過去に一度ウレタン塗装で塗り替えをしましたが、海も近いせいか外壁屋根の色が10年経過しないうちに色褪せしてきました。再々塗り替え出来ないので、どうせ塗り替えするなら長持ちする塗料でしたいと考えておりました。たまたま市のリフォーム助成金も活用出来たので、塗夢さんの提案を聞き、屋根外壁を無機塗料で塗り替えする事としました(お客様 談)
備前市日生は瀬戸内海の海が近くに隣接しており、塩害を受けやすい地区です。家の部位でいうと鉄部が塩害を受けます。塩害を受けると錆が湧いてきます。そのまま放置していると穴が開く事もあります。お客様は10年くらい前にウレタン塗装で塗り替えしていますが、屋根の棟鉄板部分やバルコニーの軒天の鉄部はなかり錆が出てました。
↑錆びた鉄部は、ワイヤーブラシ等で表面に付着した錆を除去していきます。この作業は入念に行います。そうしないと錆が多く残っている上に錆止めをしても効果が薄いためです。完全除去するのが一番望ましいですが、鉄板の厚みが0.4mm程度ですから、サンダー等でケレンした場合は穴が開く事もあるので、手作業で錆を除去します。
↑棟のケレン作業を十分にした後に、エポキシ系の錆止めを2回塗布しました。これは塩害を考慮した仕様となります。
カラーベストの施工仕様は、まずは屋根全体を高圧で洗浄します。十分な乾燥を取り、その後はエポキシ系のシーラーを1回塗布します。次に無機質系樹脂塗料を2回塗布し完成させます。無機の塗料は現在市販されている塗料では、耐光性保持率が最強であり、外壁だと約20年、屋根ですと約15年は持つとされています。シリコン系の塗料と比べると約2~3倍長持ちする塗料となります。
倉庫の入口にも鋼製のシャッターがあり、そこもエポキシ系錆止めを2回塗布し、最終仕上げは意匠性を考慮し低圧ガンでスプレー塗装しました。通常は刷毛とローラーで塗る事が多いのですが、ここ一番という時にはスプレー塗装が格段に綺麗に仕上がります。
色打ち合わせの際に、前回の塗り替えでは1色で変化が無かった。今回はお客様の要望で2色にしたいとの事でした。しかし家の中間に胴差しが無いため、2色での配色は難しいと説明。バルコニーにアクセントカラーを入れる提案をさせて頂きました。ここの部分を黒っぽい色にし、差し色を入れる事で、家全体が締まった感じになりました。
備前市日生のY様邸では、塩害を受けやすい地域ですので、家に付帯している鉄部全てにエポキシ系の錆を2回塗布させて頂きました。また屋根と外壁の塗料は無機質系樹脂塗料で塗り替えさせて頂きました。どの部位に関してもクラス最高の塗装仕様で施工させて頂きましたので、今後はかなり長持ちしてくれると思います。塗り替え工事はお客様の立地条件により、塗料の持ちにかなりの差が出ます。また下地をどのように処理するかにより寿命も変わります。今回も弊社が持てる技術の粋を結集し施工させて頂きました、お客様にも大変喜ばれ良い仕事が出来たと自負しています。Y様どうもありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2019年06月20日時点での費用となります。
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