こんにちは、静岡県沼津市の街の外壁塗装やさん沼津店です。
最近、羽アリやシロアリのご相談が増えてきました。
アリの被害はシロアリに限らず、秋に活発になるサクラアリ(黒や褐色の羽アリ)などが、室内のすき間から大量に侵入してくるケースもあります。
木材を食べてしまう訳ではなくとも、室内に大量のアリが湧くのは大変不快です…
今回ご紹介するのは、築年数の経った土間基礎(地面が土のまま見えるタイプ)のお住まいで行ったシロアリ防蟻・駆除工事の様子です。
古いお住まいでも、適切な処置を行うことで長く安心して暮らせるようになります。今回は、その手順やポイントを分かりやすくご紹介します。
床下調査と環境の確認 土の地面が見える基礎はシロアリが入りやすい
まずは床下に潜り、湿気の状態・木材の傷み具合・シロアリの痕跡を丁寧に確認します。
昔ながらの土の地面が見える基礎は、コンクリートのベタ基礎に比べて湿気が溜まりやすく、シロアリが侵入しやすい構造のため、念入りな点検が必要です。
床下では、
・木材の軟化
・食害跡(筋状のかじり跡)
・蟻道(アリのトンネル状の道)
などをチェックし、状況に応じた防蟻処置の範囲を決定します。
調査後、床下全体に薬剤を散布していきます。
土の地面そのものに散布することで、地面から上がってくるシロアリを寄せ付けないバリアを作る効果があります。
さらに、
・床下の木材(大引き・根太・束柱)
・土台周り
にも薬剤を丁寧に吹き付け、木材への食害を防止します。
狭い場所や見えにくい所も丁寧に処理することが大切で、床下全体をまんべんなく覆うよう慎重に施工します。
写真にもあるように、今回は室内側の柱にも薬剤を注入しています。
特に浴室まわりは湿気が多く、シロアリが好む環境のため、内部までしっかり薬剤を届かせておく必要があります。
柱の表面に細い穴を開け、ノズルを差し込み薬剤を注入することで、
・柱の内部に潜んでいるシロアリの駆除
・今後侵入してくるシロアリの防止
が期待できます。
注入後は穴を丁寧に塞ぎ、見た目もなるべく自然な状態に戻します。
薬剤散布と注入が終わったら、床下の状態を再度確認します。
しっかり処置が行き渡っているか、施工範囲にムラがないかをチェックし、施工完了となります。
シロアリ対策は一度行えば終わりというものではなく、
・5年前後を目安に再点検
・湿気対策(換気・通気性の確保)
・水まわりの漏水チェック
を行うことで、住宅をより長く守ることができます。
古い建物では特に、床下の状況が短期間で変わることがあるため、定期的な見守りが重要です。
シロアリは気付かないうちに内部を食べ進めるため、「気付いた時には大きな被害になっていた」というケースも少なくありません。
「床がきしむ」「水まわりが古くなってきた」「一度しっかり調べてほしい」など、気になる点がある際は、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年12月03日時点での費用となります。
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