佐倉市城にお住いのお客様よりお住いの経年劣化による傷みついてご相談を頂きました。ご相談の内容としましては「屋根の少し飛び出た部分の裏側で白く塗装してある部分とその近くの木部の塗装が剥がれてしまっている。劣化しても直接的に雨漏り等には関係ないと思いそのままにしてきたが、腐ってしまったりしたら他の部分に何か影響が出てしまうのではないかと心配になったのでお話をお聞きしたい」とのことでしたのでまずは現地にお伺いし状況を確認します。
　建物の各部にはそれぞれ名称がついておりますが普段の生活では使うことがありません。建物の各部名称についてはこちらのページで紹介しておりますので是非ご覧ください。

　それではお客様のご自宅にお伺いし調査をさせていただきます。調査や工事でお伺いする際、私たち街の外壁塗装やさんでは新型コロナウイルス対策としてマスクの着用を必須や現場スタッフの毎朝の検温などを徹底し感染拡大防止に努めております。
　お客様から状況をお伺いしたところお客様がご心配になられていた部分が軒天と破風板でした。最近では木材ではない素材を使用している場合もありますが、昔の住宅には木材が使用されておりましたので塗装が剥がれてしまうと水を吸収してしまいます。

　軒天は屋根に登らなくても下から見上げることで状況を確認することができます。お客様のご自宅を一周して軒天の状況を確認したところ軒天の塗装が剥がれてしまっている部分が多く見受けられました。軒天は穴が開いてしまうことも多くあります。穴が開いてしまうと屋根裏に鳥や小動物が入ってしまう可能性がありますので注意が必要です。

　次に屋根に上がり、破風板の状況を確認させていただきます。破風板は屋根の端、側面にあります。軒天のすぐ隣にあり、雨樋が設置されている部分と同じような部分です。雨樋が設置されている部分は鼻隠しと呼ばれています。
　破風板の状況としては塗装がほとんど剥がれてしまっておりました。塗装が剥がれてしまったことにより木部が腐食してしまっていると交換などの工事が必要となってきてしまいますがお客様のご自宅の破風板自体はそれほど劣化していない状態でした。

　調査が終了しましたのでお客様に状況をご説明し、軒天と破風板の塗装工事をご提案させていただきました。どちらも軒先（屋根の先端部分）での作業となりますので仮設足場が必要となります。新型コロナウイルス対策として対面での接触を控えるためにお見積りは郵送にてお送りさせていただきました。
　その後お客様よりご連絡を頂き、軒天と破風板の塗装工事を行うこととなりました。

　軒天と破風板の塗装工事を行うにあたり、まずは仮設足場を設置していきます。仮設足場の設置時や工事の際は音や埃などでご近隣の方にはご迷惑をお掛けすることもありますので工事前にあいさつにお伺いし工事を行います。仮設足場の設置が終わりましたので塗装工事を始めていきます。

　塗装工事を行うにあたり、まずは養生を行います。塗装する部分としない部分を職人と打ち合わせを行い、塗装しない部分には塗料がつかないようにしっかりと養生を行います。この養生にズレあると余計なところを塗装してしまったり塗装する部分としない部分の境目がきれいにならなくなってしまいます。

　その後、ケレン作業で古くなった旧塗膜をはがしていきます。このケレン作業を怠ると塗装がすぐにはがれてしまったり塗膜の膨れなどに繋がってしまいますので丁寧にケレンを行っていきます。

　ケレン作業が終わりましたら、塗装を行っていきます。養生をしっかりと行っていますので他の部分に塗料が付くことはありませんのでスムーズに作業を行うことができます。ローラーでは塗りにくい部分では刷毛を使用して丁寧に塗装をしていきます。塗装した部分と塗装されていない部分を比べるとかなりの差があります。塗装は保護だけでなく外観もきれいになるので変化がわかりやすい工事です。

　次に破風板の塗装を行います。破風板も軒天と同様にケレン作業から行います。破風板の旧塗膜は状態がかなり悪く、ケレンを行うとほとんどの旧塗膜が剥がれました。下地となる木部もしっかりと整えていきます。

　ケレン作業の後は塗装を行います。破風板の塗装が終わりましたら工事が完了となります。工事から数日が経過しお客様のご自宅へお伺いした際に雨が降っておりましたので破風板の状態を確認すると、しっかりと水を弾いていました。このように塗装を行うことで木部を水から守ることができます。

　無事に軒天と破風板の塗装工事が終了しました。今回は部分的な塗装工事でしたが、屋根塗装工事や外壁塗装工事でも使用する塗料や塗料の色などと決めなくてはならないことが沢山あります。塗料にも様々な種類がありますのでお困りの方も多いかと思われます。点検とお見積りまで無料で行っておりますのでお気軽にご相談ください。