お客様より「南房総市和田町布野で築20年になる建物の屋根と外壁塗装を検討しているので、お見積りをお願いしたい」とご相談を頂きました。外壁に触れた際、手に白い粉が付着したことがきっかけで、塗装を検討されたそうです。このような症状は、チョーキング現象と呼ばれ、塗料が既に寿命を迎えてしまっています。早めに塗替えましょう。
今回は、サーモアイSiを使用した屋根塗装とファインパーフェクトトップでの外壁塗装を実施する運びとなりました。点検から工事までの様子をご覧ください。
使用材料
サーモアイSi(ク-ルクリーム)、ファインパーフェクトトップ、ケンエースG-Ⅱ(N-93)、ファインSi(ND-184)
折半屋根の調査を行っていきます。止め具のリベットが錆びたことにより、屋根材にも錆びが広がっていました。また、屋根の表面に触れてみると、手には白い粉が付着しました。塗膜が劣化し、防水機能が低下していますので、塗り替えメンテナンスの時期です。チョーキング現象は屋根だけではなく、外壁にも見られる劣化症状ですので、塗装の目安にしましょう。
続いて、外壁の状態を確認していきます。建物には、現在主流の窯業系サイディングが使用されておりました。外壁と目地の状態は、非常に良好です。
建物を一周すると、北側の外壁には、汚れや苔が目立ち始めていました。日陰になりやすい北側は、藻や苔などの汚れが繁殖しやすくなります。それらの植物は、建材を劣化させてしまう原因となりますので、綺麗に洗い流し、再び発生しないよう塗装しましょう。
足場とメッシュシートを取り付け、作業に入ります。まずは高圧洗浄です。折半屋根の表面に付着した汚れや錆びなどを綺麗に洗い流していきます。
屋根の洗浄と一緒に軒天、外壁も綺麗にしていきます。高圧洗浄は、古い塗膜や汚れを綺麗に洗い流し、塗料の密着度を高めることができます。大体の汚れは水圧によって除去できますが、頑固な汚れの場合、バイオ洗浄を使用することも可能です。洗浄した屋根や外壁は、しっかりと乾燥させる必要がありますので、後日改めての作業となります。
折半屋根の塗装です。表面が凸凹している為、ムラにならないよう、吹き付け塗装を行いました。お客様は、遮熱塗料をご希望されていましたので、サーモアイSiを使用しました。サーモアイシリーズは日本ペイントが販売している屋根用遮熱塗料です。紫外線を効率的に反射し、屋根への蓄熱を抑制します。サーモアイシリーズの下塗りと合わせて使うことで、高い遮熱機能を発揮します。下塗り・中塗り・上塗りの順に塗装しました。
サーモアイSiを使用した折半屋根の塗装が完了しました!こちらの爽やかでやさしい印象の色は、クールクリームです。日射反射率は、67.0%なので、高い遮熱効果を実感できるでしょう。錆びが解消され、艶のある美しい屋根になりました。
続いて外壁の作業に入ります。まずは、目地のシーリング補修を行っていきます。シーリングは良好な状態でしたので、既存のものを撤去せず、上からプライマーを塗布し、増し打ちしました(シーリング増し打ち工事)。
シーリングの増し打ちが終わりましたら、いよいよ外壁塗装です。パーフェクトシーラーで下塗りを行い、中塗りと上塗りには、ファインパーフェクトトップを使用しました。色は、ND-373です。お客様は「シリコン系以上の耐久性をもつ塗料で塗装したい!」とご希望されていました。こちらのファインパーフェクトトップは、ラジカル制御塗料に分類され、シリコン系とほぼ同価格にも関わらず、それ以上の耐久性が期待できます。非常にコストパフォーマンスに優れていますので、街の外壁塗装やさんでもお薦めしている塗料です!
屋根・外壁塗装が無事、竣工しました。塗装によって、爽やかで素敵な印象に仕上がりました。ファインパーフェクトトップには、汚れが付着しにくい機能(低汚染性)や防藻・防かび機能が備わっています。また、耐久性も優れていますので、長期的に美観を維持することができるでしょう。しかし、塗膜の劣化は防ぎようがありませんので、定期的に点検・メンテナンスを行っていきましょう。
私たち街の外壁塗装やさんでは、お客様のご希望に沿った工事内容・塗料をご提案致します。お住まいのメンテナンスをご検討した際には是非、ご相談ください。現在では、様々な新型コロナウィルス対策を講じています。
記事内に記載されている金額は2020年12月17日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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