沼津市の木造2階建てアパートのモルタル外壁が大きくひび割れ、フカフカ浮いている箇所もありました。
外壁を剥がし調査したところ原因はシロアリ被害によるものでした。
沼津市の在来工法の木造2階建てアパートのモルタル塗りの外壁が大きくひび割れていると、入居者の方から大家さんに連絡が入り、心配になり状況を知ったとの事でした。
調査をさせていただいた結果、ひびの入り方が通常の入り方ではなく、モルタル外壁が浮いているような箇所がありました。
また外壁を押さえると微妙にブカブカして、外壁下地面が柱・間柱から離れてしまっているようでした。
程度にもよりますが、建物が歪んだりしてもこのようなひび割れ症状はまずないです。
ここまでひび割れが酷い状態になれば建物のコンクリート基礎が目視できるほどです。
しかしながらヘアークラック位しかないので、地盤沈下の原因・建物の構造的な物が原因ではないと思います。
大家さんの了解のもと、外壁を剥がしてみることにしました。
剥がしながら「おや?」と思ったのは釘が効いていない感覚でした。
剥がして驚いたのはシロアリの痕跡でした。
その被害は2階付近まで達していたのです。
不幸中の幸いにも土台と通し柱・管柱が不思議とシロアリ被害に遭っていなかったことです。
発見が2~3カ月遅かったら、被害はこの程度ではすまなかったと思います。作業の手順です。
まずシロアリ被害に遭っている箇所をチェックし、補強をしながら各部材を途中から切断したり添木などで補強したりします。
柱や梁などをそっくりそのまま入れ替える訳にはいかないので途中から繋いで金物で補強をして対応していきます。
骨組み関係が一通り終了したところでシロアリ業者さんに薬剤を散布してもらいます。
壁下地である荒し貫材に代わって針葉樹の構造用合板を張っていきます。
外壁補強後、下塗りを行いモルタル塗料を塗っていきます。
下塗り、中塗り後モルタル塗料を塗り最後の仕上げに入ります。
10日間ほど養生期間終了後、塗装にて仕上げ上塗り材を塗ってすべての改修工事すべてが終了いたしました。
自身の建物がシロアリの被害に遭っている、という事とそれを発見するといった事は難しいと思います。
例えば近くでシロアリ被害に遭ったという情報や、羽蟻を見かけたなど日頃に留意しておく事が肝要です。
また建物の廻りに木質系の物を長期間置かない事。
費用は発生しますが5年毎にシロアリ消毒を依頼されるのも確かな対策です。
記事内に記載されている金額は2021年02月02日時点での費用となります。
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