香取市佐原のお客様より、集合住宅の屋根塗装工事のご依頼を承りました。最近屋根の色褪せや汚れが目立つようになり、この度塗装を主としたメンテナンスを行いたいとの事です。今年で築12年との事ですが、2019年の令和元年房総半島台風などの災害で周辺地域の家が被害に遭い、その時はたまたま特に目立った被害はなかったそうですが、それ以来屋根の状態が心配になったとの事です。まずは予算の許す範囲で屋根のメンテナンスを行いたいとの事でした。
屋根は化粧スレートを使用しています。すでに築10年が過ぎていますので、塗膜がすっかり劣化してしまっている状態で、かなり色褪せた印象を受けます。特に日の当たりにくい北側外壁ではあちらこちらで苔の繁殖が確認できます。
スレート自体の状態は、一部ひび割れが入っている個所がありましたが、全体的にはまだ反りなどの変形もなくいい状態を保っています。表面をきれいに洗浄した上で塗装を行えばまだまだ使用できる状態です。
塗装を行う前に、あらかじめタスペーサーの設置とひび割れたスレートの補修を行います。タスペーサーというのは、スレート材とスレート材の間に差し込む器具で、わざとスレート材の間に隙間を作り、屋根材に浸入した雨水を逃がすための道を作る器具です。タスペーサーを設置することにより、雨水が屋根の下地材へ浸入するのを防ぐことができます。
ひび割れたスレートにはシーリングで亀裂を塞ぎある程度乾いたところで表面を均します。上から塗装を行いますとほとんど目立たなくなります。
タスペーサーの設置を終えて、屋根の塗装に入ります。
今回使用する屋根塗料はスレート屋根の塗装に特化した、日本ペイントのファインパーフェクトベストです。今回使用した色はダークグレーになります。 ファインパーフェクトベストはラジカルの発生を制御する技術によって紫外線に非常に強い耐候性を持ち、シリコン以上の性能を備えた塗料です。強靭な塗膜で塗りたての美しさを長期間保つことができます。
まずは下塗りから始めます。下塗りにはファインパーフェクトシーラーを使用します。下塗りは仕上げ用塗料と屋根材との密着性を高めるために塗ります。
まんべんなく下塗りを終えますと、次は仕上げ塗装に入ります。仕上げ塗装は中塗り、上塗りの2回塗ります。足元に気を付けながら、ローラーを使用して一枚一枚丁寧に塗っていきます。中塗り、上塗りと一回一回しっかり乾燥させて重ね塗りしていきます。重ね塗りすることで塗膜に厚みができ、しっかりした防水効果が発揮できるのです。
破風や帯板にもローラーで丁寧に塗っていきます。破風や軒天などの付帯部分にも塗装が必要です。屋根や外壁と同様、紫外線・雨水の外的影響を受け劣化してしまうからです。
塗装完了後、塗り残し、塗りムラ、汚れの付着などの確認・補修を行い塗装工事の完了です。最終的に、お客様にご確認いただき、工事竣工となります。
色褪せ苔に覆われていた屋根が、見違えるほど綺麗に仕上がり、お客様にも大変ご満足いただきました。
一度無料点検をしてほしいといった方はお気軽に私達街の外壁塗装やさんへお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2021年10月13日時点での費用となります。
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