千葉市若葉区貝塚にお住まいのY様邸にて行った
外壁塗装工事の様子をご紹介致します。「外壁に苔が生えてきた。外壁の目地も劣化しているので外壁塗装工事を検討している。」と、お問い合わせをいただき調査にお伺い致しました。
外壁材は
サイディングボードになります。外壁が色褪せている状態でしたので手で触ると粉状のものが付着する
チョーキングが発生していました。また、陽当たりが悪く日照時間が短い外壁の北面には苔が発生していました。サイディング外壁は塗膜で保護されており防水性や耐久性を保持しています。紫外線や風雨、塵埃等の外的影響を外壁は日々受けていますので経年により徐々に塗膜が剥がれてしまい、チョーキングが発生します。チョーキングは塗料が粉化する現象です。外壁を保護する塗膜が無くなってしまうため外壁材自体の劣化を早めてしまいます。
お客様に調査のご報告をしチョーキングが発生しており、塗り替え時期になりますので外壁塗装工事をご提案したところ工事のご依頼をいただきました。外壁塗装工事にて使用する塗料は日本ペイント株式会社のファイン4Fセラミックになります。ファイン4Fセラミックは塩素を含まない弱溶剤4フッ化フッ素樹脂塗料になりますので耐候性に優れています。バイオ技術により藻・カビの発生や汚れの付着を防ぎますので長期に渡り美観の維持が期待できます。耐久性に優れた塗料になりますので、Y様にご提案したところ希望通りだとの事で工事のご依頼をいただきました。
使用材料
日本ペイント ファイン4Fセラミック 1階(ND-184)・2階(ND-104)
外壁の調査の様子です。外壁はサイディングになります。サイディング外壁は塗膜で保護されており、太陽光や紫外線、風雨や塵埃等の外的影響を受けて塗膜が剥がれてしまいます。塗膜が剥がれてきますと劣化症状として粉状になり、直接手で触ると手が外壁の色が付着します。この劣化症状をチョーキング現象と呼び、塗膜が剥がれてきている事を意味しますので塗り替えのサインになります。チョーキング現象は塗料の劣化が原因になり、塗料に含まれている合成樹脂が分解され粉状になった顔料が表面に浮き出てくるので手で触ると粉状のものが手に付着するのです。
サイディング外壁の塗膜が剥がれると防水性が低下してしまいます。防水性が低下すると雨水を吸収しやすくなりますので汚れが付着しやすくなります。水分を好む苔が発生してしまう原因やサッシ廻りに付着した汚れが雨水で流れて雨垂れの原因になります。防水性の低下により汚れの付着や苔の発生は美観を損ねるだけではなく耐久性の低下に繋がります。
サイディングのひび割れの様子です。防水性が低下したサイディングは雨水を吸収すると膨張し、太陽熱等で乾燥すると収縮する動きが生じ負荷が掛かります。耐久性が低下すると負荷に耐えられなくなりますのでサイディングがひび割れてしまうのです。ひび割れてしまうと雨水が浸入してしまい、雨漏りに繋がりますので早めの対応が必要になります。
お問い合わせのきっかけになりました外壁の目地の劣化の様子です。サイディング外壁のシーリングが劣化し、ひび割れや剥離が発生しているのを発見しました。サイディング外壁は貼り合わせており繋ぎ目にはシーリングが充填されていますが紫外線や風雨等の外的影響により劣化してしまうのです。シーリングは雨水の浸入を防いだり、建物の揺れに合わせて外壁材等の破損を防ぐ緩衝材の役割を果たしています。
シーリングは紫外線や風雨、温度差の影響により劣化してしまい、柔軟性を保つための可塑剤が染みだしてきてしまいます。可塑剤が染みだして乾燥すると弾力性が無くなってしまいますのでひび割れたり剥離してしまうのです。隙間から雨水が浸入すると雨漏りに繋がりますのでシーリング打替え工事が必要になります。
外壁の防水性の低下は耐久性の低下に繋がりひび割れ等の原因になります。また、シーリングの劣化もサイディングが反ってしまう原因や雨漏りの原因になりますので定期的にメンテナンスを行う事でお家の寿命を延ばす事に繋がります。外壁は四季の寒暖の差や様々な天候の影響により膨張と収縮を繰り返しているので、負荷が掛かります。負荷に耐えられなくなると傷みの原因になり、雨漏りにも繋がりますのでY様に調査のご報告をし、外壁塗装工事のご提案をしたところ工事のご依頼をいただきました。使用する塗料は日本ペイント株式会社のファイン4Fセラミックになります。Y様のご希望により、1階と2階で色を分けたいとの事でしたので1階はND-184、2階はND-102にて施工致しました。
