こちらが工事前の
鉄製キュービクルの調査状況(無料点検)となります。
外観から見受けられる症状として◎キュービクル全体の変色と色のくすみ◎所々における錆び症状の発生が確認出来ます。
この様な状態になると
メンテナンスの必要性としては一目瞭然で、特に
塩害多発地域でもある事からも、更に細かく見ていく事で補修の有無や方法の確認等が事前調査においては必要となります。
細かい確認箇所の具体的な症状としてこの様な錆びの発生箇所の状況や状態が挙げられます。
例えば左側は錆びの発生は直ぐに確認出来ますが、それが開口症状にまで発展していないかを確認させて頂きました。
幸い表面の既存の塗装塗膜が剥がれているだけで開口症状にまでは至っていなかったので、この部分については
ケレンによる錆び落としと新たなテープ補修等の下地調整を実施し、塗装仕上げを行う事で対応していく事と致しました。
更に右側については同様に錆び症状からの開口確認を行い、こちらも
ケレン作業からシーリングを施しての下地調整、塗装仕上げで進めて参ります。
チョーキング現象からもキュービクル塗装の必要性が有ります
そして塗装の必要性の有無確認の最たる方法としてこの
チョーキング症状の確認が有ります。
御覧の様に表面塗膜がべったりと付着しましたので、表面の既存塗装塗膜が機能していな状況がハッキリと判る状況でした。
これらの状況を総合的に鑑みて、やはり早急な塗装メンテナンスが必要と判断させて頂き、塗装提案をさせて頂く事となりました。
調査状況からキュービクル塗装工事ご提案までのポイントとして
◎全体の変色と色のくすみ(チョーキング現象の確認)◎錆び発生箇所のその劣化の進行状況◎キュービクルならではの特性(電気設備)からの開口症状に至る前の早めのメンテナンスの必要性◎地域柄からの特性(塩害発生地区)からの早期の対策の実施となります。
以上の事からお客様にもご理解を頂き、弊社で工事を進めて行く事となりました。
作業の方は先ずはケレンを始めとした下地調整作業となります。
実施させて頂いた下地調整作業の内容として◎既存の補修テープの除去◎錆び箇所の手ケレン作業による錆び落とし(キュービクルは電気設備の為、サンダー掛けケレン等は十分な注意が必要です)◎全体の目荒らしケレン◎取り合い箇所シーリングによる補修これらの下地調整を実施した上での塗装施工となります。
使用する塗料は日本ペイントのファインフッソ(高耐久塗料)になります。
フッ素塗料は高耐久の塗料となり、こちらは再三申し上げている通り塩害地域となりますので、当該塗料での施工となりました。
ちなみに塗料のグレードとしては◎アクリル塗料◎ウレタン塗料◎シリコン塗料◎フッ素塗料の順に耐久性が向上していきますので、ご参考にして頂ければと思います。
塗装作業は
下塗り塗布工程から行います。 下塗りとは主剤塗料(今回においてはファインフッソ)の前にその密着性を高める為の準備塗料の塗布工程となります。
今回使用した材料は同様の日本ペイント製のファインプライマーⅡ、錆びの拡大等の抑制機能も有りますので、耐久性の面においても期待値の高い材料となります。
下塗り作業を終えていよいよ主剤塗料となるファインフッソを使用しての塗装工程へと移行します。
これが
中塗り作業となります。中塗りと呼ばれる所以はこの仕上げ塗りの上塗りを行う事となりますのでこの呼称となります。
要は主剤塗料2工程掛ける。これが塗装における基本工程となります。
上塗り作業で塗装の仕上げとなります。
全体を見据えながら塗り漏れ等が無い様に丁寧に作業を進めて参ります。
更に完成の前に今一度全体チェックを行い、細かい箇所も含めてタッチアップ手直しを実施して塗装を仕上げて参ります。
タッチアップも完了し、付着防止措置の養生も撤去して工事の完了となりました。
今回はキュービクル外側がメインの塗装となりましたので電気設備を停めずに施工致しましたが、内側を施工する場合は電気設備を停止させて施工させて頂く場合も有ります。
補修箇所もそれぞれの下地補修方法を駆使して施工させて頂きました。
各所とも問題無く仕上がりましたので、当面しばらくはこの状態を維持してくれる事となります。
これでキュービクル塗装の完了です! 見違える程綺麗にもなりお客様にもご安心頂けました。
私たち街の外壁塗装やさんは、通常の
外壁塗装工事は基より、この様なキュービクル等の
部分にに特化した施工等もご対応させて頂いております。
皆様も是非お気軽にご相談下さい!
記事内に記載されている金額は2023年10月20日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。