樋の取り付けてある鼻隠し部分の塗装塗膜が剥離していました。また外壁も苔、藻が多く発生しており意匠性が低下していました。見積もりは３社より取られていましたが、弊社のアウトレットプランと価格を気に入って頂き、ご契約頂きました。
ビフォーアフター
工事基本情報
倉敷市串田Ｅ様邸現調時に、樋の中に苔が膨大に生えているのを発見しました。部位は北面の日が当たらない場所、どうやら屋根から落ちてきた苔が樋に転がり落ち、そこで写真のように水耕栽培のごとく苔が大発生したんだと思いました。
苔が大発生していまったため、雨が降った時に、樋に落ちた水が流れが悪くなりオーバーフロー。雨が降るたびにこのような現象を繰り返してしまい、鼻隠しにいつも水がかかり、塗装塗膜を傷めてしまったと推測出来ます。
樋は仮設足場を架けたと同時に全て撤去し廃棄させて頂きました。その後、鼻隠しの剥離している塗膜を除去し、クリンマイルドシリコンで綺麗に塗装しました。そして樋は新たにパナソニックのファインスクエアという大型樋に交換。この樋は表面に樋金具が見えないため、鼻隠しと樋が一体成型しているようで綺麗に納まります。こうしておけば今後不具合を引き起こす事は無いでしょう。
苔や藻の発生が多い場合、高圧洗浄だけでは取りきれない場合があります。このような場合は、次亜塩素酸ソーダを希釈したバイオ洗浄が有効です（出来合いの製品）。この処理をする事で苔や藻の根っこの部分も殺菌出来るので、塗装後にすぐに苔や藻が生えてきたという事はなくなります。この処理をしないで塗装した場合、１年も経過しないうちに、また苔や藻が発生してしまったという例もあります。ですのでバイオ洗浄は有効だと思います。※バイオ洗浄しても塗料に防カビ材を入れない場合は、数年先にまた生える可能性はあります。
外壁下地はモルタルでクラック(ひび割れ)が入っていました。大きなヒビ割れはＶカットし補修しますが、軽微なクラック（１ｍｍ以内）はソフトサーフＳＧを塗布する事でほぼ隠れてしまいます。
ソフトサーフＳＧはコーキングの粘度を緩くしたような材料で粘性があります。乾燥後も多少のクラック（ひび割れ）であれば塗料自体が伸縮しますので、表面に出ない仕組みとなります。
ソフトサーフＳＧが乾燥し、その後に弾性クリンマイルドシリコンという上塗り材で仕上げます。この塗料は主剤と硬化剤を機械で混ぜ合わせ化学反応させて硬化させるタイプの塗料です。乾燥時間も夏場だと１５分程度で表面乾燥し、手で触っても大丈夫な状態となります。半日以上空けてさらにもう一回上塗り致します。下地のサーフＳＧも微弾性、上塗りのクリンマイルドシリコンも弾性塗料ですので、微細なクラック（ひび割れ）は今後発生しなくなります。
記事内に記載されている金額は2019年06月20日時点での費用となります。
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