最近は朝晩が少し肌寒くなってきましたね。季節の変わり目は住まいの傷みに気づきやすいタイミングでもあります。
今回は、そんなタイミングでご相談いただいた「ベランダの防水塗装工事」の施工事例をご紹介いたします！
ビフォーアフター
工事基本情報
施工内容
部分塗装 防水工事
防水工事で最も大切なのは下地を整えること。
長年の汚れやほこり、藻などをしっかり落とすことで、後から塗る防水塗料の密着性がぐっと高まります。
その後にプライマーという接着剤の役割をもつ塗料を全面に塗布します。これにより、防水塗料がしっかり定着し、長持ちする仕上がりになります。
下地が整ったら、次に「緩衝シート（絶縁シート）」を全面に貼っていきます。
これはベランダの下地と防水層の間に挟むシートで、下地の動きによるひび割れを防いだり、防水層の耐久性を高めてくれる大切な工程です。シートを丁寧に貼り込むことで、仕上がりの防水層がより長持ちするようになります。
さらに今回は「脱気筒（だっきとう）」も設置しました。
脱気筒は、下地から出てくる湿気や空気を外に逃がすための部材で、これを設置しておくことで防水層が膨れたり、浮いてしまうトラブルを防ぐことができます。「見えない場所での安心をつくる」ための、プロとして必ず入れておきたい工程です。緩衝シートと脱気筒を組み合わせることで、後に施工するウレタン防水材がしっかりと働き、より長く安心できるベランダへと仕上がっていきます。
1回目で膜をつくり、2回目で厚みを確保することで、丈夫で弾力のある防水層が完成します。塗り重ねるごとに表面が滑らかになっていき、職人としても仕上がりが美しくなるのは嬉しい瞬間です。
仕上がりは明るく清潔感があり、見た目も気持ちよくリフレッシュされました。お客様からも「きれいになった！」と喜んでいただけました。
記事内に記載されている金額は2025年11月15日時点での費用となります。
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