経年劣化の症状が色々と気になってはいたけれど、全部やると高くなるし・・・と、悩まれていました。いろいろなパターンのお見積をお持ちして、じっくりお話をしてじっくり考えて頂いた結果、全部やろうという結論に至ったそうです。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 足場工事 現場調査・点検 塗料 その他の塗装 木部塗装 鉄骨塗装 波トタン貼替え等
使用材料
【外壁】ナノコンシーラー,ナノコンポジット,クリヤー【トタン屋根】シャネツトップワン(チャコール)
長野県飯田市の伝統的な和風住宅の外壁塗装工事です。
少し前によく見られた漆喰の黒壁の家です。
道路沿いのよく目立つお宅ですし、せっかくステキな日本家屋ですので、私達も気合が入りました!
外壁の黒い部分は漆喰で、腰壁は「ミュールコート」仕上げです。
「ミュールコート」とは、小さな石粒を樹脂に塗り込むような塗装で、独特の仕上がりになる仕上げ材です。
昭和の住宅ではこの黒い壁とミュールコート仕上げの外壁はよく見られました。
しかしその黒い壁はすっかり色褪せて白っぽくなってしまい、ミュールコート仕上げの壁と木柱の間にはなかなか大きめの隙間ができてしまっています。
破風板や玄関などにもふんだんに木材が使われて露出しているのですが、やはり経年劣化で色褪せ、傷んでいました。
母屋と隣接する離れがあるのですが、こちらも同じような状態でした。
また鉄骨階段や母屋との間に設けられたポリカーボネートの差掛け屋根の下地も、錆が出たり変色して劣化しているのが分かります。
外壁や木部、鉄骨を塗装し、ポリカーボネートは交換することになりました。
毎回、足場屋さんには事前に現地調査をしてもらい、足場用の図面を描いてもらっています。
当日はその図面に従って、手際よく足場が組み立てられます。
写真に見える黄色いものは「保護カバー」です。人や車の出入りがあるところに安全のために取り付けます。
足場は、職人が安全に効率よく作業を進めるためにも必要なものです。
足場が組めたら職人が入って、洗浄作業から進めていきます。
この段階で、汚れや古い塗膜などをなるべくきれいに洗い流してしまいます。
母屋と離れの他にもうひとつ、物置小屋がありました。
農作業で使う道具などが置かれていて、現役で活躍している小屋です。
こちらも今回すべて張り替え、雨樋も取付けました。
雨樋を取付けることで雨が降っても地面がぬかるむことがなくなり、安心して利用できるようになりました!
塗装の前に、外壁と木柱の間に出来ていた隙間を、コーキングで埋めて補修します。
どのケースでもそうですが、まず傷んでいる下地をしっかり補修してから塗装に移っていきます。
そして塗装前にもう一つ工程があります。
「養生」です。
サッシ周りや木部など、塗料が付着してはいけない所を専用のビニールシートで覆います。
場合によっては庭木なども覆うことがあります。
漆喰の壁に下塗り材として使用しているのは水谷ペイントの「ナノコンポジットシーラー」です。
中塗り・上塗りに使用する「ナノコンポジットW」の専用の下塗り材です。
透湿性・旧塗膜との付着性に優れています。
「ナノコンポジットW」という塗料で、上塗り1回目=中塗りを施工します。
この塗料は水谷ペイント独自の技術により、耐変色性や耐汚染性に優れ、シックハウスの原因物質の拡散も抑えるという「エコ塗料」です。
化学物質を気にされる方は、この塗料も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
各工程で、十分な乾燥期間を設けています。
最後に2回目の上塗りで仕上げていきます。
合計3回の塗装を終えた黒壁はとても美しい仕上がりになりました。
ミュールコート仕上げの外壁部分は、クリヤー塗装をしています。
ミュールストーンの剥がれなどが見られなかったので、クリヤー塗装のみで美しいツヤをよみがえらせることが出来ました。
木部は「ニューボンデン」という浸透型の保護塗料を使っています。
防虫・防腐・防カビ・防蟻性能があり、しっかり木部に浸透します。
木目もしっかり出ていますね。
木部は高いデザイン性がある一方で、傷みやすい部材でもあります。
メンテナンスは3~5年を目安にすると良いと思います。
一部トタン屋根は、アステックペイント社の「シャネツトップワン」という金属屋根専用の塗料で塗装しました。
この塗料は
防錆力があるので、あまり傷みがない場合は通常の「下塗り(錆止め)」を省いて、2回塗りで仕上げることができます。
遮熱効果のあるシリコン塗料です。
コスト削減にもなりますので、お勧めです!
鉄骨部分は、しっかりケレン作業を行って下地調整をして塗装しました。
こちらは2回塗りで仕上げています。
鉄は丈夫で、本来であればとても安心できる部材です。
しかし錆が出て劣化が始まると、一気に危険なものに変化してしまいます。
木部同様、できれば早めのメンテナンスをお勧めします。
鉄骨の屋根下地がきれいに塗装できたところで、新しいポリカーボネートを設置します。
見違えるように美しくなりました!
完成です!
施主様も、綺麗になったと、とても満足してくださいました。
気になっていたことが一つ片付くとすっきりしますね。
今回の施主様は、思い切って全部一気に片づけてしまわれましたが、もちろん、ここだけ何とかならないかしら・・・というご相談も伺います!
遠慮なくご連絡くださいね。
街の外壁塗装やさん飯田・伊那店ではお客様のご要望やニーズに合わせて一緒に考え、お客様にあった最善の提案をさせていただいております。
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