの上からウレタン防水材を均一に塗布し、最初の防水層を形成します。
この層は下地と防水層の密着を高めるとともに、防水性能の基礎となります。
2層目のウレタン塗膜防水
1層目が十分に硬化した後、さらにウレタン防水材を重ね塗りします。
2層構造とすることで、膜厚を確保し、耐久性と防水性を大幅に向上させます。

トップコートによる仕上げウレタン防水層を紫外線や摩耗から保護するために、トップコートを塗布します。
これにより、防水層の劣化を防ぎ、長寿命化を図ります。

全ての工程が完了し、滑らかで光沢のある防水面が仕上がりました。これで
雨水の浸入をしっかり防ぎ、長期間安心して使用できるベランダになりました。

お客様にも床の緩みも解消され、非常に綺麗に仕上がったとお喜び頂けました。
尚、今回の施工費用は下地補強工事も含めて税込384,000円で施工させて頂きました。
今回採用した防水工事はウレタン密着防水工事の中の通気緩衝工法となり、以下の特徴が有ります。
【通気緩衝工法のメリット】
・下地に含まれる湿気を逃がせるため、防水層の膨れや剥がれを防ぐ
・下地の動きに追従しやすく、ひび割れに強い
・ウレタン防水との組み合わせで継ぎ目のない防水層が形成できる
・改修工事にも適しており、既存防水層の上から施工可能
【まとめ】
浦安市当代島で行った今回のベランダ防水工事は、通気緩衝工法とウレタン密着防水を組み合わせることで、高い防水性能と耐久性を実現しました。
ベランダやバルコニーの防水は、建物を長持ちさせるために欠かせない工事です。
街の外壁塗装やさんでは、現地調査から最適な工法のご提案、丁寧な施工まで一貫対応いたします。
防水工事をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年08月14日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。