築35年を超えたので、屋根の劣化が著しく進行して来ました。特に棟瓦の漆喰は剥がれ落ちこのまま放置してしていると崩れ落ちる状態でした。また外壁の鉄面部分も錆が発生しており意匠性も低下していました。お客様もそこらは十分理解されており、たままた弊社のチラシが目に留まりお問い合わせ頂き、受注させて頂きました。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 屋根外壁塗装 KFケミカル 無機質系樹脂
使用材料
屋根セミフロンスーパールーフⅡ 外壁クリーンマイルドシリコン
築35年を超えてくると屋根のセメント瓦の劣化状況は著しく低下して来ます。写真で見ても解るように表層の塗膜は捲れ、また棟部分の漆喰も剥がれおち、痛ましい感じになっています。通常ここまで屋根の傷みが進行してくると、葺き替えをお勧めするのですがお客様的には、長期に住む予定が無いとの事で、今回は棟を修繕し塗装させて頂きました。
通常ここまで屋根瓦にコーキングを盛り付けいる事はないのですが、あちこちに割れが生じており、今後割れた部分を破断させないためにはコーキングを太く盛り付けた状態が望ましいと思います。もちろんこの状態は見た目が悪いのですが、お客様の要望で見た目より機能を優先して欲しいとの事で、こうした補修方法でさせて頂きました。屋根全体に数十箇所コーキング処理を行いました。
棟漆喰を積み替え、ケレンも入念し旧塗膜が取れるだけ取り切りました。その後に高圧洗浄で洗い、シーラー処理後にKFケミカル 無機質系樹脂 セミフロンスーパールーフⅡを二回塗布しました。下地がかなり脆弱でしたが、きちんと下地調整が出来ましたので屋根葺き替えには勝てませんが、今後もそうとう長持ちしてくれると思います。
雨戸はアルミ製品でしたが、表層部分にボコボコとアルミ劣化特有の凹凸感があり、かなり劣化が進行していました。中連の雨戸も交換となると一枚が一万以上しますから、出来るだけ塗装で綺麗に仕上げました。雨戸の仕様はケレン(磨き)エポキシ系錆止めを入れクリーンマイルドシリコンを2回塗布しました。とれも綺麗になりました。
下屋根のカーラー鉄板も雨戸同様にケレンして高圧洗浄で洗浄、その後エポキシ系錆止めを入れ、クリーンマイルドシリコンのこげ茶色で仕上げさせて頂きました。新築時のようになっています。
外壁塗装は既存外壁は工場から出荷された、スタッコ薄吹き仕上げでした。現調時は手で触ると表層の塗膜がボロボロと剥がれ落ちる状態でした。2液のエポキシ系シーラーを通常より多めに塗布し、表層の剥がれを抑制しました。ここまで下地調整をすると安心できます。仕上げはSK化研 クリーンマイルドシリコン(アウトレット)を2回塗布しています。アウトレット塗料でもSK化研のクリーンマイルドシリコンなので今後も綺麗で長持ちしてくれると思います。今回の工事は棟漆喰の積み替えや、カーポート波板張替等があり全体の予算は通常より上がりましたが、外壁をアウトレット提案させて頂いた事で見積もり金額から10数万引かせて頂きました。ご縁を頂きましたH様、どうもありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2019年06月20日時点での費用となります。
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