洗浄作業の様子です。外壁塗装工事では先ず、旧塗膜や汚れを除去するため高圧洗浄で丁寧且つ確実に洗い流していきます。塗装工事では高圧洗浄を行わないと新しい塗料が密着せず、塗料の耐用年数に影響してきます。旧塗膜や汚れが付着したままですと耐用年数が短くなってしまう事が懸念されますので高圧洗浄作業を必ず行います。洗浄作業をする際の順番としては、建物の高所から行い、破風板や軒天雨樋等の付帯部の汚れも水圧を調整しながら丁寧に除去していきます。外壁を洗浄しましたら高圧洗浄の作業は完了になります。
シーリングを打ち替える様子です。既存のシーリングをカッター等で切り込みを入れ撤去していきます。傷みが軽度でしたら手で引っ張りだせるのですが、進行しているとボロボロと崩れてしまいますのでカッター等の工具を用いて削りながら撤去していきます。既存のシーリングが残ってしまうと新しく充填するシーリングの接着力が落ちてしまいますので全て除去します。
シーリングを充填する外壁の目地部分に養生を行う様子です。マスキングテープで目地の両端に養生を行う事でサイディングボードにシーリングが付着するのを防ぎます。シーリングを充填する際の作業効率も上がります。
シーリングとサイディングの接着力を高めるためのプライマーを塗布する様子です。マスキングテープで養生を行ったらシーリングを充填する前に、プライマ
シーリングとサイディングの接着力を高めるためのプライマーを塗布する様子です。マスキングテープで養生を行ったらシーリングを充填する前に、プライマーを塗布していきます。サイディング外壁はある程度、動く事を前提に造られており外壁の目地部分に充填されているシーリングは地震等の揺れの際にサイディングボード同士の干渉を防いで破損させないための緩衝材の役割を果たします。また、雨水の浸入も防いでおりとても重要な部分ですので接着力を高めるためのプライマーを必ず塗布します。
新しいシーリングは長期耐久型ハイクォリティシーリング材のオート化学工業のオートンイクシードを使用致しました。オートンイクシードは特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合する事により、これまでにない耐久性、耐候性を実現した長寿命のシーリング材になります。耐用年数15年超の塗料以上の寿命を持つシーリング材で、その寿命は20年超とも言われており、長期に渡り大切な建物を守ります。
シーリングを充填する様子です。専用のカートリッジで充填し、専用のヘラで中に空気が入らないように押し込みながら均していきます。側面への密着度を上げるためでもあります。
シーリングを均していきましたら固まる前にマスキングテープを剥がします。シーリングが完全に固まってしまうとマスキングテープを剥がす際にシーリングが固着してしまい綺麗に剥がせなくなってしまいますので手際よく作業を進めます。
サッシ廻りにもシーリングが充填されていますが建物の構造上撤去する事が難しく、撤去する事で窓廻りの防水テープを傷めてしまい雨漏りに繋がる場合がありますので既存のシーリングの上に充填する増し打ちを行っていきます。シーリング充填作業の工程時にひび割れた箇所の処理も同時に行っていきます。
窓廻り等に塗料が飛散して汚してしまわないように養生を行う様子です。塗料が飛散したり、跳ねたりして汚れてしまわないようにする為、マスカー(ビニールシート)等で塗料が付着してはいけない箇所に養生をしていきます。
細かい隙間や境目もマスキングテープ等で塞ぎ塗料が入らないようにしていきます。養生の工程は、塗料による汚れ防止の他、仕上がりを左右する重要な工程でもあります。塗る部分と塗らない部分を明確に分ける事で作業効率も上がります。
外壁塗装工事の下塗りの様子です。外壁塗装工事は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りを行います。中塗り、上塗りに日本ペイントのファイン4Fセラミックを使用しますので下塗り塗料には日本ペイントのファインパーフェクトシーラーを使用しました。色は透明に近いので塗りムラが無いようにしっかり確認しながら塗布していきます。
ファインパーフェクトシーラーは、窯業系サイディングボードの塗替えに最適な下塗材で無機・有機ハイブリッド技術により開発されたエポキシ樹脂の効果により下地に対して高い浸透性と含浸補強性を持つと共に高い付着力が期待できます。
中塗りの様子です。中塗り、上塗りには日本ペイントのファイン4Fセラミックを使用しました。使用する塗料のファイン4Fセラミックは塩素を含まない弱溶剤4フッ化フッ素樹脂塗料になりますので耐候性に優れています。バイオ技術により藻・カビの発生を防ぎますので長期にわたり美観の維持が期待できます。
中塗り・上塗りに使用したファイン4Fセラミックの色は、Y様ご希望のND-184(1階)、ND-102(2階)になります。専用のローラーで塗布していき、細かい部分は刷毛を使用して丁寧に塗っていきます。
上塗りの様子です。中塗りの工程後、仕上げ塗りの2回目の上塗りを行い塗膜を厚く強固なものにします。中塗りと同じ塗料を塗っていきますので塗りムラが無いように丁寧に仕上げていきます。
上塗りの工程が進んでいます。完成までまであと少しです。塗料メーカーでは殆どの塗料の仕上げ塗りを2回行うように指定されています。メーカーが指定した回数を塗らないと色褪せも早くなりますし、耐用年数も短くなります。1階と2階の色を分けてある境目は最後にタッチアップを行い仕上げます。
付帯部の塗装の様子です。外壁塗装工事を行なう際には外壁以外の付帯部と呼ばれる破風板や雨樋、軒天や水切り等の塗装も行います。建築資材の殆どは塗膜で保護されておりますので付帯部も塗装する事により耐久性の保持に繋がり、美観の維持にも繋がります。
付帯部の塗装は2回塗りになります。下塗りの上に仕上げの塗装を塗りムラの無いように行い綺麗に仕上がりました。付帯部の塗装は外壁塗装工事と併せて行う事で防水性や耐久性の保持、美観の維持にも繋がります。
全ての塗装が終わりましたら、塗り残しが無いか確認しながらタッチアップを行い、外壁塗装工事が完了となります。ツートンカラーに仕上がった外壁はイメージ通りだと仰っていただけました。色褪せた外壁も艶が出て綺麗になりましたので大変満足していただけました。
私たち街の屋根やさんでは引き続き
新型コロナウィルス対策を行っており、飛沫感染のリスクを防ぐためマスク着用でお伺いさせていただいております。ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの安全管理を徹底致します
日本ペイント株式会社のファイン4Fセラミックにて外壁塗装工事を施工させていただいてから1年が経過致しましたので定期点検(1年点検)にお伺いさせていただきました。塗装工事では剥がれや膨れ等の不具合が発生してしまう恐れがありますが、定期的に確認する事が重要になります。外壁には汚れの付着も無く良好な状態でした。
外壁の塗装は勿論の事、雨樋や軒天、破風板等の付帯部も含めて色褪せも無く艶を維持しており問題はありませんでした。お家の玄関がある外壁面は普段から目にしやすいと思いますが、外壁面はそれぞれ日当たり等の影響で状態が異なりますので定期的に確認するよう心掛けてください。私たち街の外壁塗装やさんでは、お客様が毎日、快適に生活できるよう工事が完了しても定期点検にお伺いさせていただいており隅々まで確認させていただきます。
Y様に点検のご報告をし、特に問題は無かったことをお伝えし定期点検は終了となります。次回の点検は、隔年点検の3年点検になり2年後の点検になります。安心のアフターメンテナンス体制で今後も責任を持ってしっかりとサポート致しますにので引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
外壁塗装工事の費用につきましては税込657,800円から承っております。使用する材料により金額が異なりますので詳しくは私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2022年08月19日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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